橋本屋吉次郎電子日誌

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犬山城

2008-05-04 | お城巡り(日本100名城)

国宝でもある天守は全国の現存するもののなかで最古とされています。
望楼型と呼ばれ、正面から見ると二階建ての家の屋根に望楼を乗せた比較的単純な構造になっております。

内部の階段もはしごに近いほどの急なものです。
各階の床は下の階の天井を兼ねた一枚板で、虚飾を持たず、実践型の天守閣です。
なお、国宝天守閣は、姫路城・松本城・彦根城とこの犬山城の4つのみです。

丘陵と周囲の平地をあわせた「平山城」ですが、天守の背後の木曽川が自然の要害となっています。
木曽川を越えて兵を出したり忍びを送ったりするのは難しく、正面からの攻撃に専念できる地形になっております。
現在ではこの風光明媚な様子を楽しむことができます。
別名の白帝城は、三国志の劉備が臨終を迎えたことで有名な長江沿いの白帝城にちなんで荻生徂徠が命名したと伝えらています。

織田信康が築城したのち、尾張と美濃の国境という重要な地理的ポイントのため、何度も城主を変えながらも城は維持されてきました。
明治以降からなんと平成16年まで、全国的に珍しい(尾張家の家老でもあった成瀬家の)個人所有でした。
現在では財団法人犬山城白帝文庫が所有管理しているそうです。

なお、場内の土産物屋兼茶店にこんな看板が出ていました。

このあたりでは(橋吉家も)ところてんは一本箸で食べます。

コメント (4)
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