安土城は天下統一を夢見る織田信長が造った城ですが、彼が本能寺で亡くなった2週間後に消失してしまいました。
安土城跡に行く前に「安土城天主 信長の館」へ訪れると良いでしょう。
安土城の最上部5階・6階部分が原寸大に復元されています。
ですが、このくらいは許してね。
すぐ隣にある安土城考古博物館には安土城はもちろん、縄文時代からのこの地の歴史が展示されています。
ここで予習しておくと、石垣しか残っていない安土城跡ですが往事を忍ぶことができると思います。
拝観料500円(以前は無料だったのに・・・)で安土城趾にはいりました。
受付を過ぎると羽柴秀吉邸跡と前田利家邸跡が向かい合わせになり、その間をまっすぐ大手道の石段が構えております。
写真は羽柴秀吉亭です。
天主跡まで405段の石段がありますが、キツイのは前半です。段差が大きく、木陰も少ないですが、後半になり折れ曲がっている部分は比較的楽ですからあわてずゆっくり登りましょう。
登城口には杖が用意されています。
信長公本廟、本丸跡を過ぎると天主閣(安土城のみ天守でなく天主)の跡です。
はじめて天守閣ですが、礎石の間隔が密であることからりっぱなものであったことが予想できます。
ここからは琵琶湖や西岸の山々がパノラマで見られます。
安土城には見寺という信長が他所から移築したお寺があります。
三重塔と仁王門は15世紀に建てられたもので重要文化財ですが、本堂は焼失し徳川家康邸跡に仮本堂を建て現在に至ります。
家族で訪れましたが、ハイキングコースとしてもなかなか良かったです。