富山城は富山市の中心地、官庁街の中にあります。
室町前期から存在した古い城であるが、現在の場所に築城したのは佐々成政といわれています。
富山城はもともと天守の存在しなかった城であり、天守に見える建物は富山市郷土博物館です。
もともと天守のなかった城、存在したが不明な城に、建てられた天守「復興模擬天守」とよんでいるがこの中でも戦後いち早く建てられたこの建物は国の登録有形文化財に指定されています。
門を入ると枡形になっています。
最上階は展望台になっていますが、安全のためかハト害対策か金網に囲まれていたのは残念でした。
創建当時の石垣を見ることもできます。
「富山県民は佐々成政が好きです。前田家は嫌いです。」と知り合いの富山県出身者が述べておりましたが、この博物館でも「佐々成政は5年しか富山を治めていなかったが、たいへん慕われている」との解説がありました。
しかし、城内の銅像は二代目藩主の前田正甫(利長の次男、利家の孫)です。
富山城唯一の現存建築遺構といわれている千歳御殿です。
しかし、この立て札はなんか威圧的ですね。
城址公園内には富山市佐藤記念美術館も建てられています。
この建物を裏から見ると、隅櫓のようです。
さらに建物の内部に茶室も造られていました。
公園内には子供たちの遊具も設置されており、そこには9600形蒸気機関車が展示されていましたが、
状態はおせじにもいいとは言えませんでした。
高岡城にもありました。富山県の方は船でのお堀巡りがお好きなようです。
現在あちらこちらで、整備工事が行われています。
平成26年の完成予定です。