初めてパソコンを自作したのが16年前、当時は市販品に比べ安くついたのです。
割高であったノートパソコン比較すると1台分の価格で、自作デスクトップが2台作成できました。
また、このころはまだ性能的に「デスクトップ>ノート」の時代であり、拡張性の高さも重要なポイントでした。
それ以来、作ったPCはなんと7台。
我が家で稼働中の4台もすべて自作です。
ここまで自作を続けたのは・・・「楽しい」からでした。
経済性を考えて自作を始めたのですが、いざやってみると楽しい。
というのも、プラモデルや日曜大工と同様にものを作り上げると言うこと自体がおもしろいですし、基本的にねじを締めてコードをつなぐだけですから、私のような雑な人間でもきれいにできあがります。
また、市販品に負けない実用性も誇りです。
なによりも、組み立て上がって起動するときのドキドキ感は言葉に表せません。
飛行機の設計士は試験飛行の時きっとこんな気持ちなんでしょうね。
しかし、自作が割安だった時代はとうに過ぎてしまいました。
今では、DELLコンピューターと同等の製品を作ろうと思っても、どう頑張ってもあの価格ではできません。
また、デスクトップの優位性もなくなりました。
性能ではノートパソコンも変わらないし、拡張性なんて死語になりつつあります。
PC自作に関する雑誌も次々と廃刊し、ショップも少なくなってしまいました。
私自身もそろそろ潮時かと思っています。
今までは仕事との互換性を考えてWindowsを使ってきましたが、iPhoneを使い始めてからはMacに乗り換えようかななんて思っていますので、だんだん自作意欲も薄れてきました。
ただ、我が家で稼働中のPCのうち1台がWindows XPなのです。
ご存じのようにXPは、2014年4 月9 日(日本時間)をもってサポートを終了します。
この日以降も動くことは動くのですがセキュリティホールがあっても、そのまま放置されるので、鍵のない家に住むようなものなのです。
こんな話を職場でしたところ、「昔は鍵なんてかけなかったもんだ」なんて言った人がいました。
ムラ社会の時はそれでも良かったのですが、ネットの世界は国際化しています。
PCを遠隔操作されて、誤認逮捕されたなんて事件が昨年ありましたよね。
なお、Windows 8.1の作動条件は、
CPU: PAE、NX、SSE2 をサポートする 1 GHz 以上のプロセッサ
メモリ: 1 GB (32 ビット) または 2 GB (64 ビット)
ハード ディスクの空き領域: 16 GB (32 ビット) または 20 GB (64 ビット)
グラフィックス カード: Microsoft DirectX 9 グラフィックス デバイス (WDDM ドライバー付き)
ですので、我が家の自作3号機でもインストール可能です。
ただ、基本設計が10年前なのでこれを作り直すことにしました。