橋本屋吉次郎電子日誌

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岩国 城下町を歩く

2015-04-13 | お城巡り(日本100名城)

岩国城を見学し終え、ロープウェイで降りてきました。
このまま帰ってはもったいない。
岩国はまだまだ見所たっぷりなのです。

【横山白蛇観覧所】

岩国市横山2丁目4-2

ロープウェイ駅の向かいにあります。
入場は無料ですが、協力費を求めていますので100円寄付しました。


白蛇は、アオダイショウのアルビノ(色素ができない突然変異体)です。
通常、アルビノは天敵に見つかりやすく自然淘汰されるのですが、米蔵の鼠を餌にすることもあり幸運を呼ぶ家の守り神として大切に保護され、岩国ではよく見られるそうです。このような観覧施設は市内に何か所か設置されています。


【香川家長屋門】

岩国藩家老香川氏の表門です。


【旧目加田家住宅】

江戸時代中期に建てられた中流武家屋敷です。
錦川の氾濫に備えて二階建てになっているのですが、藩主が通る際に見下ろすことがないように配慮し、表側は大屋根としてあり、一見して平屋に見えます。


【吉川家墓所】

岩国吉川家初代広家から、六代経永を除く十二代経幹までの当主及び一族の墓が、51基立ち並んでいます。


【紅葉谷公園】

江戸時代からあったいくつかの寺院跡地を公園化したものです。
名の通り紅葉の名所なんですが、
この季節ですから、代わりに桜や桃の花が楽しませてくれました。

 


【藤岡市助像と岩国美術館】

藤岡市助は岩国生まれの工学者・実業家で、日本に電気・電球灯の普及させ「日本のエジソン」・「電力の父」とも評されています。
東京電気株式会社(後の東芝)創業者でもあります。

岩国美術館は、日本の優れた伝統文化・芸術品が展示されていました。
美術好きだけでなく歴史が好きな人も是非とも寄ってみるべき施設です。
 開館時間: 9:00〜17:00(12月から2月は ~16:00)
 休館日: 木曜日(祝日の場合は翌日)
 料金: 大人 800円,,・大学生 500円,小・中学生 200円


野外展示されていた木炭自動車
戦中戦後に使われていたものではなく、復元されたもので、ガソリンエンジンも使用できるハイブリッド仕様のようです。


【吉香神社(きっこうじんじゃ)】

岩国藩主吉川家の先祖が祀られています。





これはは何でしょうか。
愛知県では見られない風習です。


すこく高い常夜灯
義済堂とは現存する岩国市内のアパレルメーカーです。


錦雲閣
かつてここには岩国城の櫓がありました。
現在は絵馬堂となっています。
 

【岩国徴古館】

吉川家ゆかりの文書、歴史資料、美術工芸品などの他に、錦帯橋に関する展示があります。石造り風の重厚な建物も必見です。
 開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
 料金: 無料
 定休日: 月曜日(祝日のときは翌日)・祝日・12/28日~1/5・展示替えによる臨時休館


【吉川資料館】

岩国藩主吉川家に伝来した歴史資料や美術工芸品を収蔵しています。
正門として使用されている昌明館付属屋長屋門 は1793 (寛政5)年 に七代藩主吉川経倫の隠居所として建造された建物の一部です。
 開館時間: 9:00~17:00(入館は16:30まで)
 料金: 大人 500円,大学・高校生 300円,小中学生 200円
 休館日: 水曜日(祝日の場合は翌日),年末年始,展示替え(年4回)

 

【岩国高校記念館】

旧制岩国中学校の後者として建てられ、その後、岩国高等女学校の校舎、岩国中学の武道場、岩国高校の体育館として使われてきた建物です。


懐かしいです。
私も小学校低学年までは明治期に建てられた校舎ですごしました。


【佐々木小次郎】

佐々木小次郎の出自については、諸説ありますが、吉川英治は小説「宮本武蔵」で周防国岩国の出身と書いています。


また、錦帯橋のたもとにあるこの柳を相手に燕返しが編み出したとしています。
もっとも、錦帯橋ができたのは巌流島の決闘の60年後であるのでこれは吉川の創作であるようです。


【槍倒し松】

江戸時代の大名行列の先頭には「槍持ち」がいて、街道では槍を垂直に立てて進むが、他の大名の城下では槍を倒して通るのが礼儀とされていました。
ところが、岩国を通る大藩の中には、槍を立てたまま城下を通過する者がいました。
これに憤慨した岩国の武士が、槍を倒さなければ城下を通れないように、錦帯橋のたもとにわざと邪魔になる松を植えたそうです。
このことは岩国の置かれた複雑な立場が絡んでいると考えられています。
一般的には岩国藩は6万石の大名として認められていましたが、吉川家は毛利家の家臣であり、長州藩では独立した藩でも支藩でもなく単なる岩国領として扱っていたのです。


錦帯橋を渡ると趣のある建物がたくさん見られました。

 
 


 


【岩国学校教育資料館】

岩国学校は、1870(明治3)年岩国藩主吉川経健が藩の青少年を教育するため学制の大改革を行い、旧兵学校と文学校を公中学・公小学に組織を改めて現在の岩国小学校近くに新築したものです。
当時のさまざまな教育資料や民俗資料、郷土資料を展示しています。
また、岩国学校を卒業した藤岡市助の関連資料も多数展示されています。


藤岡市助博士制作のアーク灯を模した街灯

 開館時間: 9:00〜17:00
 入館料: 無料
 定休日: 月曜日(休日のときはその翌日),12/29〜1/3

岩国は見所が多く、城と合わせて4時間かかって見学を楽しみました。
この日は、広島市内のビジネスホテルに宿泊しました。

コメント (6)
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