61番【御嶽山 高讃寺】常滑市西阿野阿野峪71
国道247号線脇に入り口があります。
この右にも道があり、これを利用すれば本堂近くまで車で行くことができますが、ぜひとも参道を歩かれることをお勧めします。
あじさいの季節はもう終わりですが、秋は紅葉・いちょう、春は椿・桜がきっと楽しめます。
山門
鎌倉時代に作られた知多半島最大の木造仁王像
この仁王様、むかし、池の中から引き上げられました。
そこで、62番札所の洞雲寺へ運ぼうとしましたがどうしても動かせません。
ひょっとして、高讃寺の仁王様だと気づき、高讃寺へ運ぶことにしたら、今度は軽く動いたそうです。
もともとは、戦国時代に戦火をのがれて池の中に隠したそうです。
山奥の寺へ来たと錯覚します。
本当は国道沿いなんですけど・・・
お地蔵さん
行基菩薩
引き込まれる迫力があります。
それもそのはず、なんと陶像なんですよ。
本堂
両脇のリュウゼツランが見事
弘法堂
ここには古い奉納額がいくつか掛けてあるのですが、どれも不思議と鮮やかです。
明治45年でもこの色彩を保っています。
62番【御嶽山 洞雲寺】常滑市井戸田町2-37
山門
本堂
ここも蓮の鉢植えが並べてあり、すがすがしい気分になります。
見上げて如来
うちわさぼてん
小さな庚申堂
境内の南に小山があり、石段を登っていくと
立派な弘法堂があります。
なお、駐車場も小山の上にあります。
十カ所のお寺を巡ってこの日は終了としました。
雷雨が過ぎてすっかり天気が良くなった常滑でしたが、北へ向かうにつれてまた空が暗くなってきました。
名古屋市内にはいると雨が降り出す寸前の様相でしたがなんとか濡れることもなく自宅へ帰ってきました。
さらに、驚いたことがありました。
翌日、出勤しようとカブにまたがると・・・
後輪がパンクしておりました。
前日、全く問題なく走ってこられたのに・・・
無事、帰宅できたのも御利益なのでしょうか?
当時の技術もなんですが、どんな思いを込めて
彫ったんだろうと思うと感慨深いものがありますね。
これ鎌倉時代のものなんです。建物にしても彫刻にしても随分昔からしっかりしたものが作られていますね。思うに現代人と同じように悩み考え喜んでいたのではないかと思うわけです。情報の量や速度は比べるまでもありませんが人間の本質はあまり代わってないように思います。
鮮やかな奉納額に驚きましたが、パンクにも驚きました!御利益です!守られています!
明治から昭和初期にかけての奉納額がいくつもかけられていたのですがどれも鮮やかな色彩を保っています。いろいろな寺社で見かけるのですが、どうしても色あせてくるはずなのにそれがなく不思議でした。
この日は全くパンクに気がつきませんでした。翌朝は跨った瞬間にわかるほどぺちゃんこでした。こちらも不思議です。
巡礼も62番所まできましたか終了後はもっとすごいご利益があるのでしょうか。
高讃寺はそれほど大きくはないのですが、味わいのあるお寺でした。
とりあえず、交通事故に遭わないことを祈念したいです。