とうとうやって来ました。
SR400の車検です。
3年前に乗り換えましたから、久しぶりの車検になります。
もちろん今回もユーザー車検に挑戦です。
1ヶ月程前にバイク屋に頼んで、前後輪のタイヤを交換してもらいました。
その時一緒に前輪ブレーキパッドの交換と後輪ドラムシューの清掃もお願いしました。
あとは整備記録簿にしたがって、自分でチェック・整備しました。
特に問題はありませんでしたが、エンジンオイルがやや減っていたので補充しました。
それから、何カ所かのボルトが、規定トルクより緩んでいたので増す締めしておきました。SRらしいですね。
久しぶりの車検なので、事前に陸運局の下見を行ってきました。
「ユーザー車検」と書かれた窓口で必要書類をまとめたプリントをもらいます。
斜めに印刷されていましたが、読めるので問題ありません。
前回との変更点は、有償だった書類が無償配布となっていたことです。
バイクのユーザー車検(継続検査)では、自動車検査票・継続検査申請書(OCR用紙)・自動車重量税納付書をもらっておけばOKです。
ただし、継続検査申請書(OCR用紙)は不足しているようで、当日、窓口でもらうか。
ネットでダウンロードしたもの使うようにとのことでした。
また、点検整備記録簿は、コピー出来るようになっていました。
こちらもネットでダウンロードしたものを使用できます(「点検整備記録簿 別表7」で検索してみて下さい。)。
各種書類は、前もって記入しておきました。
なお、書類の記入方法は前回の車検の際にブログにあげました。
今回その記事を参考に作成しましたが、我ながらわかりやすいと思ったので、よろしかったらご参考にして下さい。
予約は14日前から「国土交通省 自動車検査インターネット予約システム」で可能です。
検査当日になりました。
猛暑日です。
シルバーウイングの場合、2月に車検を受けなければいけませんでした。
無茶苦茶寒いのはしかたないとして、積雪や道路の凍結が心配でした。
事実、前回の車検の日は夕方から雪が降り始め、翌朝は積雪していました。
陸運局はお役所なので、車検は平日でないと受けられません。
受け直すことになると、再度休暇を取らなければいけないのです。
というわけで、SRは積雪の心配がなく、休暇が取りやすい8月車検になるよう購入したのです(台風の心配はありますが・・・)。
中部運輸局愛知運輸支局に到着
私は、いつも一番はやい時間帯に予約しています。
不合格の場合は修理の時間が必要ですし(不合格となっても、その箇所を直して、再度検査を受けることが出来ます(1日3度まで))、合格ならば残った時間は遊びに行けるので。
まずは、保険代理店のカウンターで自賠責保険の手続きを行いました。
次の車検まで、すなわち24ヶ月分で11,520円でした。
この手続きは、約10分ほどかかるので最初に行い、待ち時間の間に印紙を購入します。
検査料として国の印紙400円、検査法人の証紙1,300円
自動車重量税として印紙3,800円かかりました。
これらを提出用紙に貼り付けていたところ、自賠責の書類が出来たと呼ばれました。
再び、提出書類を取り出し、走行距離を記入し、最終点検をしました。
まわりはディーラーや工場の方ばかりで、てきぱきと動いております。
その中にいて自分だけは取り残された感覚になり焦ってしまうので、書類は前もって自宅で記入した方が良いです。
なお、書類の記入方法は、前回の車検の際にブログに上げておいたので、そちらをご覧下さい。
提出書類を、
(1)自動車検査票(継続)
(2)自動車検査証
(3)継続検査申請書(OCR用紙)
(4)自動車重量税納付書
(5)軽自動車税納税証明書
(6)自動車損害賠償責任保険証明書(現在のものと更新したもの)
(7)点検整備記録簿
と順に重ねて窓口で見てもらいました。
3回目のユーザー車検ですから、今回は記入漏れも未記入箇所もありませんでした。
書類をバインダーにはさみ、バイクのタンデムシートのネットの間に入れます。
いよいよ検査ラインに入ります。
指示に従い、ライト(上下),ウインカー,リア・ブレーキランプ、およびホーンの作動します。
車体番号とエンジン番号を確認され、ボルトの緩みがないか打音検査を受けました。
前回にはなかったハンドルロックの確認、ハンドル幅の測定も行われました。
「検査は初めてですか」と検査員に聞かれ、
「経験はあるが、自信はありません。」と正直に言ったところ、
「それでは、横について回りましょう。」と心強い返事をいただきました。
サイドスタンドをたてて、排気ガスの測定を行います。
自分で検査管をマフラー穴に差し込むのですが、浅く入れたので反応がありませんでした。
深く入れ直したところ、「検査中」と表示され、数秒後に「○」にかわりました。
まぁ、ノーマルマフラーなので大丈夫なはずです。
次に前輪をローラーの上に置き、ニュートラルにして、速度計の検査を受けます(SRの速度計は前輪感知です)。
指示に従って、左足元にあるフットスイッチを踏みます。
するとローラーが回転しはじめ、これにともない前輪が回転しはじめ、速度計が徐々に上がってきます。
40km/hをさしたところで、フットスイッチを離します。
「○」と表示されました。
ニュートラルにしていたのにもかかわらず、なぜかクラッチレバーを思いっきり握っている自分に気がつきました。
やっぱり、緊張していますね。
続いて前輪ブレーキの検査です。
「前輪ブレーキを離して下さい」
「前後輪のブレーキをかけて下さい」
と指示が出ますので、それに従います。
「○」と表示されたので、次は後輪ブレーキの検査です。
前に進んで、後輪をローラー上に載せます。
「後輪ブレーキを離して下さい」
「前後輪のブレーキをかけて下さい」
と指示が出ますので、それに従います。
ネットでは、「思いっきりかけること」と書かれていますが、前後輪ともとりあえずかけてみて「ようし力を入れてやろう」と思った頃には「○」と表示されていました。
最後は、光軸の検査です。
検査ラインの白線に合わせるようにいわれたので、前輪の先端をあわせようとしました。すると、検査管から「もっと前へ、ライトの先端を白線に合わせて下さい。」と指示されました。
光軸の検査は一番難関です。
私の前に検査を受けたハーレー氏は「×」でした。
ブラウン管テレビのようなテスターが横から出てきてバイク正面で止まりました。
上向きにしてこれに向かってライトを当てます。
SRのライトはあまり明るくないので、エンジン回転数を少し上げます。
なかなか「○」とも「×」とも表示されません。
テスターの画面を見たら、若干上の方に光が当たっているように見えたので、ハンドルに体重をかけてフロントサスを下に沈めてみました。
その効果があったがどうかわかりませんが、なんとか「○」と表示され、全検査が終了しました。
検査が終了していたところで、ひとつ疑問を尋ねてみました。
「皆さんヘルメットはどこに置かれていますか?」
車検ラインでは、指示が聞き取りやすいようにヘルメットを被らないのが通例です。
(道路上ではないので、反則切符を切られる心配はありません。)
過去2回の車検はスクーターでしたのでヘルメットはシート下にしまうことが出来ましたが、今回はそうはいきません。
けっきょく、検査ラインのの手前の脇に置いておいたのですが・・・
検査管によると「皆さんそれぞれですね。ラインの手前に置かれる人も、出口におかれる人もいます。」ということでした。
今回、車検にかかった時間は36分、費用は17,020円でした。
ところで、古い自賠責シールを剥がすとき、きれいに剥がそうとしてパーツクリーナーを吹き付けてこすったら、ナンバープレート縁の緑ラインが消えかけてしまいました。
ということで、古いシールあとの上から新しいシールを貼り付けました。
これで、また2年SRに乗ることができます。
噂は流れていましたが、ついに正式発表されましたね。驚いたのは、SRだけでなく、セローやドラッグスターまでなくなってしまうということです。ヤマハは長寿モデルが一気になくなってしまって大丈夫でしょうか。
以前、SRはキャブモデルが生産中止になりましたが、すばらくたってFIモデルとなって復活しました。今回も復活できるとよいのですが。
SRは単気筒でカウルもありません。基本設計も古いので凝ったメカニズムはありませんので点検・整備はしやすいのです。とはいえ、この暑い中、汗をだくだくながしながらの整備はたいへんでした。
SevenFiftyです。
ヤマハからSRを含む数車種が製造中止のアナウンスがありましたね。
もう空冷エンジンでは排ガス規制がクリアできないみたいです。
大切に長く乗りましょう。
車検も含めメンテナンスはディーラのお任せです。
F6は最近はほとんど乗っていないので小さなバイクで良いかなと思っているところです。