職場の先輩から「九度山へ行こう」と声をかけられました。
はて?九度山って?聞き覚えはあるのだけれど何だったっけ?
そう
今をときめく、真田昌幸・信繁(幸村)親子が、関ヶ原の戦いで西軍に与して敗れた後に蟄居させられた地なのです。
流罪先となる場所ですから、当時は辺境の地であったと考えられますが、現在はどうなんでしょうか?
ネットによれば、「柿ぐらいしか見るものはない」とか「観光客用に町営駐車場が用意されているが、あまり使われないので、地元建設業者の作業車が置かれている」なんていう書き込みを見かけました。
プリウスで、東名阪→名阪→西名阪→京奈和道と乗り継ぎ3時間半かかってたどり着きました。
道の駅 柿の郷くどやま
所在地: 和歌山県伊都郡九度山町入郷5番5
営業時間: 9:00~18:30
定休日: 1/1~1/3
新しくて綺麗な道の駅です。
かなり広い駐車場でしたが満車に近い状態でした。
平日だというのにびっくりです。
とりあえず、この道の駅に併設された店で腹ごなしとします。
ベーカリーカフェ パーシモン
営業時間: 9:00~18:30
定休日: 年中無休
ボンゴレ・ロッソ
あさりの旨みたっぷり、これにガーリック、アンチョビがいいアクセントになっていました。おいしかったです。
パスタセットにしたので、サラダバーと飲み物が付いたのですが、このサラダがまた美味しい!それでいて850円ですからお値打ちでしたね。
お腹も満たされたところで、九度山を散策します。
和歌山県観光連盟のホームページにモデルコース(距離4.5km,所要時間3時間)がありましたので、ほぼこれに沿って歩きました。
https://www.wakayama-kanko.or.jp/marutabi/tekutekutabi/kudoyama.html
道の駅を出て、紀ノ川の支流である丹生川の橋を渡り、細い坂道を登ります。
しばらく集落の中を歩くのですが、沿道の民家の軒先には新しい提灯がつるされていました。
【九度山・真田ミュージアム】
3/12にオープンしたばかりの真新しい施設です。
所在地: 和歌山県伊都郡九度山町九度山1452-4
開館時間: 9:00~17:00(最終入場16:30)
入場料: 大人 500円,小人(小学生・中学生) 250円
電話番号:0736-54-2727
大河ドラマファンならご存じである、
こんなのや
こんなのが展示されていた他、撮影に使われた衣装、出演者の色紙が展示されていました。
また、九度山に蟄居させられてから抜け出し大阪城に向かうまでの様子、さらには大阪の陣の様子がわかりやすく解説・展示されています。
【真田庵】
真田親子が隠棲した屋敷跡に建てられた寺院です。
境内のあちらこちらに、六文銭や「真田」の文字が見られます。
真田庵の隣のそば屋「幸村庵」
店内に入りきれない客がこんなに
繰り返しますが、この日は平日なんですよ。
【真田古墳】
真田信繁(幸村)がつくった抜け穴と伝えられています。
もっとも、発掘調査によって横穴式石室を持つ古墳と判明し、それ以降、真田古墳と呼ばれています。
【米金の金時像】
高さ約2mもある九度山焼の金太郎像です。
このように大きな陶像は全国でも珍しいものと言われています。
「米金」というのはお店の屋号のようですが、米屋ではなく、薬局だったようです。
にわかにおこった大河ドラマフィーバーに便乗した商品も多く見られました。
いったん道の駅に戻り今度は東へ向かって歩きました。
【慈尊院】
816(弘仁7)年、高野山詣りの要所として伽藍を創建したのが始まりです。
高野山金剛峰寺はかつて女人禁制であったため、代わりに参拝する女人高野としても有名です。
境内には子授け、安産などを願って乳房型絵馬を奉納されていました。
【丹生官省符神社】
慈尊院創建の際、守り神として丹生都比売と高野御子大神の二神を祀った神社
【勝利寺】
弘法大師厄除観音をまつる古刹で、
高野紙の技術伝承のため紙遊苑を併設していますが、この日は休館日(月・火曜、年末年始)でした。残念。
ここから、高野山まで約20kmの参拝道が続きます。
世界遺産の指定,大河ドラマで町全体が大いに活気づいていました。
でも、ドラマが九度山が出てくるのはまだまだ先でしょ?
夏休み頃になると、どれだけ賑やかなことになるのでしょうか?
SevenFiftyです。
左右別柄の行き村が履いたソックス。
隣県の奈良は全国一の靴下の産地なので、そこで作られたかもですね。
便乗商法の胡散臭さにミョーに惹かれます。
>境内には子授け、安産などを願って乳房型絵馬を奉納されていました
小牧市の間々観音(ママカンノン)みたいです。
>夏休み頃になると、どれだけ賑やかなことになるのでしょうか?
個人的には便乗商法と言われようが、地方の小さな町に賑わいが出るのは良いと思います。
ところで天気も良いようなのでSR号で行けばよかったのでは。
やっぱ流罪の山の中は寒いかな・・・
奈良県は日本一の靴下産地なんですか。知りませんでした。たしかに、便乗商品を見てまわるのは楽しみですね。
今回は、同乗者がいたので自動車でした。
そこんとこ、少し残念です。
そうそう九度山・真田ミュージアムの受付嬢はとびきりの美人でしたね。昼食を食べた店も愛嬌がありましたね。
何よりもそのお姉様方に気軽に声をかけるところなど、まだまだ先生から学ばなければいけないところは多そうです。