知多四国八十八カ所巡りを知ったのは10年ぐらい前のことだったと思います。
しかし、なかなか情報がなくて詳細がわからず、何もできずにいました。
そこで今回はこれから知多四国八十八カ所巡りをしたいと考えてみえる方へ、私なりのアドバイスを記しておきたいと思います。
【服装】
一般的な遍路姿は白装束で、菅笠・輪袈裟・手甲・札ばさみ・さんや袋・脚絆・白地下足袋・金剛杖・念珠をそろえた姿が正装とされていますが、知多四国では多少省略してもかまわないようです。
普段着の上に白衣と輪袈裟だけを羽織って見える方もけっこう多いですし、私の場合はバイクということもありライダージャケットのままで失礼しておりました。
(初めのうちは輪袈裟だけ首にかけていましたが、なんかそれではナメた格好のような気がして止めました。)
【用意】
・納経帳
知多四国では各寺院の住職の御真筆を印刷されたものを用い、参拝すると御朱印を押してもらいます。
・納め札
大師への自己紹介用の札です。
各寺の弘法堂には納札入が置いてあります。
・般若心経経本
暗唱していれば必要ありません。
巡礼を始めた頃はネット上にあったものをプリントして読んでいましたが、それでもよいかと思います。
・さんや袋(ショルダーバッグ)
遍路で使う白い肩掛け鞄のことです。
私は普通のショルダーバッグを使っていましたが、硬い素材だと納経帳を出し入れするときにその角を痛めてしまいますので、柔らかい布製のさんや袋が適していると思います。
ただ、雨には弱そうです。
以上のグッズは1番札所の清涼山 曹源寺(豊明市栄町)で販売されていますので、そこで購入してもよいかと思います。
・念珠
・100円玉
・お賽銭
知多四国の御朱印は100円です。
巡礼の際は小銭がたくさん必要なので、普段から用意しておきましょう。
私はズボンの左ポケットに100玉、右ポケットにお賽銭用の小銭を入れてまわっていました。
・地図
Google Mapをナビ代わりにしていました。
バイクでもともでも使えます。
便利な時代になりました。
【お参りのしかた】
知多四国は、その付け根である豊明市から時計回りに札所が設けてありますが、巡礼の順番は決まっておりません。
好きなように回ればいいのですが、番号順に時計回りに廻ることを「順打ち」、逆順に反時計回りに進む事を「逆打ち」とよび、この2パターンが多いようです。
私は基本的に「順打ち」でまわりましたが、効率的に移動できるよう一部順番を入れ替えました。
お寺に着いてからは、
1 山門で合掌して一礼
2 手を洗い、口をすすぎ、身を清めます。
(知多四国では手水が出ないところもあり、その場合は割愛しました。)
3 本堂のご本尊にろうそく・線香・賽銭をささげ、合掌して読経する。
(私はろうそく・線香は略していました。)
4 弘法堂の大師様にろうそく・線香・納め札・賽銭をささげ、合掌して読経する。
5 納経所で御朱印をいただく。
納経所は庫裏や本堂脇にあり、緑の暖簾がかけられているので、わかりやすいです。
多くのお寺では納経所横にインターホンまたは呼び鈴がありますので、人がいないときはこれでよびます。
(私はこのあと写真を撮りました。)
6 再び山門で合掌一礼して去ります。
【交通手段】
知多半島では名古屋鉄道を利用するとよいでしょう。
なお、名鉄では、「歩いて参る知多四国」という催しを行っています。
予約は必要なく、当日に指定された駅に行けばOKです。
一人でまわるのは心細い人は利用されるとよいかもしれません。
逆に静かにまわりたい人はこの催しとぶつからないように日程を確認しておきましょう。
各寺には駐車場が整備されていますので、自動車・バイク・自転車で巡礼されている人も見かけます。
ただ、古い集落の道は狭く大きい車だとすれ違いに困るところもあります。
知多四国はせいぜい軽自動車までぐらいがよいようです。
大きい車で運転に自信のない方は、大通りに停車して歩かれた方がよいかも知れません。
【納経所受印時間】
3~9月・・・06:00~18:00
10月~2月・・・07:00~17:00
【参考図書】
知多四国八十八カ所めぐり(眞野由季江・祥伝社)
御朱印帳は専用のものがあったんですね。
こういう作法的なことは、なかなか教われませんもんねf^_^;
ふつうの御朱印帳もつかえます。文字を書いてもらうと300円になります。また、白装束や掛け軸に書いてもらうこともできます。
私も所作がわからず、なかなか最初の一歩を踏み出せずにいました。今となれば悩むより行動に移した方が速かったと思っています。
四国まで行かずに回れる所はないか
調べてみました。
山口県内にも八十八か所めぐりはいくつかあるんですが
どれも...
探すのが大変なお堂がポツンとあったり
山登りを強いられたり。
どうしようか迷ってます。
Wikipediaで「霊場」と検索してみてください。(もうすでに閲覧済みでしたらごめんなさい)
いろいろな、巡礼が紹介されていますので、ご都合に合わせてチャレンジされたらいかがでしょうか。