デミオXD Touringに乗り始めて1か月が過ぎました。
ここらで、簡単にインプレをしておきたいと思います。
このクルマは、実際よりも大きく見えます(色の加減かもしれません)。
駐車していても感じますが、走行中もそう見えるようで、割り込まれることはありません。
代車などで他のコンパクトカーや軽自動車に乗る、いつもと同じ運転をしていても、、とよく割り込まれたりするのです。
車種を見てなめてかかる輩が居るみたいです。
デザインは個人的趣向が強いので何ともいえないが、私は大変気に入っています。
最近のマツダ車は流麗なデザインで、奇をてらうところがないところが好きです。
ソウルレッドプレミアムメタリックは多くの人に「良い色ですね」と行ってもらっています。
エンジンはとにかく力強いです。1500〜2500rpmの常用域で最大トルクを発生させるので、回さなくてもグングン速度が乗っていく不思議な感覚です。
メーカーは、2000cc超と同等のトルクと言っていますが、たしかに大排気量に乗っている錯覚をおぼえます。
走行中、エンジン音や振動が気になることはありません。アイドリング時はガソリンとは少し違った音色なので気になる人もいるでしょうが、アイドリングストップが付いているので、それも最小限で済みます。
ATでは1速と2速の間でショックを感じることがあります。変速比の差が大きいこととターボが効き始めるタイミングが重なるからだと思います。慣れればアクセル操作で回避できますし、2速以上は、大変スムーズかつ自然な変速です。
プラグを持たず自然発火を利用するディーゼルエンジンなので、温まるまではギクシャク感があります。最近は暖かくなってきたので、調子いいですが、冬場が心配です。
街中では、よく表現すれば余裕があるゆったりしたエンジンです。悪く言えばキビキビ感に欠けるかな。いずれしろコンパクトカーらしからぬ動力特性です。
エンジンが重いので、回頭性の悪さを心配する声も聞きますが、ハンドルが軽いので、まったく気になりません。
185/60R16という偏平タイヤを履いていますが、路面の段差をしなやかにこなします。
このクルマのエンジンは、むしろ高速道路で真価を発揮します。低回転でグイグイ速度を上げることができるので、静かですし、疲れにくいです。道路の継ぎ目での突き上げが気になることがあること、ホイールベースが短いので少しピッチが強いことを除けば、意外なことに20系プリウスよりも快適です。
燃費は、18.5km/L〜24.0km/L。購入以来だんだん燃費が良くなってきています。これはこなれてきたためか?それとも気温が高くなってきたためか?わかりません。
前方・側方視界はなかなか見やすく、Aピラーに隠れる部分も少ないです。
反面、斜め後方は見づらいです。
もっとも、私の場合は前車がプリウスのなので気になりません。
インテリアは、上質感があり気に入っていますが、収納スペースが最小限です。
まず、小さめなグローブボックス。
カップホルダーは2個しかありません。
前席ドアポケットにはペットボトルが収まりそうですが、缶コーヒーは倒れてしまいます。
さらに後ろドアには、ポケットすらないのです。
国産コンパクトは車体は、結構工夫して小物がたくさん収納できるモデルが多い中、おそらくデミオは最低レベルと思います。
AT車にしてはカッコイイシフトレバー
後席シート
しっかりしたつくりで、中央席も三点式シートベルト+ヘッドレストを供えています。
しかし、足元は狭く、娘が乗っているミラ・ココアに負けちゃってます。
なお、後席はリクライニングもスライドもできません。
欧州車にはできないモデルが多いそうです。
どうも、デミオは、欧州車をかなり意識しているようです。
ですから、このクルマの美点は欧州車並みの基本性能ですが、欠点は日本車的なパッケージングの良さに欠けていることです。
マツダコネクト
音楽が聴けて、電話とつながり、ナビにもなります。
使いこなすと便利そうですが、まだまだ慣れません。
USBオーディオに関しては、たまに曲順が最初にもどってしまうバグが発生します。
これに関しては、修正プログラムが作られたそうなので、次にディーラーへ行くときに書き換えてもらうつもりです。
ナビはヘッドアップディスプレイにも表示されます。
視線移動が少なくて済むので、便利です。
LEDヘッドランプ
プリウスのHIDと比べて、若干明るいかな?
ただ、照射範囲外はすぱっと暗くなります。
オートレべリング(光軸調整)機構付がついているのはこのためなんですね。
オートワイパー
レインセンサーが雨量を検知して、ワイパーが作動します。
そんなもの要るか?と思っていましたが、意外にもなかなか便利!
といのも、雨量は刻々と変化するのでワイパー速度も速めたり遅くしたり何度も調節しなければなります。しかし、これがすべて自動化されるので、運転に集中できるのです。
予想通り一度も使っていないのがオートクルーズ
前車追随型ではないので使いにくいからです。
ペダルから足を離すにしても、足の置き場がない(短足の私でさえ・・・)し、そもそも運転が面倒ならば鉄道乗って缶ビール飲んでるつーの
パドルシフトは、急な下り坂などエンジンブレーキをかけたいときに使います。
日本車的なパッケージなど少し星の数が少ない点はあるようですが、それを上回るポイントがありますね。まさに上質なコンパクトカーではないでしょうか。
コンパクトカーに限らず多くの国産車はよい意味でも悪い意味でも、オールマイティであり八方美人であると思うのです。それはすばらしいことですが、おもしろみに欠けるところでもあります。その中にあってデミオのディーゼルは個性的な存在であると思います。
収納スペースが少ないとは意外ですが・・・
トランクスペースは試乗時に確認しましたが、運転席まわりの収納種ペースは未確認でした。まさかこんなに少ないとは・・・!もっとも、カー用品店にはいろいろ便利グッズがありますから、これらを活用していこうと思っています。
ディーゼルターボは癖があります。ハマる人はハマルと思いますよ。
将来こうなったらいいな、がいっぱい詰まった
未来の乗り物のようです(笑
大きく変わっていますよ!16年前といったらクルマは機械でした。今では、電子機器であり、情報端末です。実のところまだまだ使いこなせません。
今だったらこれがいいかもって思ってしまいます
コンパクトカーだけど、質感や走行性能で我慢しなければいけないところがない(後部座席を除く)ところがイイです。それでいて、車庫入れなんかは超ラクです。気に入っています。