受験シーズンたけなわです。受験生の皆さん、あとしばらくの辛抱ですから最後までがんばってください。
かくいう私のシルバーウイングもお受験です。
昨日、ユーザー車検へ行ってきました。
【準備】
前もって陸運局に出向き書類を手に入れておきました。
手慣れていればさほど記入に時間はかからないので、当日書き込んでもいいのですが、今振り返ると2回目とはいえ結構緊張していましたので前もって自宅で書いておいて正解だったと思います。
「国土交通省 自動車検査インターネット予約システム」のページから予約を入れておきました。
https://www.yoyaku.navi.go.jp/pc/reservationTop.do
愛知運輸支局の場合、土日祝日および年末年始を除く平日で、8:45~16:00の間を4つのラウンドに分けています。
不備を指摘された場合、直ちに整備し直し再検査を受けなければ行けません(1日3回まで受けられます)ので、念のため朝イチを予約しておきました。
あとは24ヶ月点検ですね。これも自分で行っておきました。
【いよいよ当日】
立春寒波とやらでここ数日ものすごく寒いです。
この日も気温1℃!
でも、降雪も凍結もなく、お日様が出ているので上出来ですね。
中部運輸局愛知運輸支局に付きました。
受付開始前の8:40でしたが、すでに職員の皆さんは働いておられました。
ラインの方もすでに動いているようでした。
【自賠責手続き】
運輸局で自動車賠償責任保険の更新手続きができます。
窓口で現在の保険証明書と車検証を提出すれば数分でできます。
24か月で13,640円。前回より470円安くなっています。
昨年4月に保険料が改正され、自動二輪は値下げされたのです。
【印紙購入】
検査料として国の印紙400円、検査法人の証紙1,300円
自動車重量税として印紙3,800円を提出用紙に貼り付けなければいけません。
なお、自動車重量税は先回の車検に比べ600円安くなっていました。
申込書に必要枚数を記入し、窓口で購入します。
窓口のおねえさんが「領収書5枚の内訳はどのようにしましょうか?」と訪ねてきました。
「はあ?領収書?」
申込書の領収書枚数の欄を、合計枚数と勘違いして書き込んだみたいです。
この日1つめのミスです。
「落ち着け、落ち着け」と自分に言い聞かせ、窓際の机にて印紙を貼り付けました。
【書類の提出】
車検に必要な書類は以下のとおりです。
(1)自動車検査票(継続)
(2)自動車検査証
(3)継続検査申請書
(4)自動車重量税納付書
(5)軽自動車税納税証明書
(6)自動車損害賠償責任保険証明書
(7)点検整備記録簿
前もって購入し、あらかじめ記入しておきました。
当日、走行距離を書き加え完了です。
書類をまとめて窓口に提出しました。
係員が書類をチェックしましたが、1カ所書き換えられました。
自動車検査票の「原動機の形式」の欄です。
車検票を見て書き写したのですが「形式」すなわち、車種の形式を書いてしまったようです。
本日2つめのミスです。
しかしながら、書類は受理され、「1番ラインへ入ってください」と指示されました。
ここまでの所用時間が22分、やれやれ。
【検査】
検査に備えてハンドカバーをはずしました(つけたままでもOKかどうかはわかりません。リアボックスは積載装置とされるのはずす必要はありません)。
指示が良く聞こえるようにヘルメットを被らず指定されたレーンを進みます(ラインの中はエンジン音などでけっこううるさい)。
係員が「はじめてですか」と聞いてきたので、「2回目です」と正直に答えてしまいました。
「エンジンかけたまま、サイドでもメインでもいいからスタンドかけてください。」
といわれましたが、メインスタンドでないとエンジンが止まっちゃうんですよね。
「ご自身で排ガス検査管をマフラーに入れてください。」
といわれたもののどれが検査管かわかりません。
係員に聞こうにも、車体番号・エンジン形式やらボルトに締め具合などを確認されており、こちらを向いてくれません。
とりあえず、すすに汚れたパイプを突っ込んでおきましたがそれで良かったようです。
その後、ライト下向き・上向き、ウインカー右左、ストップランプの点灯を指示通り行い確認してもらいました。
ここで、係員に質問
「光軸検査の際、ロービームを紙で隠すべきか?」
シルバーウイング(無印)は縦目2灯式で、ハイブームにすると両方のバルブがつく構造になっています。
「検査はハイビームだけですから、どうされてもかまいません。ふさいだ方かいいかもしれませんね。」という返事でした。
持参したカメラのパンフレットとマスキングテープでロービームを塞いだのですが、
プレクサス+フクピカの効果でテープがくっつかず、こんなんなっちゃいました。
「じゃ、あとはわかってますよね。」
と言い残し、係員は去ってしまいました。
放置プレーです。
こんなことならば2回目ですなんて言うんじゃなかった。
「初めてなの、優しくしてね♪」
というべきだった。前回はすべての検査に付きっきりだったのに・・・
男は初めてでも経験あるフリをしたがり、女は経験があっても初めてのフリをしたがる、そういう世代なのです。
とりあえず床に設置されたローラーの間に前輪を置き、前ブレーキのテストです。
用意ができたら、左足元にあるフットスイッチを踏みます。
「ブレーキをはなしてください」「前後ブレーキをかけてください」
などとと前方に表示され、指示に従います。
しかし、同じような指示が繰り返されます。
だんだん不安になってきました。
前回は数秒で「○」の表示が出たのに、今回は時間がかかります。
「ちゃんとローラーの間に前輪が入っているのだろうか?」
「エンジンはかけたままで良かったのだろうか。OFFにしておくべきだっただろうか?」
落ち着いて考えれば、前輪ですからエンジンはどちらでも関係ないですよね。
でもこのときはパニックになり、フットスイッチから足を離してぼうとしてしまいました。
すぐさま、係員がやってきて「バックして、もう一度や直しましょう。」と声をかけてくれました。
再度、挑戦、また指示が繰り返されますが、指示どうりブレーキをかけたり離したりします。
「○」は表示されず「少し進んで、後輪をのせてください」を表示されました。
「ブレーキは不合格なのか?」と思いながらも、少し進んで後輪に置き換えます。
スピードメーターの検査です。
ローラーが回転して速度計が上がっていきます。
40kmになったところで、床のスイッチを離します。
「スピ-ドメーター ○」と表示されます。
つづいて、後ブレーキのテストです。
「後ろブレーキをかけてください」と表示され、指示に従います。
次の瞬間、「ブレーキ ○」と表示が出ました。
前回瞬時に○が出たのは前輪ではなく後輪の検査だったようです。
やれやれ、今度、車検を受けるときはこの記事を見て復習しておこうっと。
最後に光軸テストです。
前回はこの試験で一度不合格となっています。
まえもって、電柱に照らして調節しておいたのに・・・
今回はぶっつけ本番で行きました。ダメだったら隣のテスター屋で調整してもらうだけのことです。
ハイビームにし、フットスイッチを踏むとライトの前にテレビのような計測器が登場します。
しばらくして、「ライト ○」
やったぁ!
横の機械に検査用紙を挟みむと、「ガチャン」合格のスタンプを押してくれます。
【完了】
あとは総合BOXと書かれた建物に書類を提出して終了です。
再度、書類を確認され、新しい車検証とシールを受け取ります。
多少ミスはありましたが、一発合格です。
時刻は9:26、約45分で終了でした。
ただ、残念なことに、この日は夕方から大事な会議があるので、このままツーリングというわけにはいきませんでした。
- 今回の費用
書類 35円
印紙(国) 400円
証紙(検査法人) 1,300円
自動車重量税証紙 3,800円
自動車損害賠償責任保険 13,640円
合計 19,175円
【翌日の話】
早朝から雪が降っています。
1日ずれていたら、車検場まで行けませんでした。
車検は前もって予約しなければならないし、仕事も調整しなければいけないので、延期はつらいです。
ホント、この季節は気を遣います。
今度、バイクを買うときは夏にしようっと
前回2年前でよく記憶されてました
私は・・web申請に指定のブラウザがあることを知らんとえらい目に逢ってるのにまたやらかしました
学習能力に欠けますねー
空豆
いや~大変参考になりました。
今年の夏は我が銀翼GTも2度目の車検を迎えます。前回は時間切れで業者さんにお願いしちゃいましたが、今年は自分でやろうかと思っておりまして・・・
初めてです!この発言が大事そうですね(笑)
宮仕えの身でありながら、こうした書類を書くのは苦手です。前もって入手して、自宅でゆっくり書いたのが良かったみたいです。基本的には車検証を見て書けばOKでした。
検査ラインの方は前回の記憶が鮮烈に残っていたつもりでしたが、やっぱり細部は覚えていなかったようです。
幾つになっても、この手のモノ・・・ドキドキしますよねぇ~
まあ、それもまた楽しいのですが・・・笑
バビさんは、ご自分でメンテナンスできるのでユーザー車検がよろしいかと思います。なんせ、2万円かかんないのですから、浮いたお金でツーリングできますよ。前回の検査では業者に対して検査員が失跡しているところも見かけましたが、「初めて」の方に対しては優しく丁寧に接してくれますよ。
なお、YouTubeで「バイク 車検」で検索すると検査ラインの動画を見ることができます。
400ccなら高速道路も楽でしょうし・・
ありがとうございます。
まったくその通りです。結構ドキドキしましたが、それがまた楽しかったですし、達成感も味わうことができました。
ユーザー車検で済ませば250ccと400ccとでは、2年間で維持費の差は5,000円ほどしか違いません。ですから使い道で考えるとよいかとおもいます。
高速走行は400ccの方が疲れも少ないし、安定感があります。長距離ツーリングが多い人には向いています。
しかし、市街地走行は250ccの方が楽です。400ccだともう一台小さいバイクがほしくなります。一台ですべてをまかなうならば250ccが良いかと思います。