家族旅行を利用してのお城巡り第二弾は、江戸城です。
江戸城は、扇谷上杉氏の家臣太田道灌が築いたことに始まります。
近世に徳川氏によって段階的に改修され、徳川家の居城、江戸幕府の政庁となったことは皆さんご存じの通りです。
西ノ丸および吹上庭園は皇居になっていますが、江戸城の中心部である本丸・二ノ丸と三ノ丸の跡は皇居東御苑として開放されています。
また、南側の皇居外苑と北側の北の丸公園は常時開放されています。
【皇居外苑】
江戸時代には西の丸下とよばれてところで、重臣の屋敷が置かれていました。
中央は二重橋、左に皇居正門かつての西の丸の大手門、右に伏見櫓
これより、奥へは通常入ることができません。
坂下門
隣から宮内庁が見えます。
楠木正成像
観光バスの定番コースなんでしょうね。
団体客とりわけ外国からの方がすごく多かったです(中国からの観光客もかなり復活してきているのではないでしょうか)。
楠公レストハウスで百名城スタンプを押しました(他に、和田倉休憩所・北の丸休憩所で押すことができます)。
【皇居東御苑】
江戸城の本丸・二ノ丸・三ノ丸部分は、皇居東御苑として無料で開放されています。
桔梗門
巽櫓(桜田櫓)
桔梗門と巽櫓の近くは立ち入り禁止になっているので外から眺めるしかありません。
東御苑は大手門・平川門・北桔橋門のいずれかから入園できます。
入場料は要りませんが、物々しい警備です。
江戸城の正門であった大手門から入場しました。
どの門も、2つの門から成り立っています。
正面の高麗門、これを通過すると枡形になっており、
90度曲がったところに渡楼門というパターンです。
大手門の屋根にあった鯱
大手門は入ってすぐが三の丸です。
三の丸尚蔵館
皇室に関する美術品が展示されています。
本丸へ行くためにはさらに二つの門を通過しなければ行けません。
中之門跡
中雀門(書院門)跡
上記二つの門に前後して、番所が三つもあります。
大手門に近い方から、同心番所
百人番所
大番所
で奥に行くほど格は高くなります。
いよいよ本丸へ
江戸城遺構で唯一残った三重櫓の富士見櫓
明暦の大火(1657年)で天守閣を焼失してからは、この櫓が代役を務めていました。
残念ながら立ち入り禁止です(登楼すると宮殿を下に見ることになるのじゃないでしょうか)。
松の廊下跡
本丸御殿跡
富士見多聞
石室
食料貯蔵庫の役割をしていたとか
天守閣跡
今まで見てきたどの城よりも大きいです。
天守閣から見た大奥跡
宮内庁書陵部の前を失礼して
梅林坂を下りると、二の丸です。
二の丸庭園
都道府県の木が植えてあります。
写真はフェニックス(宮崎県の木)
雑木林
昭和天皇のご発言により失われゆく雑木林を残しています。これは先進的な考えです。
再び大手門から外に出て、堀沿いを進みました。
平川門
北桔橋門
やはりずいぶんと広いようで、歩きでも暑くて大変だったんじゃないでしょうか。
川越城、江戸城も名古屋の橋吉先生に紹介されるとは地元民としてちょっと情けないです。
でも江戸城というテーマで見学するのはもしかしたら外国人観光客の方が多いのかも知れませんね。
靖国神社へいつか行って見たいです。
知りませんでした、入れるんですね・・・・
昭和天皇が崩御された折に、二重橋前まで行きましたが、ディズニーランドへ行きたかったので、時間が無くさっさと立ち去りました(笑)
楠正成と江戸城?もちろん時代的に徳川では無く、勤王として明治以降のものでしょうか?
下世話な話、大奥は男子一生の夢ですわな・・・
名古屋の名所で行ったことのないところがいくつかあります。そのうち行こうと思いながらいつも後回しです。ひえぴたさんに先周りされるかも。
暑くて、歩きづめで大変でした。後半では秘密兵器を使います。
小学校の修学旅行は京都奈良、中学は日光東京でした。国会議事堂へは行きましたが皇居へは行きませんでした。この日は終戦の日の前日で靖国神社周辺は大変混んでいました。
事前に申し込みをすればさらに、宮内庁庁舎や宮殿を見学もできます。しかし、日時などの制限があります。
おっしゃるとおり楠木正成は天皇家の忠臣としてここに置かれています。明治23年に別所銅山を経営する住友家から送られていますので、江戸城とは直接関係はないですね。
大奥=ハーレムでもなかったみたいで、御台所が怖くて側室も作れなかった将軍もいるみたいです。その方が辛いかも。
こうして拝見すると、コースの周りには、色々見て回れるんですねー。
私も江戸城跡は、マラソンコースから眺めておしまいと思っていました。実際は、けっこう遺構も残っていて見応えがありました。
「物々しい警備」といえば、周辺道路は常に警戒にあたる警察官だらけで、周辺に慣れていないくせに違反する車両はスグに確保されているのを見かけます。
また、よく甲州街道(R20)から新宿~四ッ谷~麹町~半蔵門で皇居に突き当たり、右折して日比谷方面へ向うコースを使うのですが、新宿御苑のトンネルを抜けた先に折畳みゲートが置かれ、両側に警察官が日常的に待機しています。皇居方面へ入るときも、そこから出るときも、不審車両があるとここで食い止められるということなのでしょう。
お散歩コースとしてもお勧めですが、もうちょっと涼しくなってからの方が良いかと思います。
物々しい警備は、終戦記念日の前日のためかとも思いましたが、そうでもないみたいですね。東御苑に自転車をひいて入ろうとしたら警備員が手で大きく×を作ってむかってきました。駐輪して改めて徒歩で向かうと「済みませんね」と優しく声をかけてくれました。