知多市のお寺の参拝はこれで終了し、いよいよ東海市に突入します。
東海市は知多半島の北端に位置し、名古屋方面から見ると入り口にあたります。
ですから、過去何回かの巡礼のたびに同じ道を通って知多半島へ出かけていました。
そのなかで気になる店があり、本日の遅い昼食はそこでとることにしました。
瀬戸うどん 東海荒尾店
愛知県東海市荒尾町大城68番地
年中無休・24時間営業
すき家やなか卯を展開するゼンショーグループに属するさぬきうどん店です。
24時間営業のため、この前を通るたびに朝から食欲をそそる香り漂わせていますので、チェーン店ではありますが気になっておりました。
かけうどんセット
うどんはまあまあですね。
丸亀製麺の方がおいしいです。
ミニ天丼はなかなかよかったですが、私はうどんの味はわかっても天丼には疎いのでアテになりません。
ただ、これで500円はリーズナブルですね。
チェーン店ですからしかたありませんが、愛知でこの店名は良くないです。
「瀬戸内海のうどん」ではなく「瀬戸市のうどん」を連想します。
近年、瀬戸焼きそばなんてB級グルメで売り出しているのでよけい間違えられそうです。
82番【雨尾山 観福寺】東海市太田町天神下ノ上5
山門
本堂
観音堂
ご本尊十一面観音に加えて、毘沙門天・不動明王・六観音・六地蔵・行基菩薩・弘法大師・光山大師・御祖祖様が祀られています。
嘉永四年と書かれた額がさりげなく掲げられています。
三好青海入道のよろい兜が展示されていました。
戦国時代、荒尾村(現東海市)に深谷助左衛門という侍がいました。
助佐衛門はとても大きく信心深く、力の強い大男で、またの名を三好青海入道と云いました。
助佐衛門が観福寺御本尊に百日祈願すると、満願の日に千人力と三十六貫の鉄棒を授かりました。
ところが千人力で助左エ門が歩くと地響きが起きて村人に迷惑をかけたので、百人力に下げてもらいました。
池田輝政の家来になり、三好青海入道と改名。
戦場で三十六貫の鉄棒を使って敵を攻撃して、活躍しました。
年老いて荒尾村に戻り、「よろい兜」を観福寺に奉納したそうです。
愛染堂
西国観音
陶製の仁王様
常滑あたりでは陶製の像が多く見られましたが、東海市まで来るとずいぶん少なくなります。
83番【待暁山 弥勒寺】東海市太田町寺下4
木の香りがしそうな新しい山門
お仁王様も新しいですが、
古い像もしっかり残されていました。
ここから少々坂を登ることになりますが、車で行くこともでき、
境内に駐車します。
ロータリー式になっており、いったん奥の方へ進み矢印にしたがって時計回りに境内に向かいます。
本堂
弘法堂
御宝塔堂
八角形の宝篋印塔を中心にして、そのまわりを建物が囲んでいます。
この宝篋印塔を時計回りに3回あるいは7回、21回、歳の数まわって参拝します。
84番【瑞雲山 玄猷寺】東海市富貴島町北島28
前記事に「知多四国八十八箇所のお寺は駐車場が整備されています」と書きましたが、ここはその中でも特別立派です。
新しく立派な楼門
中では鮮やかな四天王がにらみをきかせていました。
本堂も新しいです。
御朱印をいただいた御内儀より、記念印(左上)は昨年できた涅槃仏をデザインしたこと、その像は墓地の裏手にあることを教えていただきました。
涅槃仏です。
後方の民家と比べていただけば、その巨大さはご想像つくかと思います。
弘法堂
とにかく、このお寺、建物も仏像もみな新しく豪華です。
どうやってこんなにそろえることができたのでしょうか。
宝くじでも当たったのでしょうか?
でなければ、檀家さんの負担が気になってしまいます。
まっ、よけいなお世話ですね。
さて、知多八十八箇所ものこすところラスト4寺になりました。
頑張れば、この日の内に終了することもできましたが、
「百里の道も・・・」
のたとえもありますので、焦らず次回に回すことにしてこの日の巡礼は終了としました。
始めた頃は成就する予想さえつきませんでしたが、今振り返ると案外短かったような気もします。
我が家も旦那寺の度重なる改修で寄付して参りました。おかげで立派なお寺になったのですが、給料も下がったままの時期ですので痛かったですね。
>ご先祖様もそれ以上の大変な苦難を・・・
そうなんです。これを言われると逆らいようがないのですよね。
すこしでも見習いたいものです
お寺さんの改修は檀家にとっても大変ですよね
その額たるや うーんでした
でもご先祖様もそれ以上の大変な苦難を乗り越えて今にあると思えば・・・なんですが
空豆
いよいよ次回最終回となりました。
仏像も現代人風なんでしょうか。少し前、アントニオ猪木をモデルに仁王像を作っているのをテレビで見たことがあります。この極彩色が禿げる頃には「平成文化」の代表作なんて紹介されているようになっているかもしれません。
イベントですか?どうしましょうか?悩みます。
三好青海入道の出自については諸説あるようです。真田十勇士は実在の人物をモデルにしていますが、実際は真田氏とは面識がないそうです。
宝くじねぇ~、何億円も要りません。ちょっとイイ車に乗れるだけで良いのですがねぇ、御利益内ですかね。
仰せの通り次回が結願となる予定です。
知多四国の次の予定はもう決めております。今度はがらりと内容が変わります。詳細は後日!
それにしても、四天王様が何となく可愛いらしく見えてしまうのは、私だけでしょうか?!
お疲れ様です!巡礼シリーズもいよいよ終盤戦ですね!
大ラスでのイベントが楽しみです、お願いしますよ!(笑)
大きな額が奉納されているんですねぇ~剣術の新流派を立てた時や道場を開いた時などによく奉納されるとどっかで聞きました!司馬遼太郎の「北斗の人」でしたか?の中で千葉周作が額の奉納を巡って大暴れした場面が思い浮かびます、三好青海入道はこれも小説の中で「真田十勇士」の一人だと思っていましたが、池田輝政に仕えていたんですねぇ~知りませんでした!宗教法人が宝くじを当てたと言う話は小説では無く実際の話として良く聞く話ですねぇ~これも御利益でしょうか?(笑)
仰有る様に結構お金がかかったと思います、信心深い檀家さんが多いんですね。
知多四国の次は?、気になります。