めずらしく、仕事も入っていない完全offな三連休ではあるけれど、どうも天気がイマイチ、加えて先週末から風邪をひいて体調がイマイチなのです。
そういえば、義兄からもらった滋賀県のキャンプ場と宿泊施設のパンフの中に、
入浴招待券があったんだ!
家族で、10時過ぎに向かうことにしました。
途中、道の駅「伊吹の里」で昼食休憩。
ここのそばがおいしいんです。
でも、そんなことは皆さんご存じのようで長蛇の列が・・・・!
こらゃ入店するのに1時間はかかるなぁ!
あっさり、あきらめ一般の食堂へ
薬草煮玉子ラーメン
ラーメンは普通ですが、煮玉子は独特の味わいがあり、のど・胃に不思議な爽快感が残りました。
パンフレットにあった大見いこいの広場へ行ってきました。
立派な施設のようでしたが、料金もそれに見合った額のようです。
雨がまだ降っていたので、そこそこで退散しました。
車で5分くらいのところに己高庵がありました。
早速お風呂へ、
温泉じゃないけど、
露天風呂はあるし、
薬草湯もあります。
山中のこじんまりとした施設なので、とても静かでした。
なぜか、裏手には立派な茶室がありました。
徒歩で3分ほどのところに己高閣という施設があるそうで、行ってみました。
ここは鶏足寺というお寺の敷地内にこの地域にあった山岳寺院の仏像が納めて展示してあるのでした。
かつて、こちらの己高山には多くの寺院が点在していたそうです。
説明をしていただいた方によりますと、ここは京都の北東であり鬼門に位置します。
比叡山延暦寺が鬼門におかれていることは知られていますが、さらにその外側に寺院が設けられていたのでした。
さらに興味ある異説を教えていただきました。
朝鮮半島から都に侵攻されたとします。
西側から攻められた場合、山陽道・山陰道・瀬戸内海いずれも応戦するポイントはいくつもあります。
しかし、若狭から上陸し琵琶湖岸を侵攻されると、距離は短いし、遮る山脈がないので容易に都に達してしまうのです。
その防御のために寺院を築いたという説です。
なるほど、これは山城によく似ています。
以前から、湖北地方には古い時代の貴重な仏像が多いのが不思議でした(当時としては都から遙かに離れていたのだろうに・・・)がこれで合点がいきました。
新たに世代閣も設けられ、かつての山岳寺院の貴重な仏像をみることができます。
その脇にも、たくさんの石仏がごく自然にあるのをみて、この地の歴史の深さが感じ取られるようでした。
帰路も高速道は使わず、17時に家に着きました。
その防御のために寺院を築いたという説です。
(略)
これで合点がいきました。
・・・引用終わり・・・
素直でない私は、どっかで聞いたたった一人の説を直ちに信じてしまうわけにはいきません。
実際、その説は正しいかもしれないし、そうではないかもしれない。これが、理科的な何かの説(うまくは言えませんが)に対してならば、実験の再現性がどうのこうのと検討するであろう人が、こと歴史だとかの文化系の話になると安易に信用してしまうのは何故だろうと思うのですが如何でしょう。
どうも最近、911陰謀説だとか、月着陸はなかっただとか、ホメオパシーを信じる人びとだとか、何で?という疑問でいっぱいなものでして。何だか、からんでいるだけみたいですまんのう。素直に「良さそうなお風呂ですね」とか言ってりゃいいものを・・・
ちなみに私は、空飛ぶスパゲッティモンスター教を信じています。
写真を見て、ぐぅとお腹が鳴った後、よだれが出そうになりました(笑)。
月並みですが、それにしても静かで良さげな温泉ですなぁ。
ところで「空飛ぶスパゲッティモンスター教」って気になるんですけど…
大陸からの侵攻防波堤説はガイドのおじさんも「こんな説もある」と前置きして語った奇論です。しかし、以前からこのあたりに平安時代の立派な仏があるのが不思議だと思っていました。高月とか木之本とか(失礼ながら)ただの宿場町でしょ。大きく歴史に出てきたことも近くに都がおかれたこともないですよね。
科学的な証明実験を行うことは不可能ですが、朝鮮半島から侵攻した雨雲や雪雲が簡単にここを通過し、関ヶ原あたりの新幹線や名神をたびたびマヒさせることは、可能性を証明するものであります。
滋賀と岐阜の県境にある伊吹山は、薬草が有名なのです。この煮玉子、何とも表現しがたい味でした。まずいわけではないですが、今までに食べたことのない味なのでなんとも・・・煮玉子はまた食べてみたいですが、麺とスープはたいしたことありませんでした。
空飛ぶスパゲッティ・モンスター教をウィキペディアで調べてみましたけどよくわからないですね、ただ「アーメン」のかわりに「ラーメン」というそうです。
写真を見ていて思ったんですけど、建物が全部高床式(?)となっているように見えます。
湿気が多いからでしょうか。良く考えれば多くの(全部?)お寺さんも神社も皆こうなっているような・・・
なんでも大根おろしが有名らしく、少し辛い感じですがおろしソバみたいなのをいただきました。
お店の女の子が若くて可愛かったのを覚えてます(笑)。
己高閣・世代閣の建物自体は新しいものです。文化財管理のため、エアコンもついています。考えてみたら昔の家は民家でも縁の下にもぐられる位のスペースはありましたね。床下の風通しが良いとシロアリの被害にも遭いにくいと学生の時聞いたことがあります(シロアリ退治のバイトもしたことあります)。
そうそう、以前、この道の駅で「伊吹大根おろしドレッシング」を買って帰りましたら大変評判がよかったです。そのときは、そばを食べることはできたのですが、若い女の子ではなかったです(感じのいい方でしたけど・・・)。
家族でお風呂に入りに行くにも最適な気候になって来たと思います。
加えて人気の無いお風呂は最高です。それにしても気持ち悪いくらいに空いているように見えますが、ひょっとしてパンフレットの画像か何かでしょうか?
所詮蕎麦などは味のはっきりしたものではないが持論の私です。
風呂は完璧。
どんな名湯でも芋を洗うようではなんの意味もありません。