ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

脇町での学外授業

2014年11月29日 | 日記

 11月28日(金)、午後5時間を使って、4年生の「実用書法」での学外授業に取り組みました。場所は、美馬市脇町です。学生7名をジャンボタクシーで連れていきました。最初は、旧脇町役場で、現在は美馬市脇町庁舎が置かれている建物の一部の最近開設された「四国大学西部地区スーパーサテライトオフィス」に行きました。ここでは四国大学の西部地区コーディネーターの徳山直人さんが、いろいろ面倒を見てくださいました。会議室で美馬市役所観光課主任の鈴木明良さんから、「うだつをいける」の行事に関する説明を受けました。

 今年度は平成27年1~2月に行われるこの恒例行事に、書道文化学科の学生が書道を使って参加することになったのです。この日は徳島県総合大学校の職員の方2名(吉野信吾さん・森本俊司さん)も参加されました。今回の私の学外授業全体のコーディネーターをしてくださっています。この日の予算は、四国大学が文部科学省のCOC事業の採択を受けて頂いたものです。

このオフィスにかけられている杉板の看板に書で書いたのは、4年生の仲道裕馬君です。この日、自分が書いた看板と対面したので、記念に写真を撮りました。かっこよく書けています。

会議室では、動画によって、昨年の行事の様子が放映され、今年はどのような部分でお手伝いができるか、学生から質問意見が出されました。オープンニグイベントの横断幕、1月8日の吉田家住宅での植え込み作業、2月22日の最後のイベントでの書道パフォーマンスなどでお手伝いができそうなことがわかりました。

そのあと、全員で5分ほどあるいて、うだつの町並みの中ほどにある吉田家住宅に移動しました。

住宅の土蔵の2階に、昔の従業員の休憩場所があり、内部はすべて木の壁で覆われています。この部屋は、とても雰囲気がいいので、コンサートや朗読会などのイベントが時々行われています。この空間に書道作品を展示するのはどうすればいいか、学生が考える時間をとりました。いろいろなアイデアが出されました。

この後、美馬市観光協会の南渚さんからも説明を受けました。

来週の授業から、作品制作を始めます。

 

 


せせらぎ書展

2014年11月24日 | 日記

 11月24日(月)、午前に徳島駅前にあるシビックセンターに行きました。同僚の亀石先生・辻先生からご案内を受けた「せせらぎ書展」を訪問しました。既に大勢のお客様が来られていました。

 これは仮名作品を中心とする展覧で、大学の卒業生も何人か出品されていました。当日会うことのできた卒業生の作品を紹介しておきます。

 

和歌山の大久保静さんの作品。

鳴門市の糀真理子さんの作品。大字仮名です。

卒業しても、書道に関わっている人たちがいることはうれしいです。

今後もご活躍を期待します。

 


益習館ゆかりの学者たち

2014年11月24日 | 日記

11月23日(日)午後、淡路島の洲本市立淡路文化史料館で、「益習の集い」の主催で行われた講演会で講演をさせていただきました。そのタイトルは「益習館ゆかりの学者たち」です。益習館とは、江戸時代末期に洲本にあった稲田家の学問所の名前です。ここには、大阪の篠崎三島・小竹の親子が「賓師」…つまりは客員教授として時折訪れ、古文辞学や尊王主義を指導しました。徳島藩で作った公立の洲本学問所とは少し異なった実学を中心に教えたようです。篠崎小竹は人付き合いの上手な儒学者です。親友には頼山陽がいますので、頼山陽やその門下の人たちも大勢この学校を訪れました。洲本学問所の教官だった那波網川や中田南洋とも親しい友人同士でした。益習館は洲本学問所と協力して淡路島の人材育成に尽力し、ここから明治維新に活躍する学者がたくさん出ました。

 この写真は開場直後に撮りましたのでまだ人が少ないのですが、講演会開始時には80人以上の方で会場がいっぱいになりました。淡路島の人たちの「益習館」に対する関心の高さを認識しました。

 今年の5月10日に洲本市立図書館で開かれた庚午事変のパネル展を訪れて「益習の集い」の皆様と知り合いになって以来、何度か四国大学でお会いし、そのうちにこの講演を依頼されました。秋には脇町でもこのパネル展を実施され、皆様の素晴らしい行動力に感動してご期待に応えようと思い、この1か月ほどは資料作成にちょっと頑張って、100枚程度の頁でパワーポイントの画像を作りました。この日は約80分間、ぶっ続けで講演をしました。終わったあとはシャツが汗でしっとりした感じになるほど、熱弁をふるってしまいました。聴衆の皆様も熱心に聴いていただき、質疑応答の時間には、4つも質問が出て、本当に熱い思いのあふれた勉強会でした。

 会場の前には、昨年から淡路で採った石碑拓本をいくつか展示しています。左から、天明志士之碑・沼田苔堂墓碑・岡田鴨里墓碑・岡田真墓碑の拓本を表具したものです。

 会場の後ろには、この日の講演に関係する儒学者の書道作品を飾りました。一昨年くらいから少しずつ集めている作品群です。

 左から、篠崎三島・篠崎小竹・那波網川・沼田存庵・岡田鴨里・三田馬の作品です。

 会場の左右の壁には、「益習の集い」皆様が作られたパネル資料が展示されていました。でも、それらはほとんどが写真とコピーなので、このように本物の書作品が展示物の中に入ると、雰囲気に重厚さが出ます。これが書の持つ独特の力です。

 講演の終了後には別会場に移動して、集いのメンバー10人とゆっくり懇親会で話し合いました。ここでも、楽しい話がたくさん出て勉強になりました。帰りは、メンバーの自家用車で徳島の自宅まで送っていただきました。本当にありがとうございました。

  今年5月10日に撮ったパネルの写真と、益習館跡地の写真を掲載いたします。

益習館の庭園は池泉回遊式の素晴らしい庭園で、しばらくの間手入れがされていませんでしたが、洲本市が所有者から寄付を受け、今後お金をかけて整備されるということです。

 淡路島の人々の歴史学習がさらに盛り上がって、これが教育や観光にも役立っていくとうれしいです。この島は本当に可能性にあふれた場所だと思っています。

 


芳藍書道展・書道文化学会

2014年11月19日 | 日記

11月14日(金)~16日(日)、徳島駅近くの四国大学交流プラザ3Fで、今年の芳藍書道展が開かれました。1~3年生の作品が沢山展示されました。

16日(日)午後には、この建物の5Fで、秋の書道文化学会が開かれました。100名以上の方が会場に詰めかけました。

今回の学会の最初の発表は、京都大学大学院教授で、四国大学大学院でも授業を持っていただいている阿辻哲次先生の「漢字と日本人」と題したご講演です。書道を知らない方や勉強中の学生にとって、たいへんわかりやすいお話でした。

この後、森上洋光先生から「再考張猛龍碑」と題して、中国北魏時代の楷書に関するお話がありました。横画の角度についての詳細な比較研究が、とても参考になりました。

最後には、第31期卒業生の賀上宝子(かがみともこ)さんから、「ニューヨークで書道展を開いて」と題して、パワーポイントによる発表がありました。彼女は、大学卒業後に3年間のアメリカ語学留学をしますが、その間に書道の展覧会を企画し、1回のグループ展と2回の個展をニューヨークで実施しました。その勇気ある挑戦の様子を具体的に説明して下さり、特に学生たちにとって興味あるお話でした。

文化の秋を楽しめた一日でした。

 


四国大学 芳藍祭 書道パフォーマンス2014 

2014年11月09日 | 日記

11月8日(土)、10:30~10:50、今年の芳藍祭の書道クラブの書道パフォーマンスが実施されました。
写真をたくさん紹介します。

この大学に来てから、書道パフォーマンスとはもう長い付き合いです。
学生の若い力と創意にはいつも感心させられます。

見学に来ていた卒業生も一緒に記念撮影をしました。みんなうれしそうです。長い間の練習の成果が実り、天気にも恵まれて良い発表でした。