ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

アミコ新年展示作品の準備

2020年12月28日 | 日記
12月28日(月)です。徳島駅前のアミコビルで、新年に飾る作品を用意するように依頼されました。そこで、辻先生の2年生の授業で制作された新年向けの作品の中から4点を選んで裏打ちを施し、依頼主に届けました。

河野君。



木田さん


勝瀬君。


祖月輪さん。


新年に、生花を飾る背景に使われるとお聞きしています。新年にその様子は撮影に行こうと思います。

香川県での書学研修

2020年12月27日 | 日記
12月27日(日)です。大学院生の渡邊浩尉君と、3年生ゼミ学生の安部絵梨奈さんを同乗させて、香川県に書学研修に行きました。9:30に大学集合です。この日は当初は一人で行く予定でしたが、自家用車で行くのに座席が余り勿体ないので、学生たちを誘いました。しかし、年末の帰省や集中講義と絡んで忙しい学生が多く、なんとか都合のついたのが2名でした。コロナ禍で香川県も危険になってきて、大人数で動くのは危険なので、今回は私も含め少人数の3名で行くことにしました。徳島自動車道経由、脇町ICで降りて、山越えで香川県に向かい、まずは塩江美術館に寄りました。
高松市塩江美術館公式サイト (city.takamatsu.kagawa.jp)



こちらに勤務されている学芸員の高嶋良子さんは、以前、放送大学香川学習センターで、私の書道の授業を受講されたことがあるとのことでした。2名の学生に、詳細な解説をして下さいました。山中の渓谷沿いの塩江温泉郷にある小さな美術館ですが、静かでとても趣の深い、ほっとする空間です。この日に見た「伊東義久の鉛筆淡彩画展」はとてもお洒落な作品群でした。


次に寄ったのが高松市塩江町の旧・安原小学校に設けられた「塩江町歴史資料館」です。ここは、藤澤東畡の生誕地でもあり、藤澤家の学者の作品がたくさん展示されています。月一回、最終日曜日だけに開館ということで、たまたまこの日が開館日だったので、藤澤家後裔である藤澤保さんと久しぶりにお会いし、著書『神内喬木文集』を寄贈することができました。神内喬木は片山冲堂の門下ですから、藤澤東畡の孫弟子となります。



次に立ち寄ったのが「高松市香南歴史民俗郷土館」です。ここの学芸員をされている杉山さんは、四国大学文学部の書道コースの卒業生です。ちょうど、藤澤南岳の作品展が開催中でした。
高松市香南歴史民俗郷土館|高松市 (city.takamatsu.kagawa.jp)




観覧後に近くのうどん屋で讃岐うどんを食べてから、高松市歴史資料館に移動しました。この日は讃岐村塾の小森秀雲氏講演があり、これが第一目的としての研修旅行でした。演題は「書の楽しみ方ー中国の甲骨文・刑徒葬塼・木簡について-」。コロナ禍中ですので、聴衆は少ないのではないかと思っていましたが、140名を超える人が集まって部屋はふたつに分けられていたので驚きました。


小森氏の話は素人にもわかりやすい入門編で、楽しくお聞き出来ました。


帰りには、津田松原で、二つの「琴林碑」石碑を鑑賞してから帰学しました。
皆川淇園撰書の碑と、藤澤南岳撰文・長尾雨山書の碑です。二基とも、この津田松原をほめたたえる内容です。松原は瀟洒な雰囲気で、気持ちが良かったです。



松の生命力の強さを感じさせるV字型の木があって驚きました。強い風で一度は折れた松がまた芽吹いて生き返って生長を続けたもののようです。


夕方の17:30には帰学しました。普段、授業だけでは伝えられない学習がいろいろでき、良い研修になりました。






徳島県議会ホール書道パフォーマンス2020

2020年12月18日 | 日記
12月17日(木)、標記の本番でした。準備は10時頃から始め、12:15開始です。1・2年生の9名が参加しました。会場は、例年よりも入場者を減らし、TV放映で、各部屋で見ていただいています。
学生は、パフォーマンスの30分間弱のみ、マスクを外しています。



最初のナレーションは1年生の児玉さん。



大字「共」は1年生の藤井さん


大字「新」は2年生の寺澤さん


2年生の祖月輪さん。4枚のパネルは、後ろで1年生4名が支えています。



2年生の逢坂さんと寺澤さん。


2年生の白石さんと高橋さん。



1年生の吉田さん、2年生の髙橋さん、祖月輪さん。


2年生の白石さん、1年生の麻植さん。


2年生の寺澤さん、1年生の児玉さん。



2年生の逢坂さん。



この後、最初の大字2字を後ろに掲げて終了ですが、私は午後の授業の担当があるので、ここで帰学しました。

見ていて、気持ちの良い書道パフォーマンスでした。

12月21日(月)、午前に用品の搬出に行って、大字作品の撮影をしてきました。ご覧ください。


拡大します。


良い出来です。1か月ほど展示されているようです。



徳島県議会ホール書道パフォーマンス2020リハーサル

2020年12月16日 | 日記
12月15日(火)、夕方に標記のために県議会まで行きました。学生は9名参加しました。県議会の職員の皆さんと打ち合わせをしました。




作品は、題字2字、大きな紙の1作品、4枚のパネルを使った1作品の3種の作品です。
本番の公演は12月17日(木)の12時20分~40分頃の時間帯に実施します。今年はコロナ禍のために、会場への観客は最低限に抑え、動画撮影をして県庁の各部屋のTVの届け、県職員の皆さんに見ていただく計画です。

学生たちは準備万端です。


四国大学吹奏楽部定期演奏会2020

2020年12月15日 | 日記
12月13日(日)夕方、案内を頂いたので、標記の演奏会に行ってきました。会場は鳴門市文化会館です。今年はコロナ禍で、対外的なコンクールや演奏会が一切なくなり、今年度は最初で最後の演奏会です。


会場はソーシャルディスタンスをとり、座席は一つ置き。招待券を持参してそこには住所・氏名・電話番号を書いて渡し、入場時には検温がありました。マスク着用が義務付けられています。コロナ対策は万全です。


この会場の緞帳には、昔の阿波踊りの姿が刺繍されていました。幕末頃の様子でしょうか。服装・楽器・踊り方は自由だったようです。ラッパなども使われ、仮装で踊っている人もいたと聞いています。連での統一した踊りのスタイルになったのは現代になってからです。



今回、演奏会に行ったのは、4年生のゼミ生の佐川翔子さんが吹奏楽部員で、出演することを聞き案内を受けたからです。サクソフォンの演奏者です。卒業生5名が紹介されていました。


最後には、クリスマスソングの演奏で、扮装も変わりました。


演出も楽しかったです。


コロナ禍は、芸術の世界にも大きな影響を与えました。四国大学の吹奏楽部もかろうじて定期演奏会ができて良かったと思います。都会の大学では遠隔授業のところが多いことを聞いていますので、演奏会は難しいでしょう。
徳島は幸い感染者が少ないので、開催が可能でした。
クラブ活動の維持のためには、このようなイベントが大きなモチベーションになります。