ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

4年生の授業成果展

2017年01月31日 | 日記

1月31日(火)、1月も最終日です。現在、書道文化館1Fギャラリーで標記の展覧会が行なわれています。4年生の「書と工芸」「紙の製作と加工」「表装技法」の授業の中で製作された、興味深い創作作品の数々です。指導は、辻先生・亀石先生・阿部先生が担当されています。書道の周辺にある様々な材料や技法を活用した応用作品で、書道文化の広さを実感して頂けると思います。

藍染めの作品 漂白剤入りの液で書を書いて藍を抜きます。杉本さん

一閑張りの籠・・・作品を貼ってから柿渋を塗って仕上げます。籃胎漆器のような風合いです。 矢野さん  一閑張りの作り方は下記サイトをご覧ください。

http://e-shibu.com/ikkanbari.html

安原さん

絵具やわんぱう(白抜き剤)も使います。 中野さん  わんぱうは下記サイトをご覧ください。

https://www.yumegazai.com/event/wanpau/index.htm

杉本さん

自作の紙漉き色紙。紅葉も漉き込んでいます。  金子くん

継ぎ紙の料紙も作りました 松岡さん

脇さん

わんぱうを使った作品を表装しました。 デザイン書道作品でもあります。  西村さん 

漢字仮名交じり作品の表装   安原さん

漢字作品の表装 美馬くん

漢字一字作品の表装 井上くん

紹介したのはごく一部の作品で、まだまだ多くの作品が展示されていて楽しいです。来週いっぱい、展示しています。

 

 

 

 

 

 


かぜまーる インディゴソックス記者会見ステージバック作品

2017年01月30日 | 日記

1月28日(土)、標記の会見が藍住町のゆめタウンで開かれましたが、その際のステージバック作品を事前にかぜまーるが依頼されて書きました。実際の会見の際は勝浦に行っていたので、ゆめタウンには見にいけませんでしたが、担当者の新町さんが写真を送って下さいました。ありがとうございます。

インディゴソックスは、野球の四国アイランドリーグの徳島のチームです。詳細はチームのサイトをご覧ください。

http://www.indigo-socks.com/

チームの営業・企画担当者の方からの依頼でしたが、実際に作品を見て大変気にいっていただき、「想像した以上にすばらしい」と褒められました。今後も書道の表現には注目していっていただけそうです。

このような会見の背景には通常、看板屋さんの制作したものが使われますが、最近はほとんどがコンピューターで作られますので、きっちりはしていますが、人間臭さや自然さがなくなりがちです。実は人間はそれほど完璧な存在ではありませんから、本当の意味で人の心をつかむ表現というのは、実は完璧なものではなく「不完全さ」を内包したものなのではないかと考えています。これは東洋美術の本質として、既に柳宗悦や久松真一などが指摘していることです。人は不完全さを内包したものを見た時に、それを補完して認識し、そこに深い感銘を抱きます。つまり鑑賞者参加型の芸術形態こそが、人の心をつかむ表現だと言えます。

機械文明が進めば進むほど、逆にマンパワーが注目されるという法則(「ハイテク・ハイタッチ」)があります。

例えば、音楽に於ける古いレコード文化や生演奏の再注目、写真に於けるフィルムカメラの再注目などに、それは断片的に表れています。商売の営業担当の方は、人間心理の最前線で戦っておられますから、そのような動きを敏感に察知されます。

書道が100年後に生き残るためには、表現者自身がそこを意識できるかどうかにかかっているでしょう。

かぜまーるのような若者が、書道文化の救世主となるかもしれません。


かぜまーる チャレンジとくしま芸術祭2017 グランプリ

2017年01月29日 | 日記

1月29日(日)、この日は、先週に行なわれた標記大会の審査結果の発表会でした。私は別な仕事だったので、妻に撮影に行ってもらいました。

やりました!!パフォーマンス部門でグランプリ獲得でした。16チームの頂点に立ちました。2013年1月、東江さんが部長だった代の書道クラブ以来の快挙です。展示部門は残念ながら入賞はしませんでした。他の入賞者は下記サイトをご参照ください。

http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/challenge/2017/news.html

一人ずつインタビューを受けています。

今度は3月12日(日)に、21世紀館イベントホールのステージで、照明を浴びて発表をすることになります。ますます、彼らの活躍の場が広がります。どうぞお楽しみに。

 


風の駅さかもと 書道展の下見

2017年01月28日 | 日記

1月28日(土)、標記のために、勝浦町坂本の鴻本さん宅まで、学生3名を連れていきました。ここには「風の駅さかもと」という名のCAFEが1年前にオープンして、今までにひな祭りでの書道展と、七夕祭りでの風鈴書道展を実施しました。今度は3回目の書道展を依頼されました。下記サイトをご覧ください。

http://loco.yahoo.co.jp/place/g-hCQ_jTH5oqQ/

http://hitosara.com/tlog_36005989/map.html

この日に同行してくれたのは2年生の遠山さん、1年生の坪井さん、久保田さんです。現地では、南部地区コーディネーターの久米さんと合流しました。既に昨年3月に展覧されて、鴻本さんが買い取って下さった作品群がたくさん飾られていました。こちらは今回も継続して展示します。床の間には玉城さんの書いた「風」の軸が飾られています。鴻本さんにも写真に入っていただきました。

昨年、遠山さんが書いた作品も飾られていましたので、その前で撮影しました。

宇良くんの書いた大作品と、私の書いた色紙作品も飾られています。内装などは、昨年よりもバージョンアップしていました。ここは、別格札所である上勝町の慈眼寺への遍路道沿いでもあって、深い山中ですが大勢のお客様が来られます。この日も先客が2名来られていました。

昨年7月行なわれた七夕風鈴まつりの看板も展示されていました。

風鈴の下に短冊の書道作品をつけ、それを学生が書きました。風鈴の一部が玄関先に展示されていました。

今年は、新たに母屋の北側の倉庫の一階を改装して、展示場にしたそうで、そこに様々な短歌や校歌歌詞を書くことを依頼されました。下の写真のような感じの壁に展示をします。枠のように見えるのは、特産のみかんを貯蔵しておく木のすのこ箱に、べニア板を切って敷いたものです。鴻本さんは元JA職員で優秀なアイデアマンですので、このような発想が出てきます。ここの会場の分は、かぜまーるの諸君にお願いしようと思います。2月19日頃から書道展を始める必要があって、時期的に授業で扱っている余裕がないのと、鴻本さんから、かぜまーるのメンバーへの指定依頼があったためです。授業はあと一週間で終わりです。

新たにこのような部屋も展示場にします。ここに飾る作品を書かねばなりませんが、今日連れてきた3名に中心となって制作してもらうことにします。

新たな展示会場の全体像はこのような感じです。久米さんにも入っていただきました。

学生の書道作品の展示場所が、地域にどんどん増えていきます。

 

 

 

 

 


徳島マリンピアライオンズクラブ新年会 書道パフォーマンス2017

2017年01月26日 | 日記

1月26日(木)、19:20~ 標記の会に書道クラブの4名が参加し、演技を披露しました。このパフォーマンスは、既に4年前から続いていて、恒例になっています。参加者は2年生の矢部育実さん、遠山颯希さん、1年生の大南貴大くん、黒田菜月さんの4名です。大南君は経営情報学部から書道クラブに入っている学生です。最初は、大南君が「昇」の字を書きます。

次に遠山さんが「福」の字を書きます。

MCは黒田さんです。

昇る 福  めでたい言葉の作品ができました。

4名が揃って、最後の礼です。

ライオンズクラブの皆さんと一緒に記念撮影をしました。

私たちはこれで、お先に失礼させていただき、ライオンズクラブの皆さんはこの後、総会をされました。

一年の良いスタートになればうれしいです。