ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

塩江町歴史資料館 「藤澤東畡 南岳 黄坡 桓夫」讃岐の碑文集

2022年03月23日 | 日記
3月23日(水)です。
香川県高松市の塩江町歴史資料館の藤澤保さんから、標記の冊子が送られてきました。藤澤さんは、塩江の藤澤一族を代表して、東畡の一族の顕彰作業に尽力されている方です。このブログで過去に紹介した歴史資料館の運営にも携わっておられます。既に開館5周年を迎え、記念事業として作られたそうです。



A4判、全89頁で、42の石碑や木彫扁額の場所、写真、原文、注、現代語訳が細かく記載されています。これだけの数の資料を丹念に集められ、まとめるエネルギーには感服します。香川県だけでこのように多数の石碑が藤澤家に関係していたことに驚きました。歴史資料として、たいへん価値の高い冊子です。
一部に私の過去に解読した内容も使っていただいています。



高松市の地域まちづくり交付金事業として出版され、塩江町歴史資料館にて入手できます。この資料館は毎月の最終日曜日の10~16時だけ開館していて、直近では3月27日(日)に開館しています。ぜひお出かけください。詳細は下記サイトをご参照ください。

ここでは大学院修了生の渡邊浩樹君の企画した篆刻資料の企画展も開催中です。


令和3年度 卒業式・修了式

2022年03月17日 | 日記
3月16日(水)は四国大学の卒業・修了式が実施されました。
全体会は体育館で、学科代表が参列し、それを学科ごとに各教室でLIVE映像で鑑賞し、その後に、代表も各教室に戻って証書を受け取りました。書道文化学科はF201教室です。


芳藍賞は4名、石川理奈フローラベルさんが学術成績の主席、3名は芸術面の受賞で、座安あかりさん、清水奏恵さん、並木桃果さんが高大展の大賞を評価されています。


5名の教員からのそれぞれの祝辞のあと、代表の座安さんにより卒業生の答辞です。彼女は沖縄出身者で琉装できめています。


終了後に別会場で、大学院文学研究科の修了記念式も開かれました。今回の修了生は2名でした。文学研究科授業担当の先生方が参列してお祝いしました。


この後、研究室に戻ると、ゼミの学生が訪ねてきてくれて、記念撮影をしたり、別れの挨拶をしたりしました。新たな出発を期待します。
卒業・修了の式が終わると、1年の仕事の区切りを感じてほっとします。翌日からは新年度の準備が始まります。


大分市での四国大学学生書展

2022年03月12日 | 日記
3月11日(金)~13日(日)、四国大学書道文化学科に在籍する大分県出身学生有志による書道展が始まりました。会場は大分市の中心部にあるiichiko総合文化センターの県民ギャラリーです。下記サイトをご覧ください。

イベント情報 - iichiko総合文化センター (emo.or.jp) 






大分県出身の大学生と大学院生の有志が協力して運営しています。出品者は以下の通り。

大学院1年 衞藤隼斗
4年    西水 渉
3年    安部良夢  河野幸太  後藤乃愛  松本奈菜花
2年    吉田初咲
1年    藤本 陽  三浦 武

本日12日(土)は10時~18時 です。
最終日の13日(日)は、10時~16時です。
特に大分県在住の方はぜひお出かけください。場所は以下の通りです。

〒870-0029
大分県大分市高砂町2番33号 iichiko総合文化センター
TEL:097-533-4000(代表)





TSUBASA PROJECT vol.1 3/26~27

2022年03月08日 | 日記
書道文化学科卒業生の吉田里茉(旧姓石田)さんから、標記のイベントのチラシが送られてきましたので紹介します。3月26日(土)・27日(日)10時~19時、徳島駅前のアミコ東館6階催事場で、芸術関係のブースがたくさん出るイベントです。吉田さんは卒業生の友人だった石丸陽一くんと共同でブース運営をし、色紙にお客様の好きな文字を書かせてもらい販売するそうです。





吉田さんは今は子育てをしながら、「デザイン書道家」の肩書で書道作品を生活なの中で活用する活動をしています。大学時代に学んだことの延長を仕事に取り入れているといえます。その仕事の一端もチラシと一緒に送ってくれました。ワインのラベルで、「萌」の書を前衛的に表現したそうです。


本の表紙のタイトル「ことのはの散り篭」の作品化。


私はこの2日間、仕事で香川県にいるので行けませんが、ご都合の良い方はぜひイベントを覗いてみてください。書以外にも、雑貨や食品、ステージ発表など、多くの発表者によって多彩な表現がなされるようです。

四国大学 TAG-RI-BA 開設記念式典

2022年03月06日 | 日記
3月5日(日)、11時から、徳島駅前の四国大学交流プラザのリニューアル記念式典が開かれ、書道文化学科の学生2名による書道パフォーマンスが実施されました。新たな名前は TAG-RI-BA です。TAGとは英語では「目印・名札」の意味で、「タグる」というSNS上の情報と出会う際に鍵となるキーワードを探す行為を指すネットスラングが生まれ、日本語本来の「手繰り寄せる」という言葉とも通じています。




1F奥に、軽食を出すコーナーができました。学生アルバイトの力で運営します。


式典には、学長先生のご挨拶から始まり、副知事の祝辞もありました。


阿南光高校の生徒の皆さんが、竹の繊維で自分たちで作った紙をプレゼントし、四国大学の書道文化学科の学生がそれを使って書いた作品をプレゼントしました。


この後、2名の学生によるパフォーマンスに移りました。3年生の河野幸太君と2年生の西村美咲さんです。


河野君は「一歩ずつ新しい道を創っていこう」、西村さんは「響」の文字を書いています。


会場には、事前に他の学生が書いた作品も額に入れて飾られています。2年生の梶原有未さんの「勇往邁進」



丹生朱音さんによる与謝野晶子の言葉。
「明日よ、そなたは私の前にあってまだ踏まぬ未来の不可思議な路である」


この後、テープカットがおこなわれました。


2階も大きくリニューアルされました。高校生が勉強したり、小会議をすることもできます。ここを使う時には入口で、スマホにダウンロードしたアプリの提示が必要になります。





これから、この施設も様々なイベントで活用が可能になると思います。どうぞお出かけください。