ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

讃岐研究4.30

2018年04月30日 | 日記

4月30日(月祝)、香川県に研究に行きました。大阪から適塾研究者の先生方3名が緒方正清の研究に来られて、一緒に高松市の墓地を参拝した後に、三木町の神内さんも合流し、讃岐国分寺に行きました。ここは四国遍路の80番札所でもあります。お遍路さんのグループも参拝されていました。

この釣鐘が、奈良時代に鋳造された、四国最古のものだそうです。釣鐘を突く棒が棕櫚の木で作られていました。丈夫で割れにくいのだそうです。

文字も彫られておらず、デザインはとてもシンプルでした。あまりに状態が美しかったのでにわかには信じられませんでしたが、以前、慶州で見た鐘に似ていましたので、そうなのかもしれません。

適塾の先生方と食事後に別れ、菊池寛記念館で打ち合わせをし、さらに高松市西植田の村尾家墓地を訪れました。村尾さまが案内してくださいましたが、たいへん丁寧に墓地の手入れがされてありました。村尾家は、江戸時代の讃岐の有名な儒学者の一族です。神内家とも関係のある一族であることがわかり、神内さんも感激されていました。

最後に植田小学校前の村尾篁山碑を見学しました。

長尾雨山の撰書になる石碑です。この後に、三木町の鰐河神社経由で帰宅しました。一日中、強い日射しで、また日焼けしました。この二日間は、フィールドワークが続きました。これらの資料は後に、研究に活かされることになります。

 

 

 

 


ストーンフェア2018書道パフォーマンス

2018年04月29日 | 日記

4月29日(日)、ゴールデンウィークになって、様々なイベントが開かれています。徳島市中心部の藍場浜公園では墓石展示販売の祭典である「ストーンフェア」が開かれています。

ここに書道パフォーマンスが出されていますが、今年は歴代の卒業生の中で、卒業後も徳島県のイベントで発表している糀さん、石川さん、見世さんが中心となり、補助で宇良君が入りました。

この日は、私はゼミ学生である松村さんの卒論資料収集で、門田君にも手伝いを頼み、香川県に拓本採取に出かけましたので、これを見ることができず、妻に撮影を頼みました。データをもらったので、掲載しています。

観客が入ったテントの中で、石川さんと宇良君がパネルに書き始めます。パネルを裏から支えているのは糀さんと見世さんです。

篆書と楷書の作品ができました。茶色のキャンバスに白文字で表現し、まるで洋画のようです。

今度は4文字作品です。糀さんが書いています。これは4名の合作です。

見世さんです。

完成しました。

これも合作です。4名が点画を少しずつ書いて、最後に宇良君が仕上げの落款を書いています。「繋」の一字書です。

最後は、大作です。寂聴さんの言葉を書きました。墓石の祭典なので、ふさわしい内容です。

この日は、最初は観客が少なめでしたが、公演が進展するにつれて徐々に観客が増え始め、最後はかなり多くの人々が鑑賞されていたそうです。イベントにお役に立てて、何よりです。

ゴールデンウィーク前半は明日まで。

5月4日~6日の後半期は、徳島市街地、コスプレのイベントである「マチ★アソビ」があり、例年のように徳島駅前のポッポ街の中心部ほどで、四国大学の部屋を頂き、書道作品展示と、学生の書道実演コーナーもを開設します。またぜひお立ち寄りください。

 


株式会社アプロサイエンスでの書道パフォーマンス

2018年04月27日 | 日記

4月20日に行われた、標記の画像と動画を送っていただきましたので紹介します。この日は、私は撮影に行けませんでした。この会社は、先般、企業理念の額を宇良君が書かせていただいたのですが、そのお披露目のイベントで、3グループが書道パフォーマンスもご披露したものです。株式会社アプロサイエンスのHPは下記をクリックしてください。

http://www.aprosci.com/

動画から、スクリーンショットで画像を切り取る方法を今まで研究していなかったのですが、今回、挑戦してみました。

2年生の「藍和」(awa)  

2年生の「藍美」(ivy) 

文章にひらがなが多いのには理由があります。この後、会場から驚きの声が上がりました。

かぜまーる。今年のこの企業のキャッチフレーズを書きました。宇良君の動きは特にキレがあり、まるで空手の演武を見ているようでした。

参加学生全員でご挨拶。

社員の皆さんにも、たいへん喜んでいただいたようです。

企業と大学が提携する活動ができました。学生にとっても、社会に書道を活用する学習の機会となりました。ありがとうございました。

 

 


大学本館2階展示スペースにて

2018年04月24日 | 日記

4月24日(火)です。大学本館の耐震工事に伴うリニューアルが済んで、総務課の部屋の前に新たに作品展示スペースができ、現在、書道とデザインの優秀作品が展示されています。ここには、定期的に様々な作品を入れ替えていく予定ですが、現在は昨年度のふくやま美術館所蔵作品臨書展に応募した作品のうちの2点を展示中です。そのうちの1点は私のゼミ学生の松村紗希さんの作品です。

今日の4限目のゼミ授業の最後に、記念撮影のために学生4名を連れて本館2階を訪問しました。右の青い表具の作品です。左の茶の表具の作品は2年生の田中つぐみさんの作品で、昨年度の大賞受賞作品です。これらは昨年の12月から今年の1月にふくやま美術館で展示されたものです。

ゼミ全員でも撮影しました。床板には、藍染加工を施したの特殊な板が貼り付けられています。たいへん良い雰囲気になりました。徳島駅前の展示場のシビックセンターに使われているのと同じ加工です。

学長先生がいらっしゃったので、表敬訪問しました。現在、展示スペースに松村さんの作品が飾られていること、去る20日に鳴門の株式会社アプロサイエンスで実施されたかぜまーるの書道パフォーマンスについて、ハングル書芸の本の出版予定などに関しての報告をし、記念撮影もお願いしましたら、快く応じて下さいました。

このように、学生たちに親しく接して下さる学長先生のいらっしゃる大学は、全国広しといえども他にはないと思います。御多忙な中でも、このような時間を大切にして下さる学長先生に、学生たちも心から感謝いたしました。