4月30日(月祝)、香川県に研究に行きました。大阪から適塾研究者の先生方3名が緒方正清の研究に来られて、一緒に高松市の墓地を参拝した後に、三木町の神内さんも合流し、讃岐国分寺に行きました。ここは四国遍路の80番札所でもあります。お遍路さんのグループも参拝されていました。
この釣鐘が、奈良時代に鋳造された、四国最古のものだそうです。釣鐘を突く棒が棕櫚の木で作られていました。丈夫で割れにくいのだそうです。
文字も彫られておらず、デザインはとてもシンプルでした。あまりに状態が美しかったのでにわかには信じられませんでしたが、以前、慶州で見た鐘に似ていましたので、そうなのかもしれません。
適塾の先生方と食事後に別れ、菊池寛記念館で打ち合わせをし、さらに高松市西植田の村尾家墓地を訪れました。村尾さまが案内してくださいましたが、たいへん丁寧に墓地の手入れがされてありました。村尾家は、江戸時代の讃岐の有名な儒学者の一族です。神内家とも関係のある一族であることがわかり、神内さんも感激されていました。
最後に植田小学校前の村尾篁山碑を見学しました。
長尾雨山の撰書になる石碑です。この後に、三木町の鰐河神社経由で帰宅しました。一日中、強い日射しで、また日焼けしました。この二日間は、フィールドワークが続きました。これらの資料は後に、研究に活かされることになります。