ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

ウッドアイビスの展示作品 新

2021年04月29日 | 日記
4月29日(木)展示替えしました。
4年生の寒田祐奈さん。徳島県の出身。俳画作品。江佐尚白は江戸中期の医師・俳人で、近江(滋賀県)に住んだ芭蕉の門下です。「星月夜 空の高さよ大きさよ」


2年生の吉田初咲(うさき)さん。大分県の出身。「新しい発見は星のようにある。みつけられるかは自分次第」自作の短文でしょうか。


2年生の上里美貴さん。沖縄県の出身。「月 暗やみを照らすもの」


この作品の夜空の部分に不思議な小さな模様が書かれています。最初は星を表現しているのかと思ったのですが、文字のように見えます。


本人に聞いてみないとわかりません。暗号でしょうか?不思議な作品です。作品の中に謎が隠されているというのも面白いです。皆さんも考えてみてください。





ウッドアイビスの展示作品

2021年04月28日 | 日記
4月28日(水) 4月も終わりに近いです。徳島市中心市街地の両国本町商店街の中ほどにあるプチレストラン「ウッドアイビス」の店内には、3種の書作品を展示させていただいていますが、時々展示替えをしています。3月中旬から、桜に関係する作品を展示して1か月半経過しました。桜の季節も終わり明日は休日なので、外出の際に別な作品に替えます。現在の作品3枚を紹介しておきます。

今回の3枚は、3年生の3名の作品です。
左から安部良夢さん、逢坂優妃奈さん。


田村優奈さん。


コロナ禍の中でお客様の数は減っているものの、飲食店も様々な工夫をして頑張っておられます。常連の方の中には、これらの作品を楽しみにしておられる方もいます。芸術というのは、少しでも皆さんに喜んでいただき、心を癒したり、感動を与える存在でありたいと思います。

また、「文学部の中の書道文化学科」で教育する立場としては、見る人の心を考えた意味内容を選定し、しかも鑑賞に堪える技量を持った作品制作者を育てる必要があるとも感じています。

展示替えが済んだら、その様子も掲載する予定です。

徳島の看板いろいろ

2021年04月18日 | 日記
4月18日(日)です。休日に徳島市内に用事があっていった時に、目についたいろいろな看板の写真を撮ってきました。

地の空間と枠、作品の位置関係を考える時に、良い刺激を与えてくれる看板です。


楷書に少しだけ行書・隷書の要素を加えていて、堅すぎず、柔らかすぎず、読み易く、しかも上手すぎない感じが絶妙です。


徳島特産の鶏の種類の名前ですが、「阿波踊り」とかけています。これを揮毫した方は、本学の書道文化学科の前身の書道コースの卒業生です。


筆文字と絵画と英文字と印と、いろいろな要素を放り込んでいますが、余白を十分にとって、うまく調和させています。


かすれの線の表現が美しい。印も効果的に使っています。


絵と印と英文字の書です。余白の取り方が抜群です。


片仮名の書は難しいのですが、よくまとめています。


二文字の書と、活字との位置関係が絶妙です。この置き方は看板で時々見る方法です。


筆文字の草書の連綿、英文字の筆記体の要素をミックさせ、現代的な表現でまとめていて、たいへん上手です。書道の知識が深い人でなければ絶対作れないデザインです。


筆文字を加工していますが、片仮名の配置が見事です。


アルファベットですが、大和古印体の風化した感じを応用しています。



書道の授業の教材に使える素材がたくさんあります。

オリゼミ2021

2021年04月06日 | 日記
4月6日(火)です。入学式後のオリエンテーションゼミナールで、学外見学をしました。場所は大学近くの展示施設です。スクールバスで、まずは徳島県立文学書道館近くまで乗せていただき、館の3Fの収蔵品展を見学しました。専門職員の佐藤先生が案内をしてくださいました。


3000点以上ある蔵品の中から選りすぐりの作品群です。近世から現代にかけて徳島に縁のある作家を中心とした展示で、たいへん満足しました。


歩いて交流プラザまで行って、昼食を済ませた後に、徳島城公園に移動しました。


ボランティアガイドの方に、庭を案内していただきました。


城主も見ていた庭園は池泉回遊式です。



次は展示品。貫名菘翁や原鵬雲の絵画作品が素晴らしかったです。


最後は、ソメイヨシノの前で記念撮影をしました。公園内の桜の多くは盛りが過ぎて葉桜間際でしたが、数本はまだ花がたくさん残っていました。


交流プラザまで戻って、スクールバスで大学に戻りました。少し肌寒い曇りの日でしたが、雨にも会わず楽しい外出で、新入生も良いスタートが切れました。昨年はこのゼミナールも、コロナ禍で実施できなかったのですが、今年は何とか実施できました。2日後から対面授業が始まります。


入学式2021

2021年04月03日 | 日記
4月3日(土)です。今年度の入学式が開かれました。
コロナ禍のため、全体会で代表者が音楽ホールで実施する様子を、学科ごとにZoomで視聴する形式です。午前中は大学生の式です。式に先立って、奥野駿介君と祖月輪音々さんによるVR書道のパフォーマンスも披露されました。


新入生全体の代表として書道文化学科の大畠ひまりさんが挨拶をしました。


この後、やはりZoomによるオリエンテーションがあり、学科でも職員の紹介があり一人ずつ挨拶しました。



午後は、大学院のオリエンテーションがありました。教員と新入院生がお互いに一人ずつ自己紹介し、その後に院生室に行ってオリエンテーションをしました。


何とか無事にスタートが切れました。7日(水)には、在学生のオリエンテーションがあって、本格的な授業は8日(木)から始まります。今のところ、対面授業でスタートできそうです。