7月25日(金)~27日(日)まで、吉野川 フェスティバルが開かれ、住宅から2kmほどのところの吉野川河川敷で花火が上がりましたので、3日間、花火を楽しむことができました。
大学とは対岸の岸辺なので、大学にいたらもっと近くで楽しめます。多くの学生もこの3日間、楽しめたと思います。
最近のカメラは小さいのに、花火モードもついているので、思った以上に綺麗に撮影できましので、いく
つかお見せします。
光が複雑に動くので、不思議な映像も出ています。
猛暑の三日間で、私は仕事に追われて汗だくでしたが、夜にこんな楽しみがあると、元気が出ます。
考えてみたら、今回は小星・スカイピア・花火と、すべて空に関係した数日間でした。
7月27日(日)、午後2時~4時まで、 文学書道館のイベントで席上揮毫会に参加して筆を揮った後、脇町まで搬出に行きました。
西岡先生の古民家の会場の様子が素晴らしかったので、もう少し紹介します。右の看板は、3年生の郡さんと神農さんの作品。
「ご自由にご覧ください」
古民家の全景です。
お庭にはたくさんの草花が植えられています。
「やまない雨はない」
「海」
「これでいいのだ」
「ヘレン・ケラーの言葉」
「希望がある所に人生がある」
「元気があれば何でもできる」
「蛍 光ってないと 誰も僕を 見ないんだよ」
山口さんの作品
「顔晴る」(がんばる)
西岡先生のお宅は、この古民家の隣には近代的な鉄筋の建物があって、両方で書道教室を開かれているそうですが、都市部から移住してこられた門人の方々は、この古民家の方を好んで使われるそうです。古民家の方は敢えてクーラーも入れずに自然の風のままですので、夏は暑いのですが、それでもこの雰囲気は最高です。
二か所の会場に、芳名録と感想ノートを置いておきましたが、何人かの方が感想を書いてくださいましたので、抜粋して載せます。
・若いってうらやましい。パワーを感じます。楽しく書いている様子が浮かびます。
・黒々とした墨と素敵な言葉に元気をいただきました。夜のライトに一層雰囲気が増して、うっとりしました。
・それぞれの力強いメッセージの中に秘められた思いが感じられるすばらしい作品でした。
・初めてこういう書道展を観ました。力強いものから繊細なものまで、特に天井の作品はダイナミックで感激しました。
・それぞれの作品にこもっている想いに心があたたかくなりました。天井を仰ぐと見える「甲骨文の宇宙」は、本当に宇宙に連れていってもらえるような作品でした。
・書と建物が合っていて、作品に引き込まれていく感じで、とてもよかったです。「今を生きる」という作品は「今」という文字が力強く、今という時間がすごく大事だと感じさせる作品でした。
7月26日(土)、予告しておきました標記の展覧会の搬入に行ってきました。お手伝いしてくれたのは、2年生の中野さんと安原さんです。
これはスカイピアの玄関のところで、職員の三宅浩司さんと一緒に撮ったところです。安原さんがちょうど自分の作品の前で写っています。三宅さんは、徳島県のアームレスリングチャンピオンだそうで、「気は優しくて力持ち」を地でいかれる方です。壁に20点ほどの様々な作品を展示しました。
今回、この廊下にこのような立体書道作品を飾ってみました。題名は「甲骨文の宇宙」です。前の日の放課後に、教室で勉強していた3年生4名・・・神農さん、橋本君、三宅さん、見世さんの力を借りて完成したものです。
「小星」という地区の「スカイピア」ですので、この建物のコンセプトは宇宙空間を表現したものです。廊下の天井は高い吹き抜けになっていて梁が縦横に組み合わされています。
細長い紙に、ところどころ様々な甲骨文を書いて、宇宙に浮かぶ星座をイメージしました。梁の間を波打つように、縫うように立体的に展示しました。二人の学生は下で見てもらっていて、下からの景色を言ってもらい、調整しながら行いました。梯子で高い梁に上るのが少し怖かったのですが、思ったよりもうまく展示できました。
次に第二会場の「西岡穂峰書道教室」の古民家に行きました。この古民家の雰囲気はとても味があります。西岡先生のアドバイスもいただきながら、様々な形や色の額を二人の学生のセンスで 展示してもらいました。西岡先生ともすっかり仲良くなりました。
このような会場の場合は、作品の背景の障子やふすま、梁や壁の色なども作品の一部になります。書道作品のみを鑑賞するのではなく、作品の展示してある環境全体を鑑賞することになります。
書道の本来の展示はこうあるべきだと思っています。展覧会場全体を一つの作品と考える発想が大事です。写真に見えているのは、手前から奥に、中野さん、坂東さん、東江さんの作品です。
部屋内の調度類もとてもおしゃれなので、作品は本当に引き立ちます。これは前田君の作品で「夏風来り宴に舞う」と読みます。左には、庭の草花が咲乱れていて、そこに丸い黄色の照明があって、その両方の光を浴びて前田君の作品が浮かんでいます。 見えるでしょうか。下の鉢には水が張ってあってそこに庭のひまわりが一輪浮かべられています。これは西岡先生の演出です。会場には12点の作品を展示しました。
最後に障がい者施設の「小星園」の体育館に行きました。ここでは二日間にわたって「徳島県大衆音楽祭」が実施され、80名以上の方がカラオケで自慢の歌を披露されます。ご家族や近所の方が、総勢で300名程来られるそうです。この体育館はクーラーも入っていますので、みなさん快適そうでした。
この横断幕は橋本君の作品、ステージの左右に貼った歌詞作品は神農さんの作品です。
体育館の後ろ壁面には、新入生歓迎書道展で作成された書道文化学科5・6班の合同作品を貼っています。これは縦3m、横5mの巨大な作品です。歌詞の中にペルセウズ座流星群が出てきて「小星」に関連があり、アジサイの絵がすばらしいので、保管しておいていただいたものです。
音楽祭に参加された人たちが、音で音楽を楽しむとともに、目でも書道を楽しんでいただければ、学生たちにとってもうれしいことです。
27日(日)4時まで展示しています。
スカイピア会場の分はまだ当分の間展示していただく予定で、西岡教室会場は27日の夕方に搬出する予定です。よろしければご覧ください。