ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

チャレンジとくしま芸術祭2013本発表パフォーマンス部門

2013年03月17日 | インポート

31713月17日(日)、卒業式の心地よい疲れも残る翌日のこの日、朝早くから「チャレンジとくしま芸術祭2013パフォーマンス部門の本発表に行ってきました。実は昨日も卒業式の後にリハーサルに連れていったので、連日の出張です。9:30には近代美術館に到着しました。参加者は。13日のゴジカル出演と同じメンバー4名です。(東江美優・藤川咲・金磯李可子・見世亜希子)

午前中に3回目のリハーサル(ゲネプロ)を念入りに行なった後、午後14:00からステージでの本発表が始まり、15:30頃から書道パフォーマンスが始まりました。出場チームは全5チームで、書道クラブはトリを飾りました。

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最初は「サクラ咲ケ」の歌の歌詞を書くもの。用紙には、桜のハナビラを散らしています。

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2番目はスマップの「ありがとう」にのせて書いた横断幕。ひらがなの色を朱にしています。

31763番目は予選でも好評だった「ふるさと賛歌」。瀬戸内寂聴さんが書かれた詩です。絵は徳島の眉山をあしらっています。

約17分間の熱い公演が終わりました。会場は興奮のるつぼでした。この模様と、展示部門の石田里茉さんの作品「命」の映像が、下記の徳島県立近代美術館のサイトから動画で見ることができます。お時間のある方はご覧ください。なお、音声は、歌の著作権の問題があるのか消されていて、インタビュー以外は無音です。

http://www.art.tokushima-ec.ed.jp/movie/movie2013.html

4名の学生の動きは、明るい照明の中で、本当に芸術作品そのものに見えました。上着を赤にしたのは、背景が黒のカーテンだったためですが、学生一人一人が一輪の花のように見えて、思わぬ効果を生みました。仕事は夕方まで続き、本当に多忙な一日でした。


卒業式

2013年03月17日 | インポート

3月16日(土)、この日は卒業式でした。個性的で力のある4年生たちが巣立っていきました。この日は朝から多忙で、証書授与や挨拶もあって、自分の写真をゆっくり撮っている余裕がありませんでした。

書道で学んだことを社会貢献に生かしてほしいと思います。


ゴジカル出演報告

2013年03月14日 | インポート

Gojikaru_13月13日(水)、15:00ごろに四国放送に入り、リハーサルや打ち合わせのあと、16:53から始まる徳島の夕方情報TV番組である「ゴジカル」に書道文化学科の学生4名が出演するのを引率してきました。スタジオの裏側を見ることは少ないので、いろいろ勉強になりました。

今年度のチャレンジとくしま芸術祭パフォーマンス部門でグランプリを受賞したので、3月17日(日)14:00~の本公演の告知を兼ねた生放送です。この番組の研修生として、本学書道文化学科4年生の弘田理さんが参加しているので声を掛けられたということもあります。

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様々なコーナーの後、書道パフォーマンスの演技が始まりました。お得意の「一粒大の涙はきっと」の歌の歌詞を書く作品です。演技時間は4分間です。スタジオはそれほど大きくないので、今回はスタジオ用の小型サイズの作品を披露しました。会場は感動の渦に包まれ、メインキャスターの保岡栄二さんからもありがたいおほめの言葉を頂きました。
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終了後にインタビューを受けています。メンバーは写真左からMCの弘田理(4年)、見世亜希子(1年)、金磯李可子(2年)、キャスターの中山千佳子さん、藤川咲(2年)、東江美優(2年)です。学生はそれほど緊張することもなく、のびのびと演技し、自分を表現していました。今年1年間は様々な外部機関で書道パフォーマンスを見せていますので、彼女たちも自信を持ってコメントできるようになりました。

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この番組の水曜日には四国大学短大の教員である加渡いづみ先生もゲストコメンテーターとして参加されていてこの日は桜色の華やかな服できめておられました。パフォーマンスを見た後は感動して涙を浮かべてコメントしてくださいました。この日は四国大学のメンバーが席巻した状態となりました。

この番組で徳島ヴォルティス(サッカーJ2)の試合のレポートをしていた歌手の坂東道生さんとも少しお話しました。とても元気の良い面白い人でした。また、弘田さんの研修生仲間の阿部さんはモデルさんのようなかっこいい女性でした。

このような機会で、大勢の皆さんに見て頂けるというのはたいへんありがたいことです。書道パフォーマンスに興味を持つ人が増えることで、書道全体への関心や学生の活躍場面が増え、書道の社会的認知度が高まるからです。

学生にとってもたいへん良い体験になりました。


ゴジカル出演

2013年03月13日 | インポート

3月13日(水)、朝です。今日は書道パフォーマンスがらみで出張が2件あって多忙な一日ですので早起きしました。学生4名を連れて動きます。午前中には徳島県立近代美術館で、17日(日)の公演のためのリハーサルがあります。また、午後には、四国放送の夕方番組である「ゴジカル」に出演します。この2つの出張の間に個人的に月一回行なっているボランティアの書道指導にも行きます。なかなかハードに動く一日です。パフォーマンスは長さが3m程度の紙を巻子状にしたものを運搬する必要があるので、私のバン型の車でないと運べません。

ゴジカルの出演結果はまた報告しますが、生放送ですのでとりあえずお知らせしておきます。ご都合の良い方はご覧下さい。夕方16:53~のローカル番組で、学生が書道パフォーマンスをします。


から風呂

2013年03月11日 | インポート

Karaburo13月10日(日)、香川県さぬき市昭和1050にある「から風呂」に行ってきました。

これは、今、調査している「水主石風呂記」の解釈のための取材です。

江戸時代には、日本全国に和式サウナともいえる「石風呂」や「から風呂」と言われる形式のものがたくさん存在しましたが、現在残っているのはわずかです。

香川県東かがわ市水主にはかつて石風呂があって、江戸末期にここに後藤芝山が逗留し、病気を直したのです。残念ながら水主石風呂は現在はなくなっていますが、さぬき市の方は、地元の保存会が頑張って復活させています。下記の2つのサイトをご覧ください。

http://www.47news.jp/CN/200808/CN2008082301000146.html

http://ameblo.jp/suirin-r/entry-11234022241.html

Karaburo2ここに来るときはスウェットスーツの上下とタオルを持参するのですが、この日は初体験だったので、貸していただきました。また、防空頭巾や毛布もお借りして肌を隠して入ります。

料金は500円で、営業時間中は何時間でもいられます。写真のように古墳のようなドームに熱い風呂とぬるい風呂の2種類がありました。Karaburo3

この中で一度薪で火を焚き、ドーム全体を温め、火が消えたら灰を全部掻き出し、そこに炭を敷きつめ、その上にワラを敷き、さらにコモを敷いて上から海水をかけて蒸発させてサウナ状態にします。しばらくして温度が落ち着いたら入ります。

海水のミネラルが空中に漂い、コモの上に座布団を敷いて座ったり寝たりしてしばらく過ごすと、体がポカポカしてきます。遠赤外線の効果です。

数分して熱さに耐えられなくなったら出て、水を飲みながら休みます。体がさめたらまた入ります。これを4~5回続けるのが普通です。

1時間ほどの間に4回入りました。ぬるい方に2回、熱い方に2回です。この日はお客さんが10名ほどいて、風呂には一度に1~3名ほどずつ交代で入ります。服を着ているのでもちろん男女一緒に入り、知らない人ともいろいろな話をしながら、とても楽しい時間を過ごしました。蒸気はほとんどなくなっていて乾燥していて、入っているときは汗はあまりかきません。外から照らしているライトがガラス窓から入るので、ぬるい風呂の方はその光で中で本を読んでいる人もいました。

地元の常連の方から、効能なども聞きました。癌を宣告された人がここに数か月入っていたら完治したとか、痔の人は1週間入ればほとんど改善するとか・・・病気治療にはきわめて効果があるそうです。

1時間後、体の汗をタオルでふき取って上がりました、体はぽかぽかで爽快感でいっぱいで、健康に良いことは確かです。サウナよりも確実に熱が体の芯に届き効果が高い感じがします。私は岩盤浴というのは行ったことがないのですが、おそらくはそれに近いのではないかと思います。この施設のある場所は旧長尾町の塚原という場所で、地名からもわかるようにもともと古墳があった場所です。この窯の様子をみれば、元は古墳だったことは確かで、おそらくは古墳をサウナに転用して使い始めたのだと思われます。歴史的には、行基がこれを考案して始めたということです。民俗学的にも面白い素材です。

後藤芝山がこれで病気を治したという理由が、実際に体験してみてよくわかりました。老若男女が親しくおしゃべりしながら入るというのもとてもいいですね。今度は夫婦で入りに行きたいと思っています。