4月29日(土) 標記の会があって、香川県琴平町に行ってきました。会場は金毘羅神社の近くのACTことひらです。書を使った看板が飾られていました。


会場内はご覧のように多くの作品が展示されていました。10時の開始で、しばらく前から人がどんどん入ってきて、遂に150人を超えました。予想以上に聴衆が来られて、立ち見の方も出る大盛況でした。関心の高さを感じましたが、全国的にはあまり名を知られていない方なので、今後も顕彰活動をする必要があると感じています。

日柳燕石の先生だった丸亀藩儒の吉田鶴仙の屏風が飾られていました。珍しい作品です。

燕石の木像です。「東の清水次郎長、西の 日柳燕石」と呼ばれており、幕末に活躍した尊王志士の一人です。詳しくは下記サイトをご覧ください。
http://space.geocities.jp/mt9882axel/kusanagienseki.html

講演が終わった後は、私に解読をしてほしい方が数名、作品を持参されました。これを解読することも今回の講演の一部となっています。家に美しい掛軸があっても、読めない方が多いので、このような機会にお読みするのも私たちの重要な仕事だと考えています。
午後は英明高校の田山泰三先生のお話で、二つの巨大な石碑の説明が中心でした。田山先生は私の大切な研究仲間です。とてもお話が上手な先生です。笑いを交えながらの楽しい時間でした。

講演会が終わった後に、燕石の旧宅である呑象楼が公開されていたので田山先生と見学に行きました。

内部は、日本家屋ですが、幕末の危険な時代なので、すぐに逃げられるような隠し部屋があって、忍者屋敷のようでした。

帰る途中で、好天の中に見えた坂出の「飯山」(はんざん)です。ご飯を茶碗に盛ったような美しい形です。香川県にはこのような形の山が多いです。

ゴールデンウィークが好天の内に始まりましたが、早速1日が仕事で終わりました。明日は徳島の文化の森に、展示会を見に行く予定です。今日新たに依頼された解読の宿題もいくつかありますので、明日、時間を作って行ないます。