4月16日(土)、書道文化学科の2・3年生を連れて、バス2台で京都の研修旅行にいきました。コロナ禍で2年間実施できなかった企画です。オミクロン株の勢力が少し弱まり、観光シーズンからは少しはずれて、世の中があまりレジャーに動いていない時期を狙い、読み通りに比較的すいた状態の京都を移動でき、天候も快晴で快適な旅になりました。大学は8時に出発、途中、宝塚北SAで休憩した後、京都国立博物館には11時に到着しました。4月の中旬は、桜も終わって、学校も始まったばかり、またゴールデンウィークの直前でもあるので、旅行者は少なめで研修旅行をするには最適の時期です。
バスには、乗るたびに必ず運転手さんが入口で消毒薬を手に待っています。1日で6回ほど乗り降りしましたが、そのたびごとに必ず消毒をしました。見学場所や食事場所でも消毒したので、この日は10回ほど手の消毒をしたと思います。マスクも全員付けており、コロナ禍の中、完璧な感染対策で実施しました。
京都国立博物館では「最澄と天台宗のすべて」という企画展が開かれ、全国の天台宗の寺院から、国宝23点、重要文化財71点が集められていました。
コロナ禍なので、中ではバラバラになって個々に静かに鑑賞しました。一か所だけ撮影OKの場所があったので、仏像を撮影しました。
教科書で見たことのある書作品や仏像などがたくさん展示されていて驚きました。そばで見るとやはり迫力があります。
70分ほどの鑑賞時間がありましたが、時間が足りなく感じました。12:20には集合して西京極の食事場所に移動し、京都らしい和食を食べました。ここでも感染予防のために、対面ではなく、全員同じ方向を向いての食事です。「抹茶ご飯」が想像以上に美味しかったです。
この建物の1階には土産物売り場もあり、食事後に15分間程度、土産も買うことができました。
この次の見学地は、鹿ケ谷の泉屋博古館です。住友財閥が収集した中国青銅器と文人画をたくさん見ることができました。
約1時間の見学を経てから15:20には再びバスに乗り、途中、淡路SAで15分間程度休んでから、大学に戻りました。バスの中でも、そんなに会話をしないように、ジブリのアニメ映画のDVDを流していただきました。
18:30には、予定通り大学に到着。天気が良かったので、意外に顔が焼けて少し疲労しました。しかし、道路もすいていて渋滞もなく、ほぼ予定通りの行程でストレスのない研修旅行でした。
コロナ禍はまだ続きますが、若者にとって旅行は重要な学習の機会です。自分自身のことを考えると、若い頃に多くの旅行を経験したことが、今の仕事にもたいへん役立っています。今後も、マスクや消毒、密回避など、コロナ禍に共存しながら、機会を見つけて旅行を経験してほしいと思います。