ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

芳藍祭 書道部書道パフォーマンスの準備

2022年10月27日 | 日記
10月26日(水)の夕方、書道文化館前の駐車場で、書道部の有志メンバー10名ほどが、11月13日(日)の芳藍祭で公開予定の書道パフォーマンスの練習をしていました。メンバーは全員1・2年生です。
普段は、書道文化館の1Fで練習していますが、本番が屋外である大学中庭で実施されるので、本番のためのリハーサルの段階に至っています。既に空は真っ暗になっていますので、ライトを2台用意して照らし、駐車場にブルーシートを敷き、熱心に取り組んでいました。




発表まであと2週間ほどになりますので、熱が入っています。最近の高校の書道部では、各学校の文化祭や地域のイベントで書道パフォーマンスをする機会が多いですから、指導者を目指す学生たちにとってもこの経験は重要です。自分たち自身が経験して、どんな点が難しいのかを体感しておくことが必須事項になります。

夕方になると、寒風も吹きだす季節ですので、彼らが風邪をひかないように祈りながらシャッターを切りました。

文学研究科 文房四宝研究 紙漉きの授業

2022年10月25日 | 日記
10月17日(月)、24日(月)、大学院文学研究科の文房四宝研究の授業内で、紙漉きをしました。メンバーは、河原さん、高嶋さん、ユーリアさんの3名です。ユーリアさんは、四国大学の提携校であるキルギス共和国のビシケク大学大学院からの留学生で、1年間だけ在籍しています。日本語はほぼマスターしていて、通常の日本人と同様に授業を受けることができます。1回目の10月3日(月)は、紙の歴史と製法に関する講義で、2回目の17日は大学の近辺で採集してきた「カラムシ」の茎や「桑」の枝を煮て、内皮を取り出しました。





翌週の24日には、石灰水で煮た内皮をハサミで小さく切り、ミキサーにかけて繊維を攪拌してから、一旦布で濾しとり、楮紙や画仙紙とブレンドして、さらに布を付けた木枠で濾しとって引き上げ、紙を作りました。木枠ははがき大と色紙大の2種類を用意しています。




ベニア板に載せて、雑巾で水分を吸収してからアイロンで乾燥させて完成です。


様々な道具を用いて、2回の授業でやっと小さな紙が完成しました。紙を作る作業がとても大変なことを知ってもらうことが最大の目的です。普段なにげなく使っている物も、過去の多くの人々の思考錯誤の中から生み出された文化なのです。でも、皆さんはとても楽しそうでした。

この授業は4名の教員によるオムニバス授業で、紙の製作、紙の加工、筆、硯、墨に関する授業を3回ずつ指導します。私の後の3回は田ノ岡先生による、料紙加工の授業です。私は硯の学習でも再登場します。

細かい個人指導も必要なので、大学院の少人数授業でなければできない内容で、しかも様々な観点から学べるので非常に多くの知識や経験を得ることができます。

書道科指導法Ⅱ2022 模擬授業②

2022年10月21日 | 日記
10月21日(金)標記の授業は毎週金曜日の1限に実施していますので、毎回ではありませんが、時々紹介します。
西村美咲さんの授業は、一字書の創作です。最初に「海」という字を各自の自由なイメージで創作させて、そのうちの5作品を黒板に貼って鑑賞しています。





その後に、各自の好きな文字、1文字を決め、作品の構想を練ってから書かせました。


次は吉田初咲さんです。プリントに印刷された10作品のうち、どれが好きかとその理由をグループごとに話し合わせます。


話し合いの様子を、見て回ります。


班の代表者に発表させます。


この後に、各自の題材について、構想を練って書かせました。

互いの授業を受けているうちに、徐々に自分の実施する授業のイメージも湧いてきます。だんだんと教育者らしい授業ができるようになってきます。

秋季錬成会2022

2022年10月20日 | 日記
後期になっての錬成会が10月17日(月)と19日(水)に実施されました。私は19日(水)の批評会の担当になったので、学生の錬成の様子を撮影しました。この日は夕方に3・4班が錬成していました。



後期には、食堂の営業時間の関係で、錬成の後に食事を済ませ、その後に戻って批評会を実施しました。

この錬成は来週にもう1回、5・6班が実施して終了です。ここで制作した作品の精度をさらに上げて完成させ、11月25日(金)~27日(日)に、駅前の交流プラザで芳藍書道展が開催されます。お楽しみに。