ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

書道生活入門 作品展

2014年01月30日 | インポート

1月30日(木)、Shodouseikatu1現在、四国大学の書道 文化館1Fギャラリーで、「書道生活入門」の作品展が開催されています。富久和代先生の指導されている授業で、主として4年生が制作していますが、ユニークな書道作品の宝庫です。いくつかご紹介します。

Shodouseikatu3藍染の布を白抜きした書道作品です。藍染の布に、漂白剤を混ぜた糊で書を書いておいておくと白い文字として抜くことができます。

Shooduseikatu2次のは、ガラスの皿にサンドブラストを書で施したものです。専用の幅広のビニールテープに書を切り抜いて貼り付け、サンドブラストの機械にかけて彫ります。

Shodouseikatu5次は、プラスチック版に文字を彫り込んで、そこにLEDの光を当てて光らせる作品です。

Shodouseikatu4最後は、カレンダーや団扇に、色や模様を付けた後に、創作書を書きつけるものです。

いずれも、工芸や美術とのコラボ作品と言ってよいでしょう。書道も新しい技術をどんどん取り入れて、幅を広げていくことが大切だと思います。


徳島マリンピアライオンズクラブ新年会

2014年01月09日 | インポート

Marinnpia31月9日(木)、19:00頃から、徳島グランヴィリオホテルで、徳島マリンピアライオンズクラブの新年会が開かれ、昨年に引き続き、書道パフォーマンスを披露させていただきました。今年は、食事を頂いた後に、総会の冒頭での書き初めという形で行いました。

参加した学生は、2年生の三宅萌子さん、見世亜紀子さん、郡彩佳さん、1年生の杉本佑夏さんの4名です。最初は杉本さんが「翔」という大字を書いています。

Marinnpia2次に書いているのは、見世さんです。「慶」の字を書いています。

動きが速いので、画像がぶれていますが、速度感があって面白い写真になりました。

全体のナレーションは三宅さんが行なっています。三宅さんと郡さんは墨の容器を持ったり、印を押したり作品を立てる際の補助です。

Marinnpia1完成作品です。かっこよい行草作品となりました。

Marinnpia4最後に、参加者皆さんが集合して記念写真を撮りました。

新年らしくおめでたい文字で、今年もライオンズクラブの活動が活発に行われることをお祈りしています。

この後、この作品は、乾かした後にグランヴィリオホテルのロビーに展示されるということです。

また、ホテルに行ったときにご覧ください。


消防出初式 書道パフォーマンス

2014年01月05日 | インポート

Dezomesiki1 1月5日(日)の午前中、徳島市のアスティ徳島の大ホールで、徳島市消防局の出初式が行なわれ、そこで梯子の演技の際に、三味線の演奏とともに学生の書道パフォーマンスが披露されました。会場には大勢の観客の皆さんが集まっています。

登場したのは、ゼミ学生の4年生、藤井宏くんです。

Dezomesiki3 書道パフォーマンスは早く終わり、主役の梯子演技が続いています。梯子の上で、団員の方のかっこいい演技が続いています。

その前では、作品の上に吸い取り紙を置いて、作品を立てる準備をしています。2人の消防士さんが手伝ってくださっています。

Dezomesiki2 作品が出来上がって披露されました。真ん中に「消防」と隷書で入れて、左右に「愛」・「力」という書が行書で入っています。

多少緊張したようで、練習の時よりも「消」の字が少し大きくなってしまいましたが、観客の皆様からたくさんの拍手を頂いていました。

今回は単独演技でしたので、本人もなかなかプレッシャーが大きかったようですが、これも彼にとっては、卒業研究の一環です。1月25日には論文は提出予定で、今回の仕事はその集大成ともいえるものですし、もうすぐ社会の荒波の中に出て戦っていかねばなりませんから、今回は敢えてほとんど口を出しませんでした。

消防署から、色も少し使ってほしいという要望や、この演技後に消防署で展示するので、大きさや文字内容も指定がありました。消防署の担当者との交渉なども、ほとんど彼が一人で行いました。これも大切な勉強です。

非常に珍しい場面での書道の利用法を体験させてもらって、学生も幸せだと思います。また、このように書道をイベントに利用していただき、ありがたいと思います。


両国本町商店街フラッグ

2014年01月01日 | インポート

Ryuukougotaishou1 1月1日(火)、今年の正月は徳島で過ごしています。穏やかな正月です。皆様、新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

昨日、両国本町商店街の歩道の灯りに付けられたフラッグを見ました。

今年は、30年間分の流行語大賞を一語ずつ書いたものです。年末に商店街から依頼されて、4年生の授業で一人2点ずつ書いてもらいました。足りない分は私も数点書かせていただいています。

化繊の丈夫な布に、アクリル絵具で書いたものです。これで、雨に遭っても墨は落ちません。

写真は、神出なつみさんの作品で、2007年の大賞作品「どげんかせんといかん」です。裏に見えているのは「政権交代」で、西川房子さんの作品です。

このような感じで、16か所に表裏2点ずつ付けられて、風にはためいています。これから8ヶ月程度は見ることができると思います。歩きながら見ていくとなかなか楽しいです。ぜひご覧ください。