12月28日(日)、朝8時に家を出て、京都に行きました。年末のラッシュもなく、11:30には京都に着き、食事後に聖護院御殿荘に行きました。書論研究会の講演と書評の集いが行なわれたからです。これは『書論』第40号「特集・書の時代性」刊行を記念したものです。掲載の論文を担当した10名の書評者が、それぞれ各自の担当の書評を10分程度ずつ発表していきました。私も一篇を担当しました。
その後、杉村先生から「書論40号の回顧と抱負」と題した講演が約30分間行われました。先生の人世を自ら述べたような自伝的講演で、とても興味深かったです。廃刊の危機もあったこの雑誌が40号まで出されたことは本当にすばらしいことで、先生の目標としては今後さらに頑張って、60号までの発刊を目指したいとのことでした。このあと、別室に移って祝賀会が行なわれました。
この日は烏丸のビジネスホテルで宿泊し、翌朝、せっかく京都に来たので、一つお寺を参拝しようということで、香川県の田淵先生と一緒に金閣寺に行きました。さすがにこの寺は世界的に有名なお寺ですから、参拝者の7割程度は外国人でした。日本への外国人観光客は今年ついに約1200万人を超え、外国人に人気のある都市はやはり、大阪・京都・東京だそうで、外国人観光客が多いのも当然だと思いました。
この寺に来たのは、修学旅行を含めれば既に5回目くらいになると思いますが、山の自然を借景にして輝く金閣寺が池に写る姿が改めて神々しく感じました。京都の風景と文化が世界の人を惹きつけることに納得しました。
美しい京都を満喫し、書論の勉強も深めた旅でした。