花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

トサミズキ

2010-03-08 | 木の花
木の花
 早春に高知の蛇紋岩地・石灰岩地を彩る花・トサミズキが見ごろになりました。前週の水曜・金曜と続けて訪問したっぷり楽しむことができました。自生地は高知だけ・・高知を代表する花木です(珍しい木で、全国版、高知県版共に絶滅危惧種に指定されています)
マンサク科トサミズキ
豊年満作を意味する「満の木」と書いてミズキ。花の咲いている様子を秋の稲穂と同じに思い、願ったのでしょう。トサに咲くミズキです。ヒュウガミズキと比べると花房(花序)が長く7~8個の1cm位の花をつける。

淡黄色の花は葉が伸びる前に咲くので花が目立ち開花すぐにはオレンジのオシベがことに目立ちます。ここは蛇紋岩地の耕作放棄地の谷沿いに咲く場所。
           
楽しみのために植えたと思われるスイセンと、満開のトサミズキを正面にお弁当を食べました。これは完全にお花見。
      
近くで写すとこんなに綺麗。
      
幾重にも幾重にも重なり谷奥までトサミズキばかり、霞む黄色が春を告げます。風に揺れるボケもそれも嬉しい。
      
座り込んで見るこの幸せ。近くにはイカリソウの花も開花確認できます。
      
カンザシの先のようなイヤリングのような花房が揺れる姿も好まれたのでしょう。江戸時代中期から各地で植栽されたそうです。
      
木としては丈夫で手間も要らず紅葉も綺麗ですし、葉の形も良いので頷けます。
      
自生地にいる贅沢も味わうこともできました。5日に行った時に地主さんが来ていて「邪魔だから伐りゆう」持って帰ってと花が沢山ついている枝をいただけたことです。確かにこの木は萌芽力が強いので根元から増えます。お墓の周囲・畑の周囲で延びすぎると困るのはよくわかります。これは悠々と大きく育った木。立派でした。サクラの花見は先日したのですが今回はトサミズキの花見でした。

コメント (2)
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