フツーにバイクに乗る。
フツーに近所を抜け、高速を疾って、ちょっとは山道も流して、帰りは渋滞抜けて、自宅へ。
フツーのバイクの使用方法ってば、こんなパターンが一番多いんじゃないだろうか。
フツーに甘えていると、フツーにバイクは消耗する。
そう。
タイヤの中央ばっかりたくさん減る。いわゆる「カク減り」だ。
いや、別にフツーに乗ってれば、フツーに消耗するので、フツーのライダーのオレは、それで何も問題は、ない。
何も、問題はない。問題はないのだが、タイヤが「カク減り」してると、何だかちょっぴり、恥ずかしい。
ウチのロケ子の場合、マシンの仕上げは「走りに振った」方向っぽい。そういうの、好きだし。
バックステップに、低く遠いハンドル。そして、カク減りした、タイヤ。
オレの、ほんのささやかな美意識が、このミスマッチをコキおろすのだ。
タイヤは、できうる限りハジまで使い込んでいなければならない。せめて、センターの減り具合と揃っていたい。
また、フルバンク走行は、常に慣熟が必要な領域と思う。マシンの挙動を高い満足度でコントロール(ったって、オレのレベルってばバリバリ一般ライダーの範疇です)するには定期訓練が必要だ。
実際、峠に出るとガチガチになっちゃう。千葉は、比較的峠道の多い環境と思うが、生活道路が多く、攻めて遊ぶにはリスクが高すぎる。
以前に、対向車にびっくりした同道車がヤっちゃったことがあってから、無理しなくなった。こわいのだ。
そこで、安全なクローズドコース。
たまたま、パワコマとサスのセッティングをする御仁がいるので、ぐるぐる遊びに引っぱり出した。
お互いにお相手をしながら引っ張り合えば、楽しく遊べるはずだ。
タイヤのカク減り解消と、定期訓練をかねた上、楽しんで色んなハナシもできる。
「釣り」も、ひとつ、仕掛けたし。
楽しみだ。キシシシシ。