山本飛鳥の“頑張れコリドラス!”

とりあえず、いろんなことにチャレンジしたいと思います。

動物を飼いたがる人(1)

2023-12-24 09:40:00 | 日記2023

私は、片道4時間くらいの実家へ月に1回くらい通っている。
実家の母は90歳を超え一人暮らしをしている。

幸い日常生活は自分でできるので、私が介護などをするわけではない。
母には出来ない力仕事などを手伝う程度だ。

具体例で言えば、コンポストにたまった土を袋に詰めて運んだり、生垣の刈込を手伝ったりする。
冬が近づいたら敷物と炬燵をセットし、夏が近づいたらそれらを片づけるというようなことである。
あとは、主に墓参りとお寺へのお布施を届ける程度だ。
今年はマイナカードの登録とマイナ保険証の取得が大きな作業だった。

いきなり動物とは関係ない話から始まったが、これに重要関連することとして、姉の動物好きの習性があ問題なのである。
ここ数年、私はまるで一人っ子のように実家を往復しているのであり、せめて母にとってのもう一人の娘、しかも母にとって自慢の娘が、たまにでも実家へ行ってくれたらと思うばかりであった。

母にとっての長女、私にとっての姉は、動物をたくさん飼ってきた。犬1匹、猫3匹体勢で10年以上経過していたが、ここにきて次々に動物たちが老化し、昨年猫2匹が16才くらいで「虹の橋」を渡ってしまった。

その後、老犬が病気になり、アタマもボケ、だんだん歩けなくなって、姉は1年以上その介護をしていた。犬を抱き上げて運んだり、夜も眠れずに世話をしたりして、姉自身の健康まで害するようになってしまった。

姉は、この犬の世話を家族に任せて実家に帰省することもできなかったのだ。
その前はコロナ禍で人間の移動が制限されていたため、もう3年以上姉は母と会っていないのであった。

その老犬がついに1か月ほど前に「虹の橋」を渡ってしまったのである。
それはとても悲しいことではあるが、私は正直、やっと姉が実家に足を運べるようになったのだと思った。ただ、残されている老猫も、相棒の犬を失ってショックを受けており、一人ぼっちとなってしまったので、姉が外泊したら寂しいだろうとは思うのだった。

それでも1泊2日くらいならば家族にお願いし、姉が実家に行けるのではないかと、私は期待したのである。

ところが、姉自身の具合が良くないのだそうだ。
それからさらに驚くことは、亡くなった犬の葬儀の日に、偶然にも野良猫に出会って拾ってきたのだそうだ。これは、天国に行った愛犬が結び付けた縁だろうと運命を感じたらしい。

その猫は、近所に住む姉の子家族が育てることになったものの、基本的にペット不可のマンションに住んでいるし、しょっちゅう旅行などにでかけるため、半分くらいは姉の家で面倒を見ることになりそうだ。

さらに驚いたことには、姉はまた不要になった繁殖犬を引き取ろうとも考えているのだとか。
これは、さすがに姉の夫が反対しているそうだが、姉以外の家族が猫好きで、新たに猫を飼うことにしたならば、自分も新たに犬を飼いたいと思ったらしい。

そして、犬と毎日散歩をしていると、道行く人と挨拶を交わしたり、犬を介して交流ができるというのも楽しいらしい。

いや、もう70歳になろうとしているのに、今さら犬なんか飼ったら、老後が大変であろう。自分も年老いてどうなるかわからないのに、また犬や猫の介護の日々がやってくるではないか。

いくら跡を継いでくれる若い家族が近所に住んでいるとはいえ、いったい何を考えているのか理解できない。

また、この状況では、実家の母の様子を見に行く気など毛頭なさそうなのである。

姉は週末は趣味の活動などをしているのだが、平日は暇なので必要があれば実家に行くことができると数年前は言っていた。

私は仕事があって週末しか行けないので、姉が平日にでも行ってくれたら安心だ。
母は今後さらに年老いていくので、私と姉が交互に帰省できれば、1~2週間に1回くらいは母のもとにどちらかが通えることになり、それが望ましいと思う。

ところが、ここにきてさっそく猫を拾ってきたと思ったら、さらに元繁殖犬を引き取ろうなんて考えているんだから、あきれ果てるばかりである。

ペット好きの人というのは本当に際限がなく、you tubeなど見ていても多頭飼いの人が多い。
生きていてもどんどん数を増やしていくし、死んだらまたすぐに新しいペットを補充し、ペットが身近にいないと落ち着かないようである。

それでも、まだ若い家族で何の心配もない状況だったら、それで人生を楽しんだらよいだろう。
でも、親の介護も人任せにして、自分だけがペットと共に楽しむという神経はどうなんだろうか。

 





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