カメラの選び方について、徒然に書いてみました。
画像をクリックすると拡大されますので、興味のある方はお読みください。
画素数について書き忘れましたので、こちらに追記しました。
〇高画素=高画質か?
撮像素子の画素数は、高画素=高画質と言うわけではありません。
特に、高感度ではノイズが発生しやすくなります。
例えば、ニコンD850は4757万画素、EOS 5D Mark IVは3040万画素ですが、常用ISO感度は、それぞれ、ISO25600、ISO32000まで。
これに対し、ニコンD5は20820万画素、キヤノンEOS-1D X Mark IIは2020万画素に抑えられていますが、常用感度は、それぞれISO102400、ISO51200まで上げることができます。
つまり、暗いところでも、画素数を抑えたほうが、ノイズが少なく奇麗に写るということです。
もっとも、フイルムでは、ISO6400までですので、ISO25600やISO32000でも十分とは言えます。
しかし、ISO102400、ISO51200まで上げられるのは、暗いところの動きものでも、フラッシュなしで手持ちで撮れてしまうというということで、フイルムではできない新たな写真の世界です。
なお、高感度の画質については、新機種の方が良い傾向にあります。
撮像素子や画像処理エンジン(電気信号を画像データに変換する役割をもつ半導体素子)が進化しますからね。
〇どれだけの画素数があればよいか?
モニターで観賞する場合。
2K(フルハイビジョン):1,920×1,080 =2,073,600画素 (約200万画素)
4K:3,840×2,160 =8,294,400画素 (約830万画素)
8K:7,680×4,320 =33,177,600画素 (約3300万画素)
さすがに8Kとなると高画素ですが、4Kでは、高画素機が必要ないことが分かります。
プリントする場合。
300dpiの場合のめやすとしては、
L判:158万画素
A4:870万画素
A3:1740万画素
A2:3480万画素
風景を緻密に撮影し、大きくプリントしたいなら高画素機。夜の街でも気軽にスナップを楽しみたいならそれほど高画素にこだわらなくても良いことが分かります。
何をどう撮りたいか、観賞方法は何か、で選択すると良いですね。
12/2追記
一眼(レフ)は、スマホより良い写真が撮れるか?
答えはNoです。
確かに、画質は良いです。スマホ画面では違いがあまり分からなくても、パソコンモニターで見ると違いは明らかなことが多いです。
しかし、一眼(レフ)は、レンズにもよりますが、スマホと違ってボケが大きいですから、思ったところにきちんとピントを合わせなければいけませんし、被写界深度も意識しないと、「あれ?ぼけぼけ。」と言うともあります。
オートでも、よく撮れたりしますが、思うように撮れないこともあるんですよね。
一眼(レフ)の醍醐味は、奇麗に撮れるだけではなくて、「自分の意図したように撮れる。」と言うところにあります。
スマホのようにお気軽にはいかないんですよね。
大きく重いし、それなりの覚悟が必要と思います。
私は、一眼レフが重いので、以前1型の高級コンデジも買いましたが、写りが気に入らなくて結局手放してしまいました。
それ以来は、しっかり撮るなら大きく重くても仕方がないと思って、一眼レフを持ち歩いています。
一方、一眼(レフ)を買ったものの、大きく重いので手放してしまったという人もいます。
どこまでを求めるかですね。