山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

最期に口にしたいもの

2009年02月24日 | 
「おくりびと」がアカデミー外国映画賞、オスカー賞を受賞しましたね。
まだ映画は見ていませんが、日本の死者への葬いが、世界の様々な人種の方々に、配信できたことは、凄いことだと思います。
是非、見てみたいと強く感じました。


今月叔母を亡くしました。

叔母が最期に口にしたかったのは、クリームたっぷりのケーキだったと聞いていました。
洋菓子店を夫婦で営んでいた、叔母らしいです。

そうして最期にイチゴは2個、ケーキはひとくち食べる事ができたと聞き、心が救われる思いがしました。

本当に本当に、今夜がヤマだという時に、一口のケーキを口にすることに、病院側からは大変なお叱りを受けたと聞き、信じられない気持でいっぱいになりました。

最期に好きなものを食べさせられなかったら、遺族の心にあとあと後悔が残りますよね。

救急車で運ばれる前にも叔母はイチゴが食べたいと言っていたそうなので、今日はケーキとイチゴをを持って、お線香を手向けにいってきました。
叔母と私の実家は、スープの冷めない距離で、とても仲良くしていました。

あなたにとって、最期に食べたい物は何でしょうか?

お通夜の席、お振舞いに「雛子さんたちが食べないと、あの世にいる叔母ちゃんが食べれないの。いっぱいたべてあげてください」と叔父が言いました。

生きるものが食べることはつまり、生きるために食べること。
生きることは、命を繋ぎ、子孫繁栄を求めること、それが人生で繋がっている皆にも幸せをもたらすもの…

これからはイチゴを食べるたび、叔母を思い出すに違いありません。
そうして、叔母がしたかったことを、母にしてあげたいと思います。