八幡平アスピーテライン沿いにある大沼の湖畔に湧いている大沼温泉。
「八幡平レークイン」は松尾八幡平ビジターセンターのはす向かいにあります。
この敷地の入口に、ツキノワグマの「ジュンちゃん」が、檻の中で飼育されていましたが、最後にジュンちゃんを見たのは昨年の秋の頃。
今年は檻もなくなっていました。
ジュンちゃんがまだ子熊だった頃、母熊(現在の看板熊)が撃たれ、宿主が育てることになったそうです。
そうしてジュンちゃんは、熊としてはかなりの時間を檻の中で暮らしました。
「ジュンちゃん!」と呼ぶと、こちらを見てくれたりして、一年に一度でも会えるのが楽しみだっただけに、寂しくもあります。
宿の中にも熊の剥製があったりします。
さて、温泉に入ることにしましょう。
実は、この露天風呂、混浴です。
片方の浴槽には熱めのお湯が流れていますが、入ってしまえばだんだんと体に馴染み、次第に心地の良くなるお湯です。
真ん中の石の低いところを伝って、もう片方の浴槽にお湯が流れるようになっているので、熱い湯とぬるい湯の両方をじっくりと愉しめます。
大沼の緑に囲まれ、とても開放的で、気分のよい露天風呂です。
屋根もない、仕切りもない、それが大沼温泉の良さだと思います。
内湯には、二種類の温泉の成分表がありました。
脱衣所はこぢんまりしていますが、清潔感がありました。
女性の内湯の大きなガラス窓越しには、大沼のあふれる緑、そうして大沼を散歩する方々の姿も見えました。
ジャバジャバと源泉が内湯に注がれ、まことに贅沢な気分です~♪
ボーキサイトのような匂いがしますが、それもまた新鮮の証ではないでしょうか。
とてもいいお湯でした。