286号、仙台南インターの傍に「相互台」という、ニュータウンがあります。
以前からそのニュータウン入口の「石臼挽き 手打ち蕎麦」の看板が気になっていたのですが・・・
ある日のお昼時、ちょうど蕎麦が食べたい気分になり、通りがかりの看板の導きに心を委ね、到着したのが「そばの音」さんです。
以前は、スーパーなどがあり、現在はイタリアンレストランなど、飲食店が何店か操業している集合施設です。
お店の前にはメニューの看板が出ていました。
入ってみると、カウンターとテーブル席、小上がりの、こぢんまりしたお店でした。
ランチタイムの「二八そばセット」(790円)をオーダー。
そんなに待つことなく運ばれてきたのは、野菜のミニ天婦羅とゆかりふりかけのかかったご飯にお新香。
ザルに乗った蕎麦は、ごく普通の「もり」くらいの量があります。
このメニューなら、ランチはお得です!
さて蕎麦の味はというと・・・
スタッフさんから「まずはつゆをつけずに蕎麦を召し上がってください」とアドバイスがあり、それに従い食べてみて驚きでした。
キリリと締まった冷たい蕎麦の、ややざらつきのある食感のあとには、蕎麦の香りが鼻孔を刺激しながら甘味が立ち上がります。
打ち手の、蕎麦への愛情を感じる丁寧なお蕎麦です。
このまま、何もつけないでも完食できるかなと思いましたが、せっかくなのでその後はつゆにつけて味わいました。
つゆはさっぱりの(甘くない)風味の中に、鰹節の香りがします。
ややざらつき感のあるお蕎麦につゆがのっかり、口の中でそばの旨味が一瞬弾けます。
そのあとは、コシのある蕎麦の食べごたえのある食感に満足感をおぼえるのでした。
その日の蕎麦は、山形と福岡の蕎麦粉を石臼挽きしているとか。
黒めのお蕎麦は、山形の田舎そばをイメージするお蕎麦でした。
「相互台」のシンボルでしょうか。
とても静かな雑木林のなか、散歩道もある住宅街です。
美味しい蕎麦と自然の優しさのなかで、軽い気分転換ができ、癒され感のあるランチでした。
■そばの音
住所 名取市相互台一丁目10-1
TEL 022-386-1850
営業時間 11時30分~19時
店休日 水