瀬波温泉街で「源泉やぐら」の看板を見つけ、興味がてら行ってみることにしました。
「はぎのや」さんの駐車場からが最寄ですが、「はぎのや」さんを利用しない場合は、瀬波温泉観光センターがある市営駐車場から徒歩10分位です。
後でわかったのですが、源泉やぐらで駐車しているを見たので、入れる道もあるようです。
階段を上ります。
意外としんどいです。
息がハアハアしてきたころ、やっと噴湯公園が見えてきました。
源泉やぐらを中心に広がる噴湯公園からは、美しい日本海が広がっていました。
「温泉やぐら」から轟々と立ちこめる湯気の迫力、音、源泉の匂いから、瀬波温泉を体で感じます。
瀬波温泉の熱い源泉で「温泉たまご」を作る場所もありました。(無料)
「ああ、たまごもって繰ればよかったなぁ~」と後悔・・・。
誰も利用しないなんて、本当にもったいないです。
与謝野晶子さんがここにきて歌ったそうです。
大空へ煙の馬を走せしむと
白き噴湯の望まるる山
地中より水晶の木を抜き去りし
後の餘沫とおぼゆる噴湯
吹き寄りぬ温泉の熱気
くれなゐの桃の花などもたらす如く
いちじろく瀬波に春の陽炎の立つと
噴き湯をとりなしてまし
あたたかし北越雪譜噴き湯より
春の来たるを記さざれども
柔らかに湯の櫓をばめぐりたる
浅き泉の灼熱の水
温泉はいみじき瀧のいきほいを
天に示して逆しまに飛ぶ
坂多き雪の瀬波のしづかなり
噴き湯動くは一ところにて
雫する雪解にまぎれ小雨降り
雪解に紛れ湯の靄ぞ散る
我友は暫く雪を踏みに出づ
越の瀬波の湯の雪下駄に
与謝野晶子さんって、温泉好きだったのですね。
かつて宿泊した千葉の勝浦にも、与謝野晶子さんの歌碑がありました。
源泉は絶え間なく、力強い噴気をあげています。
自然のもたらす圧倒的なパワーに思わず、唖然として立ちすくんでしましました。
歴史ある伊夜日子神社。
さらに階段が・・・
急こう配です。
休み休み行きましょう♪
奥の院にたどり着きました。
幸運になれるといわれる「龍神の鐘」。
素敵な音色でした!
今日宿泊するお宿が見えました。
なんてことはないのですが、瀬波温泉の源泉の力を感じられて良い散歩になりました。
次に訪れる時は、絶対にたまごを持参したいと思います。