宮城県の多くの地域で小正月の前日の1月14日夕方から行われる「どんと祭」。
「どんと祭」は神社の境内などで、正月飾りを焼き、御神火にあたることで一年の無病息災・家内安全を祈願する祭。
特に宮城県内各地の神社で盛んに行われており、仙台市の大崎八幡宮の「松焚祭」(まつたきまつり)が宮城県最大規模。
横浜出身の夫は、仙台暮らしが10数年経つというのにいまだに「どんと焼」というので、仙台出身の私は、一瞬イラッときます。
駄菓子屋じゃないんですから~笑。
正月飾りや、お守りや、お札が入った紙袋をバサッと火に投げ込みます。
一年間身に着けたり、お祈りしていたお札がモヤモヤと焼けていくのを感謝の思いで見つめ、体を温めながら今年の無病息災をお祈りします。
塩竈神社。
ライトアップされた境内で、お祈りします。
別宮。
夜のお詣りも、ツーンと冷え渡った空気感が新鮮で、心が正されるような気がします。
今年になってまだおみくじ引いていません。
お詣りを終わらせた冷えた体を、また御神火で温めて自宅に戻ります。
横浜に住んでいたころは、近くの神社では元旦に古いお札を境内で焼いていました。
お正月飾りは家庭ごみで捨てていました。
元旦に神社にお札やお守りを持っていくのを忘れてしまった場合も、家庭ごみでした。
宮城の風習の「どんと祭」では、だるまや古くなった神棚も火に投げ込まれることもあります。
皆様の地域では、どんなふうな風習ですか?