山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

レストラン・シェヌー

2018年01月20日 | 

ずっと長い間気になっていたフレンチレストラン「レストラン・シェヌー」さんに初訪してみました。

今思うと、どうしてもっと早くに来なかったんだろう、と。

料金もサービスも雰囲気もとても良くて、お気に入りのお店となりました。

その日は4人で食事をしたので、たくさん写真を載せながらご紹介させて頂きます。

お店は塩竈神社の近くにあります。

勿論ですが、予約は必要です。

私の場合、正月の店舗の休業日が重なり、2日前に予約したため、入店はほぼ希望通りで大丈夫でしたが、食事開始時間が決められてしまい、ドリンクオーダーして、1時間位は会話で過ごすこととなってしまいました。

お花を見ながら、美味しいお料理を頂けるなんて、幸せな時間ですね♪

その日は、「ミディ」4500円(税・サービス込)

前菜、スープ、メインを選べます。

食後のデザートのケーキワゴンでは、その日のケーキから好きなケーキを3種類も選べます。

4人もいるとそのうちの一人くらいは、「選ぶのが面倒だから、あらかじめ決まったコースメニューのほうが良い」という考えをするものなのですね。

「選ぶ」という楽しみや、「自分の好きなものを食べたい欲求」が満たされるので、私はこのようなシステムは楽しいと考えます。

グラスワインはイマイチでしたが、前菜の前のメニューが運ばれてきました。

東京駅の瓦にも使われている、宮城県雄勝町で採れる「雄勝石」のプレートにのせられた「キッシュ」と「白魚のフリット」

黄色いソースはカレーソース。

キッシュはふんわりと焼きたての温かさで、フワ~と口の中でとろける優しい食感です。

白魚のフリットは、臭みもなく、カレーソースで頂くのも楽しいし、レモンをかけると、揚げ物とは思えないほど、爽やかに頂けました。

この始めの一皿で、次のお皿への期待が深まりました。

もうこの段階で、「このお店を選んで良かった、良かった」という感じです。

私が選んだ前菜は、このお店の定番「三陸の幸サラダ ” 千賀の浦 ” 」

マリネされた新鮮な野菜が冷えていて、優しい味付けで、オイルも最少の加減で、目に飛んでくる色彩の彩り、盛付けの妙が素晴らしい一皿でした。

しかも小さい蛸が、噛めば噛むほど味があって、こんなに蛸って美味しいものなの?と感動すら覚えました。

海老もトロ~リした甘みが、噛めば噛むほど、押し寄せてくる感じで・・・本当に繊細な魚介の扱いしておられました。

その他、帆立、サヨリなど。

「オマール海老と帆立貝、スモークサーモン、海の幸のテリーヌ仕立て、ピスターシュ風味」

キャビアものってる!

「エビと北寄貝、自家製スモークサーモンの王冠仕立て」

「エビ」とはオマールエビでした!

「アナゴとフォアグラソテー、リゾットの上にのせて」

アナゴは、松島あたりで有名です。

パンが運ばれてきました。

海苔のパンとプチフランスパン。

特に海苔のパンは、とても味があって、お代わり(サービス)も頂いてしまいました♪

その日の「季節のスープ」は「安納芋のスープ」ということでしたが、私はこのお店の定番

「海の幸のロワイヤルスープ、カプチーノ仕立て 」をチョィス。

ひと口、感動しかない!

あまりにも美味しくて、ガクッと力が抜けます。

この味覚えたら、この先の人生どうしてくれるのぉ?

どんなスープ頂いても「シェ・ヌーの、あのスープのほうが美味しかったね」って、そうなっちゃうじゃないのよぉ。

とほほ・・・。

好み♪ぜったいに私の好み♪♪のスープでした。

それにカプチーノ仕立てというのがズルい。

泡立ちのため、味の輪郭がぼやけてしまうはずなのに、しっかりとした海老や魚介の味わいがあって、そしてスプーンですくい上げると何か物体がある!

ロワイヤルというのは「豪華な」とか「王の」とか「高貴な」とかの意味がありますが、もう一つに「卵とブイヨンを合わせて蒸し、卵豆腐のように固めたもの」という意味もあるのです。

何か柔らかい物体は、後者なのかもしれません。

もう私は夢中で、スープから手が止まらず・・・

すごくスープが好きなんです私。

なんとスープの代わりに+300円で「海の幸のパスタ」に変えられるのが、サプライズです!

夫は「スープはなくてもどうでもいい派」なので、このメニューにしました。

半信半疑でしたが、このパスタも豪華です!

小口切りにされた海の幸がたくさん入っていて、少し頂きましたが、パスタは極細麺でスープによく絡み、美味でした!

 

次はメインです♪

私のメインは「北海道産エゾ鹿のポワレ、赤ワインソースで《秋~冬季限定》」

夫に「エゾ鹿はまずいから、やめたほうがいい」と何度も言われましたが、毎年秋冬限定メニューでやってるみたいだから、絶対に外れないだろうと踏んだ私。

エゾ鹿、ひと口。

あ、なに?この食感?

ぐにゅとした感覚の後に、噛めば噛むほど、押し返してくる弾力と共に、肉とワインの味が深まってきます。

新感覚でした!

柔らかいのに噛み応えがあって、ジューシーで。

このメニューも私の好み♪

エゾ鹿チョイスを反対していた夫に少しあげたら「素材を厳選しているね。美味しいね」と言っていましたね。

左上の皿にあるのは「塩竈の藻塩」。

お口直しにも、直接お肉にかけても、味わい深いお塩でした。

「仙台牛ランプ肉のグリエ、山葵のソース」

「子羊背肉のポアレ、軽いニンニクのクリームときのこ添え」

本日のお魚は「なめたがれい(蒸し)」か「あいなめ(グリル)」かチョイスでき、この写真は「あいなめ」

次に「生チョコと、柔らかいプチマドレーヌ」が運ばれてきました。

飲み物を聞かれました。

珈琲、ハーブティ、紅茶のいづれか。

「季節のシャーベット」が運ばれてきました♪

マンゴーとベリーのシャーベット

ヨーグルトのシャーベット

ポンカンのキャメリーゼ

リンゴ

「ヨーグルトのシャーベット」は初めて頂きましたが、甘みに多分、コンデンスミルクを使っているようで、どこか懐かしくて、それでいて甘みが控えてあって、コクがあるのにあっさりとして好きな味でした。

「ポンカンのキャメリーゼ」は、果物がこうなるの?というくらい、美味でした!

その後ワゴンサービスでケーキが運ばれてくるのですが、もはや最後の客となってしまい、ケーキが原型をとどめていないものしかなく、少しげんなりしてしまいました。

このケーキ類は重いです。

急に「ドカン!ドスン!」と胃が重たくなりました。

 

「また来たいね」と、食べ終わってすぐに皆でそんな会話になりました。

フランス人は2時間かけて会話とワインと会話で楽しむのが毎日と聞きます。

ゆっくり食べながら時間を過ごしたい方には、おススメのお店です。

味付けや油は薄めで、野菜も一皿で沢山頂けるので、本当にバランスのよいランチでした。

本当にご馳走様でした♪

ホテルランチのせわしさはなく、とても素敵な時間を過ごすことができました♪

 

■レストラン・シェヌー
住所 宮城県塩釜市海岸通7-2