総製作費150億円という、ハリウッドをしのぐスケールの日中共同製作映画「空海 KU-KAI」(原題は「妖猫伝」)の公開日の翌日、映画館に行ってきました。
映画監督は、中国のチェン・カイコー。
地下鉄までの道のり、小さな商店街を歩くと、看板猫がいました。
少し年をとった猫ちゃんですが、お店に対する愛といい、この足の合わせの上品さといい、かわゆいですね。
癒されます♪
駅では移動動物園が来ていました。
ペンギンの夫婦がお互いに体を寄せ合い、スリスリしていてとても仲良し。
癒されるぅ♪
映画館は公開翌日というのに、ガラガラ。
映画鑑賞には、絶対にポップコーンとコカコーラZEROは必須。
普段はどちらも食べたり飲んだりしないのですが、映画の時だけは特別です。
この映画の内容はというと・・・。
盟友たちと共に遣唐使として日本から唐・長安へ渡った若き僧侶・空海は、ありあまる才能と言葉を駆使して多くの人々を魅了。
一方、長安では人の死を予言する猫の化物の事件が相次いで発生。
その噂を耳にした空海が、唐で出会った詩人・白楽天と共に長安を脅かす謎の怪事件に迫る歴史冒険物語。
『空海―KU-KAI―』の原作となるのは日本の小説家・夢枕獏の小説『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』で、全四巻の作品。
宮城では、吹き替え版しか上映がありません。
観終わった感想は、はっきり言って150億円の動画を観たなぁ~、ってそれだけですね。
死ぬ瞬間にこんな色がたくさんあって、華やかな画像を走馬灯のように見たなら、幸せな終焉だと思いました。
ヨーロッパの古典映画は暗い。
一方、中国は赤が好きだから、すごく華やかです。
内容は一言で言えば「妖怪黒猫」です。
タイトルが「空海」なんておかしすぎます。
染谷さんの演技も、高僧とあってそんなに変化に富む演技はふさわしくないでしょうが、それでも何か物足りなく感じました。
だからやっぱりタイトルが「空海」はおかしい。
物語の柱となる楊貴妃役は、絶世の美女というようなオーラもないし、女優さんはミスマッチだったと感じました。
印象としては、ミステリーファンタジー映画。
何となく、監督チェン・カイコーの自己満足作かな、というのが私の本音ですね。
少しガッカリしたので、居酒屋さんでハイボール飲んで「仙台せり鍋」して帰りました。