仕事が終わって家に帰り、まず一番にすることは時計と数珠ブレスレッドを外して、定位置に置くことなんです。
「なんか今日も疲れたなぁ~、レモンサワーでも飲みたいなぁ~」と思いながら、数珠ブレスレッドを手首から外そうとすると、いきなりポロポロって、4~5個位の数珠がフローリングにこぼれ落ちました。
「あ!」
「えっ?」って感じでした。
数珠が切れる時は、思い起こせばいつもこの東南のリビングなんです。
松島の円通院さんでは、自分の手首のサイズ、自分が直感で選んで数珠ブレスレッドが作れます。
そこで作った数珠ブレスレッドが、なぜか手首から消えてなくなるという不可解な事が、1か月おきに2度も立て続けに起きて、今回の数珠ブレスレッドを新調した経緯があります。
そのエピソードをお寺さんにお話しすると「それは大変」と、ご厚意で出来上がった数珠をご本尊さまに拝んで頂きました。
それからは、この数珠と8年以上もいつも一緒でした。
東日本大震災の時も、仕事の時も、旅行も、四国お遍路も、高野山も・・・。
ゴムが伸びて来たなぁ~、と感じることはありましたが、なぜか切れもせず「もしも切れる日があったのなら、転機なのかな」と身勝手に考えていました。
今までの数珠ブレスレッドは、切れた瞬間驚くほどすごい勢いで、全部フローリングにこぼれ落ちました。
今回は、まるで涙のようにポロ、ポロ、ポロ、ポロ・・・っとやさしい感じで。
残りは手首になぜか巻き付いて留まっていました。
ずっとずっと、どんな時も一緒で、守って下さった数珠。
こぼれた数珠は、良い意味でも悪い意味でも私自身の転機の知らせと思います。
新しい数珠ブレスレッドを新調する日が来たのだと思います。
石は浄化し、GWの四国遍路で、好きなお寺さんに感謝の思いを込めて、納めたいと思います。