山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

西国三十三観音 25番清水寺

2019年04月03日 | 神社・仏閣

西国三十三観音 25番清水寺は、京都の清水寺と区分して「播州 清水寺」と呼ばれています。

宿泊先の「やしろ鴨川の郷」から車で10分とかからず到着。

朝の清々しい空気に、身の引き締まる様な思いで山門をくぐりました。

播州 清水寺は天台宗の寺院で、今から1800年前にインドから渡来してきた法道仙人が、この山で鎮護国家を祈願したのが始まりとされていますが、今昔物語では俗説もあります。

標高は533.3m。

境内の参道では作業の方々がエアー掃除機を使って落葉などを取り除き、綺麗に整備されていました。

歴史を感じる石段です。

薬師堂に入ってみましょう。

これは面白い!

十二神将がお祀りされていました。

可愛いというか、ユニークというか、見ていて心がホッコリしました。

お手水場。

地蔵堂。

本日初めてのお寺さんなので、鐘をつきました。

志納金が100円と決まっているようです。

梵鐘して金額指定は今までになく、初めてでしたが、心に灯りが燈ったような、そんな気がしました。 

ほんの少しだけ、桜が開いていました。 

根本中堂は中に入れます。

ここで本日最初のお経をあげました。

その近くには「おかげの井戸」があります。

この場所が「播州 清水寺」と呼ばれる由縁です。

この井戸に顔が映れば、あと3年寿命が延びると言い伝えられています。

おそる、おそる、覗きこんでみました。

「キャー」とひとり声をあげてしまいました。

水面に映し出されたのは、まぎれもない私の顔でした。

私が笑ってみると、水面の顔も笑っています。

「ヤッター、あと3年は保障された♪」

と思うのは私だけでしょうか?

4年前、はじめて四国88カ所を1周して高野山で結願したあと、自宅に戻りわずか数日で貧血入院し、一時は重篤病棟に移された経験があります。

それ以降さらに2周して、合計で四国遍路を3周結願しました。

ところが、あの入院生活からごくあたりまえの日常生活に戻ってる今でも、私の心の奥深いどこかで、思うことがあるんです。

もう(命が)終わったはずの時間を少しだけ延長して頂いているのかも?と。 

お寺に椿、とても風情がありますね。

椿は強い花ですね。

枯れそうなのに、凛として美しい。

 

お手水場に戻る感じで、大講堂まで歩きました。

多分、駐車場→大講堂→根本中堂→おかげの井戸→駐車場が正しいルートだったのかも??

根本中堂で靴を脱いで、十一面千手観音菩薩像の前で読経しました。

西国観音巡礼は、お四国と違い、読経のために靴を脱いだり、それを納経場の方が見ておられる位置にあったり、ただ観光目的で御参りされている方も傍にいたりで、いきなり般若心経本を取り出して、読み上げるのにも少し度胸がいりますね。

恥ずかしいというわけではないけど、「まだまだ自分は身に就いてない」と感じてしまうのです。

度重なる台風や落雷による火災で、多くの諸堂を焼失した跡地。

御参りを終えると、茶屋が開店していました。

お茶のお接待を勧めて頂きましたが、本日もまた、タイムレースのようなスケジュールの為、遠慮させていただきました。

早朝のお参りというのは、印象深く、心が洗濯されたような清々しい気分になります。