山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

加瀬沼の白鳥さん

2009年02月18日 | いきもの
今年は暖冬の影響で、越冬している白鳥が早くもシベリアに渡り始めているという報道を聞きました。

昨年は3月の半ばにラムサール条約を結んでいる白鳥飛来地、伊豆沼を訪れてみましたが時すでに遅しで、蕪栗沼でも白鳥はおろか水鳥さえ逢うことができず残念な思いをしたのでした。
そんなことを思い出し、すぐにでも白鳥さんに会いたい衝動に駆られたのでした。

休日を何も考えずまったりと過ごしてしまい、時はすでに午後になっていました。
高速道路をふっ飛ばして北上するのも、どうかと思われます。
ネットで調べると、利府町の加瀬沼にも白鳥がきていると写真が好きな方のブログで見て知りました。
車で40分程で行ける場所です。
途中のスーパーで食パンを2斤買いました。

加瀬沼を訪れるのは2回目です。
15年以上前のことでしたが、ライ魚がいる沼と聞き、好奇心から見に来た懐かしい思い出があります。
随分整備されて、公園として整備され、バーべキュー施設も併設されていました。

ちらちらと雪が舞っていました。
本格的なカメラを携えて、ガンやカモなどの水鳥を撮影している方がいました。
白鳥は見当たりません。
がっかりして帰ろうとしたその時、遠くに白いものが見えたような気がしました。

ドンブラコ、ドンブラコ…
白いものが近づいていてきます。
白鳥です!
しかも、一列になってどんどんこちらに近づいてくるではありませんか!

白鳥さんの視線がこちらに向いてきました。
期待を白鳥さんの視線でひしひしと感じました。
夢中でパンをちぎりながら、白鳥に食べてもらいたいと一心不乱に…

「行くよ!」
「ふぁく」

「こちらにも投げてよ」
「水鳥にとられた、悔しいな…ちょっとお灸を据えてやろう」と首にガブッ!
「お前、さっきから俺の分食ってる!邪魔だ、退け!」と腰のあたりをバクッ!

会話さえできないものの、何かそんな声が聞こえてくるようです。

たった少しのパンで、熾烈な争いを誘導してしまったようで、心苦しくもありましたが、そんな様子を目の当たりにしながら「生きることにひたむきに真剣であれ!」と白鳥さんから強烈なファイトをもらった気になる私でした。

可愛いヤギさん

2009年02月14日 | いきもの
昨日のブログの続き>「もち豚館」の動物園にて

確か今年になってからでしょうか…「ヤギ」2頭がミニ動物園に加わりました。
それが、珍しく茶の毛色をしていて、おとなしくてとってもかわいいので、思わずカメラを向けました。



ヤギには緩慢な動物というイメージがありましたが、なかなか静止してくれなくて、随分シャッターを切りました。
いろんな表情が面白いですね。
ヤギさんを見ていると、のほほんとした気分になります。



2頭の軽い角突きも見ることができました。
角突きはどちらの立場が上が争う行動といわれていますが、その時は軽いパフォーマンスのような印象に思えました。



Wikipediaで調べてみました。

ヤギは家畜として古くから飼育され、用途により乳用種、毛用種、肉用種、乳肉兼用種などに分化し、その品種は数百種類に及ぶ。ヤギは粗食によく耐え、険しい地形も苦としない。そのような強靭な性質から、山岳部や乾燥地帯で生活する人々にとって貴重な家畜となっている。ユーラシア内陸部の遊牧民にとっては、ヒツジ、ウシ、ウマ、ラクダとともに5種の家畜(五畜)のひとつであり、特にヒツジと比べると乾燥に強いため、西アジアの乾燥地帯では重要な家畜であり、その毛がテントの布地などに使われる。ヤギの乳質はウシに近く、乳量はヒツジよりも多い。明治以降、日本でも数多くのヤギが飼われ、「貧農の乳牛」とも呼ばれたが、高度経済成長期を境として減少傾向にある。しかし、近年ではヤギの愛らしさ、粗放的飼育に耐えうる点等が再評価されつつある。これを受けて、ヤギ愛好者・生産者・研究者が一堂に会する「全国ヤギサミット」が年に1回開催されており、年々盛況になっている。

子羊ちゃん♪

2009年02月13日 | いきもの
いつもよく行く温泉には、ミニ動物園が併設されているのがうれしいです♪
しかも主に首都圏に出荷されている「もち豚直売所」でもあり、温泉はアルカリ成分が高く、肌がスベスベになるのです。

先日久しぶりに行ってみると、羊小屋では子羊が生まれたようです。

母羊はウザったい様子で、甘える子羊を邪険にしているように伺えました。
子羊はというと、母羊に甘えたくてどうしようもない様子です。
もしかして・・・ダミーかも知れないと思えたりするほど、母羊はクールでした。「親離れ子離れ」かもしれないのですが、子羊はおっぱいを求めて、何が何でもまとわりつくのでした。

別れ

2009年02月12日 | つぶやき
最後に叔母にあったのは、秋の頃でした。
その頃の私は、仕事が面白くてしょうがなく、どっぷり仕事にのめり込んでいました。
叔母は、市の健康診断で肺の病気が発覚し、酸素吸入器の常用を始めた頃です。
肺が繊維化して固くなり、自力では呼吸が苦しくなるという難病に、知らず知らずのうちに罹っていたのでした。
病気に罹る原因も今の医学では解らず、治療法もない、改善の認められる薬もない、余命が日に日にカウントされる性質のもので、最高で5年、その間病院では具体的な何かは何もできない、といきなり言われたと知ったのは今日でした。

いきなり病院でそう言われて、はじめて「死」を感じた叔母も、ご家族も、どんなに驚き、ショックだったに違いありませんが、最後に叔母と会った時にそんな素振りは一切なく、今となっては心配をかけたくないという叔母の愛情からであったと思うしかありません。
子供の頃から、自分の娘のように愛をかけてくれた叔母でした。

人は生まれてくる瞬間の苦しみは記憶にないのが不思議ですね。
死に向かっていく時は、生と死の駆け引きがあり苦しみがあって、看とる側としては本当に辛く、悲しく、切ないものだと思います。それが強烈な記憶となり、故人を思い出す時、一連の悲しみがいつまでもよぎる場合もあります。

私は、最期を看取ることはできなかったけど、叔母といろいろ会話できて、楽しかった秋の思い出が最後です。

苦しみから叔母の解き放たれた叔母の姿は、美しく安らかでした。

告別式を終えるまでの最期の最後まで姉の傍にいたいと言い張る母の姿に、こんなに深く強い絆で結ばれているものを失うことの悲しさを感じ、叔母の代役に私がなれるのかとそんな目線で母を想うにつけ、まだまだ若い叔母の死が切なくてなりません。

毒があると信じられた歴史もあるけど、トマトは健康の味方♪

2009年02月10日 | 野菜
お待たせしました!
本日は、ブログ冒頭で予告していましたおいしいお野菜「トマト」について、書いていきますね。

トマトというと、人によって好き嫌いがはっきりしているようです。
また味の好みも「糖度の高いトマトが好き」「程よい酸味があるほうが好き」「昔ながらのトマトの味が好き」など。
食感もまたまた「柔らかいのが好き」「歯ごたえのあるのが好き」「皮が口に残るのが嫌」など嗜好が多様化しているのには、訳があるんですよね。

なんと世界では、8000種を越える品種があるといわれています。
日本で登録されているトマトは2008年の農林水産省の品種登録情報ページによれば、120種を超えるそうです。
私の利用するスーパーでは、盛夏の頃には15種類以上のトマトが野菜コーナーにお目見えします。
スーパーのトマトは2つの種類に大分されています。
一つは未熟のまま出荷され店頭に並ぶ頃赤みがでてくる「ピンク系」の桃太郎に代表されるトマト。
赤く熟してから収穫される「赤系」のトマトは中玉やミニトマト、品種ではこくみトマトや高リコピントマトなどで、海外では多くの品種が「赤系トマト」なんです。

さて、トマトの歴史を紐解いてみましょう。

トマトの故郷は南アメリカのペルー、エクアドルなど中南米のアンデス山脈の西側高原地帯であろう、という説が最も有力です。日射量が多く降水量が少ない、さらりとした気候ながら昼夜の温度差がはげしく、水はけのよい土壌。
植物学者たちの調査で、のちにアンデス高原では8~9種類の野生種トマトが自生していたことが判明します。
1センチあるか無いかのたくさんの実をつけたトマトを鳥や獣が好んで食べ、種を排せつし、その種が再び実をつける。そうして少しずつ分布を広げ、やがてメキシコで食用として栽培されるようになりました。
1492年にコロンブスが新大陸を発見したのがきっかけで、大勢のスペイン人が我先と戦利品を求めて新大陸に押し寄せてきました。そこで持ち帰ったトマトがヨーロッパに伝わります。

ところが、赤い色が強烈で青臭い匂いを放つトマトは、毒があるのではないかと思われて食べられることはなかったのです。麻酔作用や幻覚作用のあるマンドラゴラの花にトマトの花がよく似ていたのも一因となりました。
16世紀になりイタリアで大飢饉がおき、草の根も食べて飢えを忍んでいるうち、たわわになったトマトの赤い実を口にするようになります。そうしてヨーロッパでトマトが食用とされるようになるのでした。

日本に伝わったのは17世紀半ば、四代将軍、徳川家綱のおかかえ絵師、狩野探幽が「草花寫生圖巻」に唐なすびとして残しました。(現在、東京国立博物館所蔵)
日本でもまた、トマトには毒があるのではと思われ、長い間鑑賞用として扱われていました。食用されるようになったのは西洋化も手伝い明治初期になってからでした。

現代、日本ではトマト一人あたり一日に換算して、ミニトマト1.5個分消費しているそうですが、世界のNO.1トマト消費国はイタリアのようなイメージがありますが×です。
年間消費量1位はギリシャの140kg。1日の消費に換算すると大玉トマト2個分を毎日食べていることになります。2位はリビア。イタリアは69kgでギリシャの半分も食べていないのです。
日本のように味噌や醤油など味付けの役目をする発酵食品があまりない世界では、スパイスやハーブを上手く利用しながら、トマトを煮込み料理やソースとして食べています。

ここでトマトの歴史は止めにします。もっといろいろ面白い話もあるのですが、長くなりますので…
普段当たり前に口にしているお野菜たちですが、ひとつひとつにも長い歴史があるんですよね。

最後になりますが、トマトを食べることで期待できることは何でしょうか。

トマトは95%が水分で100gあたり16キロカロリー(大玉トマトは200g以上)。低カロリーですね。

トマトの赤に含まれるリコピンは強い抗酸化作用があることで近年注目を集めているファイトケミカルです。
その作用は、βカロテンの2倍以上、ビタミンEの100倍以上ともいわれています。
カロテンは赤の色素に含まれているので、赤ければ赤いほど含有量が多いのです。
またトマトケチャップ大さじ2杯で、1日に必要とされるリコピンを摂取することができます。

トマトは旨み成分であるグルタミン酸を多く含み、生の昆布と比較すると2倍近くもあります。またイノシンサンも含んでいますので、肉や魚と上手く組み合わせることで、料理にコクや旨みが増すのです。

トマトは栄養素もたっぷりで、健康の味方ともいえます。
カリウムは100gあたり230mgあり、食事でトマトを食べることで余分な塩分を体外へと排出してくれる働きがあります。脂肪の消化を助けるビタミンB6、鉄、血圧を下げる働きのあるルチン、カルシウム、亜鉛、ビタミンC。
ビタミンCは美白のイメージがありますよね。カットするよりそのまま食べたほうビタミンの破壊が少なくてすみます。

トマトは洗ってそのまま食べれますから、女性には毎日食べていただきたいお野菜ですね。
綺麗なお野菜を上手に摂って、健康&キレイを目指しましょう♪