山咲雛子の日記

毎日何かを好き☆と感じ、感謝して、頑張っています。時間が沢山あったら、ゆっくり自然の中で過ごしたいです♪旅もしたいな♪

西国三十三観音巡礼の今回3つのアクシデント

2019年04月25日 | 神社・仏閣

西国三十三観音巡礼を始めたのは、昨年2018年11月のことでした。

東北からひとり遍路で、2019年3月と今回で3回に分け、「平成」のうちに結願を果たすことができました♪

あたたかく見守っていただいた皆様のおかげをもちまして、最後に33番さんを打ち、こうして無事たどり着きました。

ありがとうございました。

この思いを、いつかまたこの巡礼の道を歩いて感じたいと思い、結願した暁に、先達申請を致しました。

 

毎回ですが、性格的に私のスケジュール計画はタイトのため、一日2食が基本。

お腹が空けば飲みものを流し込んで空腹をごまかしながら移動することが多く、どんな素敵な観光地があっても横道せず、巡礼ルートに徹しました。

今回の巡礼では、おわりのほうに電車移動で歩き遍路。

7日の旅の荷物を背負って山を歩くのは決して楽ではありませんでしたが、何より歩くことで様々な気づきにあい、素晴らしい経験だったと感じています。

 

巡礼の旅で四国遍路3周致し、その度に真意を試されるがごとく、いつしか3回のアクシデントがあるものだと覚悟して出かけるようになりました。

今回もまた3回、巡礼を妨げるような、そんなアクシデントがありました。

 

①なぜか、スマホが使えなくなる。

②コインランドリーで下着と靴下を盗まれ、洗濯機は私の洗濯物と共に、知らない男の下着や靴下まみれになっていた。

③親切な方に間違ったバス乗り場を教えられて、お遍路道の正道から外れる。

 

今回山登りがあるので荷物を減らすため、私が宿泊した奈良のホテルの中で一番高いホテルと安心してコインランドリーを利用したのですが、洗濯物を取りに行ったら、私のネットに入った洗濯物と共に、知らない男の下着や靴下が混じっていました。

さらに驚くことに、私のネットの中から、赤い下着とスポーツブランドの靴下が無くなっていました。

中国人が犯人でした。

おそらく洗濯費用をケチりたいがために、洗い始めの私の洗濯物に、男は汚れ物を投入して便乗したものでしょうが、私は鳥肌が立つくらいの嫌悪感を抱きましたね。

 

スマホが万が一使えなくなった想定で念のため、行動日程を事前にシュミレーションして紙ベースで持ち歩いていましたが、石山駅のバス停で、私の電波時計で出発予定時間の1分前でバスが動き出したのです。

走って追いかけましたが無駄でした。

落胆している私に、親切なかたが次のバスを教えてくださったのですが、結果的にそれは全く違う方向でした。

終点バス停で運転手さんからアドバイス頂き、目的地へのバスの便はかなり少ないので、結果的にかなり歩くことになったのですが、それも良い経験でした。

 

そんなことまでして巡礼に何の意味があるのか、とても不思議に感じられると思います。

私も不思議に感じます。

でも不思議に、朝がとても苦手な私でも、早朝6時にはいつもメイク完了。

早朝の空気は新鮮で、鳥のさえずりがこだまし、とても気持ちの良いものです。

歩くことで心身ともに活性化し、健康に向かっていくのを感じました。

あきらかに、仕事に行くその朝とは違う、心の落ち着きを感じ、生きていることの幸せをじんわりと感じることができました。

もしも仕事だったら、朝は本当にジタバタして、着ていく服がこれでないあれでもないとイライラして、眉のメイクが上手くいかなくてまた時間が経って・・・本当に急がし過ぎます。

そんないつもの時間に束の間解放されて、巡礼も本当は忙しいのですが、どこかで気持ちに静かな余裕があるんですよね。

巡礼では33の札所を巡り納経するという目的がはっきりしてますから、心がぶれないんですよね。

そういう巡礼の時間の中で、自分と向き合い、頂いている時間をどう過ごすべきか真剣に考えました。

これという大きな答えに辿りつかないから、また巡礼に行きたくなるのかもしれません。

 

 

 

 

 

 


醐山料理 雨月茶屋

2019年04月23日 | 

下醍醐寺の「雨月茶屋」さんで、お昼を頂くことにしました。

雨月茶屋さんは、お寺の拝観料なしでも入れます。

 

 醐山料理の一味膳(3564円)も味わってみたいものですが、そこまで食欲がないんですよね。

胃弱というのは、いつもいつも損していると感じます。

お蕎麦のメニューは素敵すぎる♪

 「三宝そば」(1080円)をオーダー。

素敵なビジュアル!

美味しそうです♪

お汁をひと口。

昆布の出汁が効いていて、あっさりしていて上品な味わいです。

海老天はこんなに汁にどっぷり浸かっているのに、なぜかサックリとした衣の歯触りで、油っぽさはなく、美味です!

この天婦羅の下に、椎茸が入っていました。

九条ネギのシャキシャキの歯触りもいいし、本当に美味しいです♪

お汁まで全部完食。

湯葉寿司、ごま豆腐も味が濃くて美味でした。

うう~、束の間の幸せ。

しかも素材が良いから胃もたれなしで、元気を頂きました。

京都の素敵な思い出になりました♪

外では、売店の軽食コーナーもありました。

価格がリーズナブルです。

霊宝館内には、フレンチカフェ。

有料施設内なので、食事だけという場合は難しいかも?

阿闍梨寮「寿庵」さんでは、湯葉などの和食メニューがウリのようです。

 


下醍醐の台風被害の不思議

2019年04月22日 | 神社・仏閣

下醍醐の仁王門でチケットを見せて、境内を進みます。

なに?この風景は!

道の両側の木がすべて無くなっていました。

係りの方にお聞きしたところ、2018年8月28日に発生した台風21号でほとんどの木が倒木したそうです。

台風21号といえば、関西空港の機能がストップしたニュースが記憶にまだ生々しいですよね。

その日はさすがに、醍醐寺は拝観者の安全のため、入場できないという安全策をとったそうです。

お寺さんの職員さんも自宅待機。

そうして台風が去った翌日、局地的にそこだけが、木が倒れていたそうです。

ひとりの方がお寺で一夜を過ごしたそうですが、風の音が凄くて、木が倒れるような音さえ聞こえなかった、とか。

かなりの数の倒木を撤去しなければならず、1か月程度拝観をやめざるを得なかったそうです。

気象庁はこの惨劇を見逃していて、皆さん知らないだけではないか、ということでした。

本当にそこだけ木が無くなっているんですよ。

不思議です。


西国三十三観音 第11番下醍醐寺

2019年04月21日 | 神社・仏閣

彦根駅から山科駅、そこからバスで醍醐寺前下車。

2019年3月25日のその日は、宝厳寺、醍醐寺のあと番外元慶寺をまわり、19時40分の伊丹空港から自宅に戻る予定でしたが、醍醐寺に入るなり、元慶寺は無理だと分かりました。

拝観だけでも、2時間はかかりそうです。

それにこの旅でまともなお昼を頂いていないので、お寺の茶屋さんで美味しいものを頂いて、思い出にしたいと思いました。

山門で拝観券の確認があります。

拝観券(三宝院・霊宝館・伽藍)は1500円でした。(時期により異なる)

 

醍醐寺は真言宗醍醐派の総本山です。

 

大師堂

下醍醐 観音堂

中に入って納経し、ご朱印を頂きました。

本来ならば山上の「上醍醐」で西国のご朱印をいただくのですが、2008年に火災で焼失してしまい、現在はこの「下醍醐」で頂くことができます。

上醍醐は山道を1時間上るため、西国巡礼のなかでも最大の難所のひとつと言われていました。

桜が咲いていたら、この景色はかなり感動するのではないでしょうか。

弁天堂

無量寿苑

醍醐水は上醍醐にありますが、この水は冷たかったです。

醍醐寺開創について、『ある日、聖宝が深草の貞観寺から東のほうをご覧になると、五色の雲がたなびいているのが見え、その五色の雲に誘われ山に登り山頂に着いたときに「まるで生まれ故郷に帰ったような思いがした」そうです。

谷間をご覧になると、一人の老人が湧き出る水を飲んで、「甘露。甘露。ああ醍醐味なるかな」と言っていました。聖宝は老人にこの地に寺院建立をしたいと声をかけられました。老人は、「ここは、諸仏・諸菩薩の雲集する地で、私は地主で横尾大明神である。この地を差し上げ、長く守護してあげる」とおっしゃられ、姿を消されました。』と伝えています。この水は醍醐水と呼ばれ、現在も枯れることなく湧き続けているそうです。

上醍醐への道が見えました。

いつかまた上醍醐が西国三十三観音の納経場になることはあるのでしょうか?

国宝の金堂

五重塔

桜咲いてたら良かったのにね。

清瀧宮

三宝院

靴を脱ぎます。

写経ができるようです。

襖などが展示されていました。(撮影不可)

庭園

霊宝館は仏像などが展示されていました。

見事な桜の木です!

 

とても立派なお寺さんでしたが、今回写経が間に合わず、お経をあげただけでした。

納経できず、後悔しました。

せっかくの巡礼なので、何事もきちんと整えてお参りしたいものです。

雨月茶屋でのお食事も美味しかったし、また来るような気がしてなりません。

その機会を頂けるのであれば、今度は、花や紅葉の美しい時節を選んでお参りしたいものです。

 

 


西国三十三観音 第30番宝厳寺

2019年04月20日 | 神社・仏閣

竹生島神社の舟廊下を渡ると、観音堂があります。

修繕中のためか、意表をつかれました。

般若心経をあげ、写経をお渡ししました。

ご朱印は別な場所にあるとのこと。

観音堂では千手眼観世音菩薩さまがお祀りされています。

外に出て、階段を上りました。

宝厳寺さんは真言宗豊山派の寺院。

お手水場。

本堂には、大財弁天さまがお祀りされています。

堂内では、「弁天様の幸せ願いダルマ」といって、小さくて赤い可愛いダルマの中にお願い事を書いた紙をダルマの中に収め、本堂に奉納するという願掛けがあります。

竹生島に来れて、本当に良かったと思いました。