
ベニシアの言葉の宝箱
ベニシア・スタンリー・スミス
写真:梶山正
世界文化社
BSで遅い時間に「猫のしっぽカエルの手」という番組を何度か見て、ベニシアさん自身が綴った散文詩調英文の朗読が心地良くてマークし始めた途端、最終回…ウッソ~!
で、この本を入手。
番組の風変わりなタイトルの謎も読んで解けました。
右ページが英語の原文、左ページがその和訳。
所々に入っている京都大原の自然や暮らしぶりの写真がすてき。
そして、もっと良いことにベニシアさん朗読のDVD付き!
イギリスの貴族社会を飛び出し、21歳の時日本に辿り着いて、やがて英会話学校を設立、大原の古民家でハーブに親しみ、自然との共生を大事にしているベニシアさん62歳。
疲れているとき心が騒ぐときに読みたい本。
ちょっと抜粋。
安らかな心は、全てのものに美しさを見出します。
知恵と優しさと笑いの心を持って、人生を受け入れましょう。
未来は、地球からの贈り物を大事にする人の手の中にあるのです。
竹の持つ張りのある柔軟性は、変化する風の中でもしっかり生きていけることを教えてくれます。
ミケランジェロの言葉が ときどき心の中で響きます。「私は今もなお学んでいる」
せめて時々は考えることを止めて、思い出しましょう。人生は舞台稽古ではなく、美しく生きる機会なのだと。
「美は見る人の目の中にある」という諺はまさに言い得て妙です。
言葉は癒しにも凶器にもなります。
優しい言葉は鉄の扉も開きます(ブルガリアの諺)