グリーンズ・テイブル

ppのピアニッシモな戯言でござ~い☆

プラハ・フィルハーモニア管弦楽団コンサート

2015-02-04 21:35:21 | 鑑賞

2月3日(火)19:00 札幌コンサートホールKitara

指揮:ヤクブ・フルシャ

チェロ:ミッシャ・マイスキー

 

スメタナ:交響詩「モルダウ」~「わが祖国」から

ドヴォルザーク:チェロ協奏曲 ロ短調op.104

ドヴォルザーク:交響曲9番ホ短調「新世界より」op.95

 

アンコール

ドヴォルザーク:スラブ舞曲第15番

ドヴォルザーク:森の静けさ(ソリスト)

 

チケット手配をしたのが12月だったものだから、選べるほどの席が残っていなくて、P席に近いステージ横の最上席に。

でも、オケを後ろ側から見るのも聴くのも日常茶飯事なので、違和感がなく、またよく見渡せて楽しめた。

 

チェコに親しみを感じている者としてはたまらないプログラム。

ましてや、そこで暮らしている人たちの演奏とあっては興味津々。

思ったよりゆったりとしたテンポで始まった「モルダウ」、民族の誇りを失わない熱い思いがミュシャの絵と重なり、次第に勢い付いていく様は、プラハでとうとうと流れる川と、その上流に囲まれたチェスキークルムロフを思い出させてくれた。

アルフォンス・ミュシャ展 カレル橋から チェスキークルムロフ チェスキークルムロフその2

 

そしていよいよ、チェロコン。

我々のオケが演奏したのが2ヶ月少し前なので、ページをめくる箇所まで記憶に残っている、つまり極細部にわたって聴ける状態だったので、いつにない楽しめ方がありすぎて…

流石と思うところももちろん多々ありなんだけど、あれ~と思うところもあったりで(フフ)

長い間、k先生から「大きい音を出せることが偉いんじゃないんだ」とよく言われてpに細心の注意を払う習慣が付いている身としては、そこら辺が一番気になったかな。

2楽章の終盤、ソリストは管に向かって……振り向かなかった。。。

 

ミッシャ・マイスキーの同曲は二回目なのに、前回は西本智実だけが記憶に残ってしまって…

若い指揮者と若いオケ、エネルギッシュな演奏、そして67歳のソリストも負けず劣らずエネルギッシュ。。。

 

「新世界より」は、聴く立場でも演奏する立場でも、いつもいろいろな思いが交錯して、胸がいっぱいになる。

パンフレットを読むと、

指揮者フルシャ(チェコ生まれ34歳)に国際指揮者コンクール出場を薦めたのはラドミル・エリシュカ氏(チェコ生まれ)。

 

エリシュカさんは札響で棒を振り、ドヴォルザークのチェロコンがCDになっていて、その時のソリストが我々と共演してくださった石川祐支氏。

なんか、すごい繋がったようで嬉しかった。

 

アンコールのあと、オケ全員が立ち上って一斉にお辞儀!…新鮮!

 

帰り、雪道の中島公園を、最終JRに遅れないよう早足で横切る。

やっぱり、冬場のKitaraコンサートはしんどい。


楽しいこと、美味しいものは……新しい力にかわってくれる☆

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