偶然にも知り合いと同じ職場になった方から、7年前にホスピスのお部屋で音楽療法をしていたときに撮ってくださった写真をその知り合いを通じて頂いた。
不思議なご縁。
音楽療法ボランティアを退いて3年半、昔のこととして仕舞い込んでいたけれど、写真を見てじわじわと思い出す。
写真に添えられた手紙には、音楽好きな父はとても喜んでいたと。
押しつけになってはいないか、気にしていた身には今さらだけど、ほっと。
写真のお礼にシナモンロールを焼いた…まぁ、私に出来るのはそんなところだから。
心を込めて。直径約23㎝。
そういえば集団セッションの時、Tさんはやせ細った身体で、趣味のアコーディオンを弾かれ、みんなで歌った…
曲は何だったろう。
どうしても思い出せない。
お礼をしたためた手紙をパンと一緒に包みながら、思い出をたぐる。
あっ!「バラが咲いた」 そう、「バラが咲いた」でした。
アコーディオンのテンポリードが心地良く、木漏れ日が差し込む美しい空間…
使った便せんと封筒に薔薇一輪。
不思議な偶然。
ppさんの周囲の空気は気持ちの強いゆったりした空気が流れている気がします。
セッションは一期一会が殆どでしたから、心を目一杯開いてやっていましたね。
何度も機会があって関わった方は思い出も多く、Tさんもその一人でした。
もう昔のことです。