1998年
木村選手は入社後、1㍍92の長身から投げ下ろす速球とフォーク、スライダーを武器に頭角を現した。
2000年
マウンドに立つと191㌢の長身が一段と際立つ。「持ち味はストレートとフォークのコンビネーション」と本人も語るように、長身から投げ下ろす140㌔台中盤のストレートは威力十分。フォークの落差も大きく、三振の取れるタイプの投手だ。1年目の昨季は、調整法の面で戸惑いがあったと振り返る。無理をした結果、右肩を故障し不本意な成績に終ったが、今年はそのケガも完治。調整方法もつかみ、体づくりの面でもようやくプロの環境に慣れてきたという。8月5日現在、13試合に登板して4勝2敗1セーブ、防御率3.66とまずまずの安定感を示している。体力的にもプロでやっていける自信が付いてきたことが、結果につながっているのだろう。現在の課題は、左肩の開きが早いということ。佐藤二軍投手コーチも「楽をして投げ過ぎ。もっと体の開きを我慢して体重移動してほしい」と注文を与えている。今季は一軍に2度上がったが、いずれも結果が残せずにすぐに逆戻り。「欲しいところでストライクが取れるボールがなかった」と反省していたが、カウントを取れるボールにこだわる必要はないだろう。常に勝負球のつもりで投げないと、せっかくのチャンスに自分の持ち味を出せないままに終わってしまうことになる。後半戦の目標は一軍に定着することという木村。現在、オリックスは優勝争いのさなかで、投手不足という厳しい状態が続いている。これは、木村にとっては願ってもないチャンス。チームメートには、戎といういい刺激になる先輩もいる。十分化ける可能性を持っており、1つ勝てれば、一気に台頭も考えられる。このチャンスを逃さず、将来的にはローテーションの一角に食いこむような投手に成長していってほしい。
木村選手は入社後、1㍍92の長身から投げ下ろす速球とフォーク、スライダーを武器に頭角を現した。
2000年
マウンドに立つと191㌢の長身が一段と際立つ。「持ち味はストレートとフォークのコンビネーション」と本人も語るように、長身から投げ下ろす140㌔台中盤のストレートは威力十分。フォークの落差も大きく、三振の取れるタイプの投手だ。1年目の昨季は、調整法の面で戸惑いがあったと振り返る。無理をした結果、右肩を故障し不本意な成績に終ったが、今年はそのケガも完治。調整方法もつかみ、体づくりの面でもようやくプロの環境に慣れてきたという。8月5日現在、13試合に登板して4勝2敗1セーブ、防御率3.66とまずまずの安定感を示している。体力的にもプロでやっていける自信が付いてきたことが、結果につながっているのだろう。現在の課題は、左肩の開きが早いということ。佐藤二軍投手コーチも「楽をして投げ過ぎ。もっと体の開きを我慢して体重移動してほしい」と注文を与えている。今季は一軍に2度上がったが、いずれも結果が残せずにすぐに逆戻り。「欲しいところでストライクが取れるボールがなかった」と反省していたが、カウントを取れるボールにこだわる必要はないだろう。常に勝負球のつもりで投げないと、せっかくのチャンスに自分の持ち味を出せないままに終わってしまうことになる。後半戦の目標は一軍に定着することという木村。現在、オリックスは優勝争いのさなかで、投手不足という厳しい状態が続いている。これは、木村にとっては願ってもないチャンス。チームメートには、戎といういい刺激になる先輩もいる。十分化ける可能性を持っており、1つ勝てれば、一気に台頭も考えられる。このチャンスを逃さず、将来的にはローテーションの一角に食いこむような投手に成長していってほしい。