プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

スコット

2024-02-21 09:07:45 | 日記
1993年
スコット投手は、マイナーリーグ五年間で通算14勝を挙げ、昨年はローズともプレーした。今年九月に大リーグに昇格し、リリーフとして16試合に登板。1勝2敗だった。制球が良く、右上手からの速球とフォークは威力十分。桜井球団専務は「まだ若いが、冷静な投球をする」と成長株の右腕に期待していた。


1994年


新外国人選手のダリル・スコット投手(25)が、ブルペンでいきなり40球を投げた。十一日はでん部にできた小指の先ほどのおできを取り除く手術のため練習を休んだが、この日は軽いキャッチボールの後、谷繁を座らせてピッチングを開始した。外国人投手特有の強い下半身を利したフォームで、時折武器のフォークを織り交ぜながら約40球をテンポ良く投げ切った。


新外国人選手のスコットがはじめて紅白戦に登場した。紅組の三番手としてマウンドに登ったスコットは、ノーワインドアップからストレートやチェンジアップ、フォークなど打者五人に20球を投げ込んだ。まだ球威はないものの、打者のタイミングをうまく外す投球は実戦向き。しかし、中村にストレートを左翼席に運ばれ、高橋には粘られた後に四球を出すなど、結果は今一歩だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ホルツ

2024-02-21 08:48:02 | 日記
2005年
左腕のホルツ(32)は、中継ぎ候補。投手としては小柄だが、1球1球腕の出所を変えることができ、牛島監督は「右打者に打ちにくいカーブを投げられるのが特徴」と分析した。


中継ぎ左腕として期待されるホルツが、記者会見し、「チームの勝利に貢献したい」と力強く宣言した。メジャー通算7年間で16勝19敗3S、防御率4.68。主に中継ぎとして活躍した32歳の武器は2種類のカーブと制球力という。


8日に合流した新外国人ホルツが、ブルペンでいきなり捕手を座らせて初投球を行った。約50球、カーブ、カットボールなどを交え、左打者相手に使うという上手から横手に変える変則フォームも披露した。「1度目にしては低めにボールがいったし、順調。早く実戦で投げたい」と笑顔のホルツ。球を受けた葉室ブルペン捕手は「変化球でも腕の振りが直球と同じ。コントロールもいい」と印象を話した。


身長は176㌢。だが、本当はもっと小さいだろう。ブルペンに入ると頭一つ小さい。それでも、メジャー7年間で通算350試合を投げ、中継ぎ左腕として活躍できたのは、メンタルの強さと、投球スタイルからだ。バリー・ボンズ(ジャイアンツ)・ケン・グリフィーJr.(レッズ)らメジャーを代表する左打者を相手に、終盤の大事な局面でマウンドに登るのが仕事だった。大学2年の92年6月に。右ひじじん帯の移植手術を受けた。「あの手術を考えると、メジャーでの活躍が信じられない」だが、その日を境に技術が培われた。直球で打者を抑えきれなくなったかわりにチェンジアップを覚え、コントロールを磨いた。技巧派にスタイルを変えると、1年後には球速も回復。「あの手術がなかったら、今の自分はいない」と振り返る。上手と横手の両方から投じる変則フォームも努力の結晶だ。きっかけはプロ五年目の99年、5度の首位打者に輝いたボッグス(ヤンキースなど)と対戦したとき。上手のカーブでストライクを取り、次に横手のカーブでタイミングを狂わせて打ち取った。「打ちにくかった」という各打者の言葉をチームメートを通じて聞き、「同じボールが2種類になれば投球の幅が広がる」と、本格的に取り組んだ。大リーグ7年間で積み重ねた努力と経験、投球術。中継ぎ左腕の層が薄い横浜は、格好の実力発揮の舞台だ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする