1958年
主戦伊藤は1・8㍍の長身を利して投げるオーバー・ハンドの速球投手。府下ではA級投手に数えられているが四死球が出ると崩れる。
試合は好打、美技の応酬で事実上の優勝戦にふさわしい好ゲームを展開、一万余のファンを最後までクギづけにした。平安・立命ともに藤野、伊藤と予想通りの投手を立てた。藤野は内、外角をきるカーブで、伊藤も内角の鋭いカーブに威力があった。
立命も伊藤、長谷川の完投投手が二人いる。伊藤は本格派で速球を武器としてカーブをうまくおりまぜる。長谷川は横から投げる投手。
明治は伊藤のドロップに悩まされながら毎回走者を出す鋭い攻撃をみせた。そして遂に7回決勝点をあげた。先頭の野村が右前安打し一死後高沢とヒット・エンドランが当たって二、三塁、続く田中のバントは全身守備の坂部後につかまったが、三塁走者が走らないのをみた坂後が一塁に投げたが、これが大悪投になって均衡を破った。さらに次の佐藤がスクイズを決めて2点目をあげた。これで明治の下田投手はすっかり気をよくして、落ちる球を決め球に打気にはやる立命打線を押え切った。
主戦伊藤は1・8㍍の長身を利して投げるオーバー・ハンドの速球投手。府下ではA級投手に数えられているが四死球が出ると崩れる。
試合は好打、美技の応酬で事実上の優勝戦にふさわしい好ゲームを展開、一万余のファンを最後までクギづけにした。平安・立命ともに藤野、伊藤と予想通りの投手を立てた。藤野は内、外角をきるカーブで、伊藤も内角の鋭いカーブに威力があった。
立命も伊藤、長谷川の完投投手が二人いる。伊藤は本格派で速球を武器としてカーブをうまくおりまぜる。長谷川は横から投げる投手。
明治は伊藤のドロップに悩まされながら毎回走者を出す鋭い攻撃をみせた。そして遂に7回決勝点をあげた。先頭の野村が右前安打し一死後高沢とヒット・エンドランが当たって二、三塁、続く田中のバントは全身守備の坂部後につかまったが、三塁走者が走らないのをみた坂後が一塁に投げたが、これが大悪投になって均衡を破った。さらに次の佐藤がスクイズを決めて2点目をあげた。これで明治の下田投手はすっかり気をよくして、落ちる球を決め球に打気にはやる立命打線を押え切った。