プロ野球 OB投手資料ブログ

昔の投手の情報を書きたいと思ってます

大森秀男・清水光男

2025-02-04 20:44:39 | 日記
1961年


阪急ブレーブスは二十七日午後一時三十分、大阪市北区角田町、航空ビル五階の球団事務所でつぎの新入団選手を発表した。
大森秀男捕手(18)中京商業卒、右投げ右打ち、身長1・75㍍、体重73㌔。
同捕手はさきに中日入りした山中投手とバッテリーを組み、今夏の甲子園大会や国体など大きな大会で活躍した。阪急はそのすぐれたインサイドワークが魅力で伊藤コーチが獲得に乗り出したほどで、毎試合必ず安打が出るシュアーなバッティングの持ち主。


大森捕手の話 一番早くこられたのが阪急だし、小さいときからのファンでした。それに投手陣がいいので、パ・リーグで働くなら最初から阪急と決めていました。これからの課題はインサイドワークをもっと勉強し投手の人に信頼される捕手になるのが願いです。


清水光男捕手(18)名古屋商大付属高卒、右投げ右打ち、身長1・74㍍、体重74㌔。
同捕手もインサイドワークがよく、中京地区では屈指の捕手で三年生の年間打率は3割をマークしている。


清水捕手の話 阪急の試合は一度も見ていませんが、やはり差のあるスピードの点を考えて勉強していきたいと思っています。とにかく阪急はやりがいのあるチームです。自分の力がどの程度やれるのかわかりませんが、ただ一生懸命がんばるだけです。

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橋本孝志

2025-02-04 20:31:47 | 日記
1964年


橋本孝投手は下関商では制球力を欠いたが、浪商戦ではすっかり安定したところをみせ、シュート、速球を主に浪商を5安打無四球に完封した。

博多工橋本孝は竹井を上回るできで、完ぺきに近かった。シュートでカウントを取り、外角への鋭い速球を勝負ダマにした。


近鉄バファローズは二十九日午後三時から日生球場内の球団事務所で、博多工橋本孝志投手(18)=身長1㍍82、体重80㌔、右投げ右打ち=の入団を正式に発表した。前夜、近鉄瓜生スカウトにともなわれて父親勇さん(52)と空路上阪した同投手は、この朝、十八回めの誕生日を迎えたのだが、奇しくも十八歳の誕生日がプロ入り契約書調印ー入団発表と思い出の日となったわけだ。同投手の父親勇さんは瓜生スカウトの案内で午後二時半日生球場の入り口をくぐった。球団事務所隣接の応接室で永江代表とあいさつ、かけつけた別当監督とも感激の対面をした。近鉄のユニフォームをつけてカメラのフラッシュを浴び、引きつづき報道陣のインタビューをうけた。白カッターに学生ズボンという軽装でいかにも高校生らしい。巨体に似合わぬ童顔を赤らめ、小さな声でボソボソと答えていた。


ー地元の西鉄をはじめたくさんの球団から誘われたと思うが、近鉄に踏み切った動機はなにか。
橋本・近鉄には先輩(山田外野手)がいるし、別当監督の人がらにも引かれた。


ー最後的にはいつ決めたか。
橋本・二十七日の夜家族全部が話し合って決めた。


ープロにはいったらどんなタイプの投手になりたいか。
橋本・武器はストレートとカーブだが、あくまで真正面から勝負していく本格派投手になりたい。徳久さんを目標にしてがんばるが、池永(下関商)尾崎(徳島海南)らプロにはいるとしたら、かれらに負けたくない。


ーこれから来春のキャンプ参加までどうするか。
橋本・ランニングを主に足腰をみっちり鍛えるつもりだが、機会があるかぎり、プロ野球を見ておきたい。

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