第34回思い出のメロディー

2002年08月10日 | 音楽

私が若い頃、NHKの「思い出のメロディー」というと
ナツメロが歌われる番組だった。
その頃のナツメロというと、
戦時中か戦後の流行った歌だった。
戦争の色濃く反映した歌が多く、
私は好きではなかった。
(といっても何曲かはどうしても心に残っていて、
 忘れられない歌はある)
だからあまりこの番組を全部観たことがなかった。

今夜、女房は居酒屋のバイトに行っていない。
女房はこの手のものが嫌いだ。
(私たち夫婦の場合、好みの不一致が多い。
 いつでも離婚出来る状態です)

テレビをつけると、
グループサウンズメドレーが始まった。
元ジャガーズ  君に会いたい
元タイガーズ  花の首飾り
元モップス   たどりついたらいつも雨降り
元ブルーコメッツ  ブルーシャトー

ああ…、私の青春の時代がぶり返す。
私の中学から高校時代に流行った歌たちです。
私の好きだった女性(ヒト)は、
ゴールデンカップスが好きだった。
(それがどうした)
しかし、こういうときに出る面々は、
なんか品がない顔をしている人が多い。
それなりの歳をとっているのなら、
それなりの年輪を感じさせて欲しい。
あまりいい生き方をしていたように思えない。
「こういう番組に出て欲しい」
といわれたら、ほいほいと出ている感じだ。
全部がそういう人ではないと思うが…。
その点、沢田研二がこういう番組に出ないのがいい。

いろいろどうでもいいのがあって、
私にとって憧れの人が登場した。
それは、小沢昭一です。
もう、小沢さんを見ているだけで、
私は涙が出てきてしまいそうです。
そうなんです。
今日は、この人を観るために、
この番組にチャンネルを合わせているんです。
高嶋礼子と話しているときに、
ハーモニカの超絶技巧を披露した。
ああ、あれは、
ハーモニカを教えてくれた人と
同じように持って吹いたので
左右を逆にして吹いているんだな、と
思ってしまった。

私のケーナもどうなんだろう?
私はほんとうの正しい吹き方を知らない。
そんなことはどうでもいいか。

最後になんと、
「サルビアの花」を歌うというので、
早川義夫が出てきた。
正直いって、「なんでおまえが出るんだよ」
という想いだった。
こんな晴れがましいステージでは、
早川義夫を聴きたくない。
所沢のちっちゃなところが相応しい。
それに、協演がバイオリンの女性だった。
梅津さんはどうした?という想いです。
あのサックスが聴きたい。
NHKだからといって、かっこつけんな、といいたい。
いや、梅津さんの都合がわるかったのかな。

コメント
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